夏の思い出 (|| ゜Д゜)
小学二年生の頃に車で家族旅行に行きました。
夜に出て朝早くに着いたのですが、流石にどこも開いてませんでした。
まあ、私達子供は広い駐車場で走り回って遊んでましたが。
お城の開館時間になって皆で天守閣に上りました。
ここでも私達は走り回っていたら、叱られました。
他の子は先に下に降りたのですが、私は叔母達と残りました。
しかし、すぐに皆を追って下に降りたのですが、降りてきた階段の裏側にあるはずの下に降りる階段が見つかりませんでした。
引き返して降りてきた階段に戻ってと、何度か繰り返したのですが見つかりません。
今まで同じ方向に回っていたので今度は逆回りに行ってみました。
前は角を曲がった回数は数えていなかったので、今度は一回、二回、三回と数えて回りました。
次の角は降りてきた階段になるのですが、
なんだか怖くなってきて、引き返しました。
この階に降りてきたときはカップルがいて、一緒に降りるのは悪いかなと思って少し時間を置いて階段に行ったのですが、何度探しても階段がないのです。
開館すぐのせいか私達家族以外はそのカップルしか姿は見ていません。
もう下に降りる階段を探すのは止めて、上にいる叔母達のところに戻りました。
上で叔母達を探すとまだ外にでて風景(おしゃべり?)を楽しんでいました。
私はホッとしましたが、もうここから降りたくて叔母に「もう、降りようよ。」と駄々をこねて一緒に降りてもらいました。
階段は見つかり無事に降りることができました。
階段を何度探しても見つからなかったことを姉や叔母に言っても「あと一回曲がったらあったんじゃない。」と言って笑われましたが最後は三回角を曲がっても無かったんですよね。
それにあの時はどうしても角をあと一回曲がりたくなかったんです。
あの時一階上に叔母達が居なかったら、もし角を四回曲がって一周していたら、私はあの天守閣から降りることができたのかな。と思うことがあります。
何十年たっても不思議で少し怖い思い出です。(>_<)