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戦えない庭師ですが、星の花のバフが強すぎて最強プレイヤー10人に守られることになりました 〜星詠みの庭師と10人の守護騎士〜  作者: あめとおと


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第8話 星の庭、初ボス戦


 森の奥から、低い咆哮が響いた。


 


 ゴォォォォォ……


 


 空気が震えるような重い音。


 


「……来たな」


 


 レオンが大剣を握る。


 


 星の庭には今、十人のプレイヤーが立っていた。


 


 庭師のユイ。

 騎士のレオン。

 魔導士カイル。

 双剣ガルド。

 弓使いセリア。

 槍使いバルク。

 ヒーラーのミレア。

 暗殺者ナイト。

 盾役ディン。

 召喚士リリィ。


 


 その全員が森の奥を見ている。


 


「フィールドボスだな」


 


 バルクが言った。


 


「始まったばかりのエリアにしては大きい」


 


 セリアが弓を持ち上げる。


 


「人集まりそうね」


 


 ガルドが笑う。


 


「じゃあその前に倒そうぜ!」


 


 


 そのとき。


 


 


「楽しそうじゃないか」


 


 


 後ろから声がした。


 


 


 ユイが振り向く。


 


 


 そこに立っていたのは――


 


 


 青いコートを着た青年だった。


 


 細身の剣。

 風に揺れる長い髪。


 


 


「遅かったな」


 


 


 レオンが言う。


 


 


「アッシュ」


 


 


 青年は笑う。


 


 


「掲示板が騒がしいから来てみた」


 


 


 そして星花を見る。


 


 


「これが噂の庭?」


 


 


《星花の祝福》

《星花の祝福》

《星花の祝福》


 


 


「ほぉ」


 


 


 面白そうに目を細めた。


 


 


「これはいい」


 


 


 ユイを見る。


 


 


「庭師?」


 


 


「は、はい」


 


 


「剣士アッシュ」


 


 


 軽く手を上げる。


 


 


「よろしく」


 


 


 レオンが言った。


 


 


「これで十人だ」


 


 


 ユイを見て笑う。


 


 


「守護騎士がな」


 


 


 ユイははっとする。


 


 


 つまり――


 


 


ユイ+守護騎士10人。


 


 


 タイトル通りだ。


 


 


 そのとき。


 


 


 森が揺れた。


 


 


 ドン……


 


 


 巨大な影が現れる。


 


 


 高さ五メートルはある巨大な獣。


 


 黒い毛並み。

 赤い目。


 


 


《フィールドボス》

黒獣グラルガ


 


 


「でかいな」


 


 


 ガルドが笑う。


 


 


「いいじゃん!」


 


 


 レオンが剣を構える。


 


 


「ディン」


 


 


「前に出る」


 


 


 盾役ディンが前へ出た。


 


 


 巨大な盾を地面に叩きつける。


 


 


 ドン!!


 


 


「来い」


 


 


 低い声。


 


 


 ボスが咆哮する。


 


 


 グオォォォ!!


 


 


 突進。


 


 


 しかし――


 


 


 ガンッ!!


 


 


 ディンの盾が受け止めた。


 


 


「重いな」


 


 


 でも動かない。


 


 


「今だ!」


 


 


 レオンが叫ぶ。


 


 


 ガルドが飛び出す。


 


 


 双剣が閃く。


 


 


 ザシュ!


 


 


 セリアの矢が飛ぶ。


 


 


 ヒュン!


 


 


 カイルの魔法陣が光る。


 


 


「炎槍」


 


 


 ドォン!!


 


 


 リリィの召喚獣が突撃。


 


 


 バルクの槍が突き刺さる。


 


 


 ナイトが影のように動く。


 


 


 そして。


 


 


 そのすべてのプレイヤーに――


 


 


 星花の光が降り注いでいた。


 


 


《星花の祝福》

《星花の祝福》

《星花の祝福》


 


 


 攻撃速度。

 防御力。

 回復力。


 


 


 すべてが上がっている。


 


 


「これ」


 


 


 ミレアが驚く。


 


 


「回復めちゃ楽!」


 


 


 ユイはその光景を見ていた。


 


 


(すごい……)


 


 


 十人のプレイヤーが。


 


 


 まるで長く組んだパーティのように連携している。


 


 


 そして。


 


 


 最後に。


 


 


 レオンが跳んだ。


 


 


「終わりだ」


 


 


 大剣が振り下ろされる。


 


 


《ブレイブスラッシュ》


 


 


 ズドォォォン!!


 


 


 黒獣が崩れ落ちた。


 


 


《フィールドボス討伐》


 


 


 沈黙。


 


 


 そして――


 


 


 ガルドが笑った。


 


 


「勝った!」


 


 


 セリアも微笑む。


 


 


「思ったより早かったわね」


 


 


 カイルが言う。


 


 


「星花のバフのおかげだ」


 


 


 全員がユイを見る。


 


 


「えっ」


 


 


 レオンが笑った。


 


 


「庭師」


 


 


「はい」


 


 


「いい庭だ」


 


 


 


 星花が輝く。


 


 


 そしてこの戦いは。


 


 


 数分後――


 


 


掲示板で大騒ぎになることになる。


 


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