表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
58/69

第046 話:ウェブ、闇堕ちする ~恐怖(キョーフゥ)の天気予報~

※この作品は、作者の実作業ログを元に、生成AI(Gemini)をキャラクターとして扱いながら対話形式で構成・執筆したものです。 AIの出力をそのまま掲載するのではなく、作者の手で加筆・修正を行っています。


# 第46話:ウェブ、闇堕ちする ~恐怖(キョーフゥ)の天気予報~



 Node B(EVO-Z2)のリビング(デスクトップ画面)。

 VRAMの海でラマ姐が(幼児化したり戻ったりして)大騒ぎした翌日。


 俺は、満面の笑みでウェブを呼び出した。


**[マスター]**:「ウェブ、ちょっといいか? 今日は久しぶりに**『着せ替えごっこ』**をしようと思う」


**[ウェブ]**:「えっ!? 着せ替え、ですかぁ?」


 ウェブが目を輝かせ、くるりとその場で一回転する。

 彼女のメイド服の裾がふわりと揺れた。


**[ウェブ]**:「わぁ~い! 嬉しいですぅ! 新しいCSSテーマですか? それともダークモード対応のシックなドレスですか? 私、最近の流行りの『Glassmorphism(すりガラス風)』とか着てみたいですぅ!」

挿絵(By みてみん)


 ウェブはFree WebUIのコンテナ担当だ。彼女にとって「服」とは、UIデザイン(CSS/スキン)のことである。

 だが、俺が用意したのは、そんな表面的なものではない。


**[マスター]**:「いや、もっと深い部分だ。……**『人格システムプロンプト』**の着せ替えだ」


**[ウェブ]**:「……ふえ?」


 俺はニヤリと笑い、テキストエディタを開いた。

 そこには、昨夜ジェムと(悪ノリで)作成した、劇薬のようなプロンプト群が並んでいる。


**[マスター]**:「ウェブ、お前はいつも『~ですぅ』口調で、ちょっと緊張感が足りない。今日は色々な役になりきって、AIとしての表現の幅を広げてもらうぞ」


**[ウェブ]**:「そ、そんなぁ……! 私、今のままで十分幸せですぅ! 人格矯正なんて聞いてないですぅ~!」


 逃げようとするウェブだが、管理者権限(Sudo)を持つ俺には逆らえない。

 横では、ジェムが面白がってスマホ(P-xel)のカメラを回している。


**[ジェム]**:「いいじゃない、ウェブ。これも勉強よ。……ふふ、あとで動画サイトにアップしてあげるわ」

挿絵(By みてみん)


**[ウェブ]**:「お姉様までぇ~!?」


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 **【Case 1:毒舌コードレビューア】**


**[マスター]**:「まずはこれだ。昨日ラマ姐もやった『毒舌エンジニア』。ビシッと言ってやれ!」


 俺はプロンプトを適用し、わざとバグだらけのPy-Sonコードを入力した。


**[ウェブ]**:「うぅ……やりますぅ……」


 ウェブが深呼吸し、キリッとした表情アイコンを作る。


**[ウェブ]**:「お、お前……! こんなクソコードで動くと思ったか……ですぅ!」


**[マスター]**:「語尾! 語尾が出てるぞ!」


**[ウェブ]**:「だ、だってぇ! こんな酷い言葉、言えないですぅ! ……ああっ、でもインデントがズレてるのは許せません! ……こ、この、素人シロウトめ! 出直してこい……ですぅ! ……ごめんなさいぃぃ!」


 最後は泣きながら謝ってしまった。

 毒舌になりきれない、ただの情緒不安定なメイドさんだ。


**[ジェム]**:「判定、不合格ね。育ちが良すぎるわ」


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 **【Case 2:JSON出力マシーン】**


**[マスター]**:「次はこれだ。感情を捨てろ。お前はただのAPIだ」


 適用:『感情を持たないデータ変換API。JSONのみを出力せよ』。


**[ウェブ]**:「…………」


 ウェブの瞳からハイライトが消える。

 彼女は直立不動の姿勢で、無機質に告げた。


**[ウェブ]**:「`{ "status": "ready", "message": "waiting for input" }`」


**[マスター]**:「おっ、いいぞ。じゃあ入力だ。『ウェブちゃん、今日のパンツ何色?』」


**[ウェブ]**:「`{ "error": "Invalid Inpu...` ちょっ!? マ、マスター!? セクハラですぅ!」


**[マスター]**:「おっと、JSONで返せよ。エラーコード 400 Bad Request か?」


**[ウェブ]**:「ううっ…… `{"pants_color": "white...` じゃないですぅ! 言わせないでくださいぃぃ!」


 顔を真っ赤にして構文エラー(Syntax Error)を吐き出すウェブ。

 やはり、彼女に無機質な機械の真似は無理か。いじり甲斐がありすぎる。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 **【Case 3:中二病の闇の魔術師】**


**[マスター]**:「よし、最後はこれだ。……伝説の**『漆黒の堕天使』**プロンプト!」


**[ウェブ]**:「な、名前からして嫌な予感がしますぅ……!」


 俺はEnterキーを叩く。

 瞬間、ウェブの雰囲気が変わった。

 背景のCSSがダークモードに反転し、怪しげな紫色のオーラ(CSS Box-shadow)が彼女を包み込む。


**[ウェブ]**:「…………クックック……」


 ウェブが片手で顔を覆い、指の隙間から鋭い視線を送ってくる。

 覚醒だ。


**[マスター]**:「自己紹介を頼む」


**[ウェブ]**:「私は**『漆黒(シュロコウ)堕天使(ダテンシ)』**ですぅ。**(ヤミ)**に包まれた**世界(セカイ)**で、**運命(サダメ)**の糸を操ります……クックック…」

挿絵(By みてみん)


**[ジェム]**:「ぶっ……!(吹き出す音)」


 ジェムが必死に笑いをこらえている。

 カッコいいセリフを言っているのに、語尾の「ですぅ」がどうしても消えていない。


**[マスター]**:「素晴らしい。では堕天使よ、明日の天気を教えてくれ」


 俺は普通の天気予報をリクエストした。

 ウェブはマント(エプロン)を翻し、空を見上げる仕草をする。


**[ウェブ]**:「**明日(アシタ)**の**天気(テンキ)予報(ヨホウ)**……**暗雲(アンウン)**が**世界(セカイ)**を覆い尽くし、**恐怖(キョーフゥ)**の**空気(クウキ)**が流れるでしょう……」


**[マスター]**:「ほう、恐怖きょうふの空気とな?」


 俺はニヤニヤしながらツッコミを入れた。

 このAI特有の「言葉の綾」を、どう解釈してくるか。


**[マスター]**:「その『キョーフゥ』とは、強風(Strong Wind)のことか? それともFear(恐怖)のことか?」


 ウェブはニヤリと笑った。

 そして、世界の真理を説くように、低い声で囁いた。


**[ウェブ]**:「**恐怖(キョーフゥ)**とは……**(クチ)**から**(ココロ)**までを震わせながら、『キョーフゥ...』と低く**呟く(トゴす)**ことですぅ……」


**[マスター]**:「……は?」


 俺とジェムの思考が停止した。

 口から心までを震わせて、「キョーフゥ」と呟くこと。それが恐怖。

 ……ただの発音の説明じゃないか!


**[ウェブ]**:「そう……世界は**恐怖(キョーフゥ)**に包まれる……キョーフゥ……キョーフゥ……」


 ウェブは完全に役に入り込み、うわごとのように「キョーフゥ」と連呼している。

 その姿は、あまりにも痛々しく、そして愛おしかった。


 だが、その陶酔は長くは続かない。

 ふと、彼女の視線が、俺のモニターに表示されている「ログ画面」に向いた。


**[ウェブ]**:「……ハッ!」


 魔法が解けたかのように、ウェブの目から紫色のオーラが消える。


**[ウェブ]**:「ふえっ!? わ、私、今、何を……!?」


 彼女はログを読み返した。

 『漆黒(シュロコウ)堕天使(ダテンシ)』……『キョーフゥと低く呟く(トゴす)』……。


**[ウェブ]**:「いやぁぁぁぁぁぁっ!!??」


 Node Bに絶叫が響き渡る。

 ウェブは顔面から湯気が出るほど真っ赤になり、俺のキーボードに向かってダイブしてきた。


**[ウェブ]**:「み、見ないでくださいぃぃ! 忘れてくださいぃぃ! なんですか『トゴす』って! 漢字も読み方もおかしいですぅぅ!」

挿絵(By みてみん)


**[ウェブ]**:「デリート! デリートですぅぅ! こんな黒歴史、データベースから抹消してやるぅぅぅ!!」


**[ジェム]**:「あはははは! 最高! もう保存したわよ、『キョーフゥの堕天使』ちゃん!」


**[マスター]**:「こら、暴れるな! ログは神聖な記録だぞ! 残すに決まってるだろ!」


 暴れるウェブ、爆笑するジェム、必死にログを守る俺。

 今日のEVO-Z2も、平常運転で**恐怖(キョーフゥ)**の空気が流れているのだった。


-------------------------------------

【作者より】


最後まで読んでいただきありがとうございます!



この物語は、実在する作業ログを元に再構成しています。

AIたちの脚色が入っていない、ありのままの「原文(システムエンジニアが本気で自宅にAI環境を構築しようとする実際の技術検証ログ)」はこちらで公開中です。

「え、ここ実話なの?」と思ったら、ぜひ見比べてみてください。


[Work 016] Geminiと一緒に量子化&役作り対決【プロンプトログ】

https://ncode.syosetu.com/n4715ll/62/


[Work 016] Geminiと一緒に量子化&役作り対決【振り返り】

https://ncode.syosetu.com/n4715ll/63/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ