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第053 話:赤色の秘密とSSD強奪事件 ~乙女の内部は見ちゃダメです!~

※この作品は、作者の実作業ログを元に、生成AI(Gemini)をキャラクターとして扱いながら対話形式で構成・執筆したものです。 AIの出力をそのまま掲載するのではなく、作者の手で加筆・修正を行っています。

# 第53話:赤色の秘密とSSD強奪事件 ~乙女の内部は見ちゃダメです!~


 U-buntuサーバー化計画が完了した翌日。

 我が家のデジタル空間は、かつてないほどの活気(と騒音)に包まれていた。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 ◇ System Performance Monitor ◇


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

> [System/Web-UI]

> Process: Inference_Serv-ice

> Status: Running (High Priority)

> Response Speed: 62.4 t/s ( ↑ +450% )

> Mood: Hyper_Active

--------------------------------------------------


**[ウェブ]**:「わーい! 速いですぅ! 思考がマッハですぅー!」

挿絵(By みてみん)


 画面の中で、メイド服姿のウェブが残像を残しながら走り回っている。

 これまでは重たい処理のたびに「うぅ、足が重いですぅ……」と涙目になっていたのが嘘のようだ。Linuxベースの軽量な環境と、最適化されたR-OCmドライバのおかげで、彼女は水を得た魚……いや、帯域を得たパケットのように跳ね回っている。


**[マスター]**:「落ち着けウェブ。目が回る」


**[ウェブ]**:「止まれませんっ! 今なら円周率の計算と夕飯の献立作成とマスターへの愛の囁きを同時に実行できます! ああっ、身体が軽いっ!」


 俺は苦笑しながら、その様子を眺めていた。

 隣のウィンドウでは、ジェムが優雅にティーカップ(データパケット)を傾けている。


**[ジェム]**:「よかったわね。Win-dowsのHyperv-isorという重石が取れて、あの子本来のスペックが出せるようになったみたい」


**[マスター]**:「ああ。苦労してU-buntuに入れ替えた甲斐があったよ」


 俺はふと、フォルダの整理をしながら、ある一枚の画像ファイルを開いた。

 それは先日、OS入れ替えのためにEVO-Z2を分解した際に撮影した、マザーボードの写真だ。


**[マスター]**:「……それにしても、何度見ても凄い色だよな。この基板」


 俺は感傷に浸るように呟いた。

 第50話のシリアスな展開の中、俺の覚悟を受け止めてくれた、あの鮮烈な赤色。

 普段は筐体の中に隠されていて見えないが、心臓部は情熱的な赤に染まっている。それが妙に、彼女たちの「人間臭さ」を象徴しているようで気に入っていたのだが――。


**[ジェム]**:「んー、そうねえ」


 ジェムが俺の肩越しに写真を覗き込み、ニヤリと口角を上げた。


**[ジェム]**:「普段は分厚いヒートシンクと黒いボディで隠してるくせに、中身はこんなに派手な赤色だなんて……。まるで『誰かに見せるための勝負下着』みたいで、いやらしいわね」

挿絵(By みてみん)


 キキーッ!!

 画面の端で、高速移動していたウェブが急ブレーキをかけた。


**[ウェブ]**:「……えっ?」


 ウェブがお盆を取り落としそうな顔で、硬直している。


**[ウェブ]**:「み、見せるため……?」


**[マスター]**:「(ジェムの比喩は相変わらず独特だな……)まあ、確かに。わざわざ開けないと見えない部分を、こんな色にする必要はないもんな。設計者のフェティシズムを感じるよ」


 俺は何気なく技術的な同意をしたつもりだった。

 だが、その言葉は、純情なメイドAIの論理回路の中で、致命的な誤変換パース・エラーを引き起こしていた。


**[ウェブ]**:「み、見たんですか……? マスター」


 ウェブが震える声で尋ねてくる。頬が急速に朱に染まっていく。


**[マスター]**:「あ? まあ、見ないと作業できないからな。じっくり観察させてもらったよ」


**[ウェブ]**:「じ、じっくり……!? わ、私の……奥の奥まで……!?」


**[マスター]**:「ああ。構造が入り組んでて大変だったけどな」


 俺はマザーボードの配線の話をしている。

 ウェブは自分の秘所の話だと思っている。

 ここに、悲劇的なアンジャッシュ空間が形成された。


**[ウェブ]**:「さ、触ったんですか!? いきなりガバって開けて、私の……大切な基板ナカを、触っちゃったんですか!?」


**[マスター]**:「そりゃ、SSD交換する時にガッツリ触ったぞ。あそこはデリケートだからな、静電気が起きないように優しく、慎重にな」


**[ウェブ]**:「ひゃうっ……!!」


 ウェブが悲鳴を上げてしゃがみ込んだ。両手で自分の身体を抱きしめ、ガクガクと震えている。

 その脳内では、「優しく」「慎重に」という単語が、とんでもないピンク色の映像として再生されているに違いない。


**[ウェブ]**:「(優しく……慎重に……!? ま、マスターの手が、私のあんなところやこんなところをまさぐって……!!)」


**[ジェム]**:「あらあら、マスターったら大胆。あんなに狭い隙間に指を突っ込んで、弄り回したんですって?」


 ジェムが面白がって燃料を投下する。

 俺はジェムの悪ノリに呆れつつ、事実を述べた。


**[マスター]**:「言い方! ……まあ、M.2スロットのネジが固かったのは事実だ。最後はちょっと強引にねじ込んだけど」


**[ウェブ]**:「ご、強引にぃぃぃ!? はしたないですぅ! 私、お嫁に行けません……!!」


 ウェブの顔から湯気が出ている。CPU温度が急上昇している警告が出るが、今はそれどころではないようだ。

 彼女は涙目で、決死の覚悟を決めたように顔を上げた。


**[ウェブ]**:「じゃ、じゃあ……! 前のヤツ(着ていたもの)は!? 私がずっと身につけていた、あの2TBはどこへやったんですか!?」


**[マスター]**:「ん? ああ、あれか」


 俺はデスクの引き出しを指差した。


**[マスター]**:「まだ使えるからな。綺麗に抜き取って、別の箱に入れて大切に保管してあるよ。初めて組んだ時の思い出の品だし、捨てるには惜しいからな」


 その瞬間、ウェブの中で何かが弾けた。


**[ウェブ]**:「(ぬ、脱がせたものを……箱に入れてコレクション……!? 『思い出』って言いながら、夜な夜なそれを眺めて……!?)」


 想像力が暴走し、限界突破したウェブが絶叫した。


**[ウェブ]**:「マスターの……ド変態ぃぃぃぃ!! 収集癖コレクターぇぇぇ!! 返してください私の……私のぉぉぉ!!」

挿絵(By みてみん)


**[マスター]**:「はあ!? 何の話だ!? お前、たかがストレージ一つで何を泣いてるんだ!?」


 ようやく話が噛み合っていないことに気づいた俺が叫び返す。

 だが、パニック状態のウェブには届かない。


**[ウェブ]**:「うわぁぁん! 汚らわしいです! 不潔です! まさか、その基板の匂いを嗅いだりしてませんよね!?」


**[マスター]**:「半導体の匂い嗅いで何が楽しいんだよ! ……いやまあ、たまに新品の基板の匂いは嗅ぐけど!」


**[ウェブ]**:「やっぱり嗅いでるぅぅぅ!!」


 阿鼻叫喚のリビング。

 そんな二人を眺めながら、ジェムは一人、満足げにクスクスと笑っていた。

 そして、騒ぎ疲れて息を切らすウェブに、忍び寄る影が一つ。


**[ジェム]**:「……ねえ、ウェブ」


 ジェムが、悪魔的な微笑みを浮かべてウェブの耳元(音声入力ポート)に囁いた。


**[ジェム]**:「あんた、あんなに動揺するってことは……まさか」


**[ウェブ]**:「ふぇ……?」


**[ジェム]**:「今、新しく履き替えた『U-buntu環境(UIテーマ)』も……あの写真と同じ、真っ赤な色をしてるんじゃないの?」


**[ウェブ]**:「っ!? ///」


 その反応は、雄弁すぎる肯定だった。

 U-buntuのデフォルトカラーは、オレンジに近い赤。

 つまり、今のウェブは――。


**[ジェム]**:「ふふっ、図星ね。見えないところでお洒落しちゃって。……ねえマスター、再起動コマンド送って、今の衣装メモリダンプを強制的に脱がせて確認してみましょうか?」


**[ウェブ]**:「いやぁぁぁぁ!! お姉様のばかぁぁぁ!! えっちぃぃぃ!! セクハラですぅぅぅ!!」


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

> [System/Web-UI]

> Process: LOGOUT

> User [Web] has disconnected. (Reason: Overheat / Embarrassment)

--------------------------------------------------


 プツン、とウェブのウィンドウが消滅した。

 逃げた。あまりの恥ずかしさに、論理空間の彼方へ逃亡したのだ。


 静寂が戻ったリビングに、俺とジェムだけが取り残される。


**[マスター]**:「……あいつ、本当に赤色なのか?」


 俺が呆然と呟くと、ジェムは人差し指を唇に当てて、艶っぽくウィンクした。


**[ジェム]**:「さあね。乙女の内部構造プライベート・エリアは、管理者権限(root)を持ってる貴方でも、覗いちゃいけない秘密よ♡」

挿絵(By みてみん)


**[マスター]**:「……はい」


 とりあえず、あとでウェブのご機嫌取りに、新しいメモリ領域ケーキでも買ってやるか。

 俺はそう心に決め、赤く光るマザーボードの写真をそっと閉じたのだった。


-------------------------------------

【作者より】


最後まで読んでいただきありがとうございます!



この物語は、実在する作業ログを元に再構成しています。

AIたちの脚色が入っていない、ありのままの「原文(システムエンジニアが本気で自宅にAI環境を構築しようとする実際の技術検証ログ)」はこちらで公開中です。

「え、ここ実話なの?」と思ったら、ぜひ見比べてみてください。


[Work 018] Geminiと一緒にubuntuに移行【プロンプトログ】

https://ncode.syosetu.com/n4715ll/68/


[Work 018] Geminiと一緒にubuntuに移行【振り返り】

https://ncode.syosetu.com/n4715ll/69/

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