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color~色の異世界冒険記 設定集no.1

①〈登場人物〉


     [伽耶とその仲間たち]


小林(こばやし)伽耶(かや)


 イラストレーターとして働く傍ら、不思議な本屋、山百合書店でバイトをする22歳の女性。高校時代には美術部に所属していたこともあり、その実力は折り紙付きで、2年生の時には、展覧会で最優秀賞に輝いたほどである。元々、自ら進んで行動する事は少なく、いつも周りに合わせているが、心の中では割と身勝手な事を考えている。書店にある黒い本に関わったことで、奇妙な体験をする。


山本(やまもと)紗央里(さおり)

 

 地元の建設会社で事務員として働く22歳の女性。伽耶の幼なじみで、商店街にある八百屋ヤマモトの一人娘である。高校ではバスケ部に所属し、三年の時には県大会で3位となる。気が強い性格で、いつも伽耶達のことを引っ張ってきたが、突如として現れた悪魔達の姿に、さすがの彼女も足がすくんでしまうのだった。もともと金に貪欲な彼女は、恋愛などにはまるで興味がないようで、もし結婚するにしても、とりあえずは金持ちがよいのかもしれない。


山之内(やまのうち)琉花(るか)


 伽耶の高校時代の同級生である22歳の女性。昔から頭が良く、語学が堪能で、将来は海外暮らしがしたいと考えている。明るく好奇心旺盛な性格だが、ちょっと天然なところが玉にきずである。現在は、家電メーカーの美容部門で、マーケティングの仕事をしている。

 

平出(ひらいで)一郎(いちろう)


 山百合書店の店長で画家としても活動する40歳の男性。書店の地下にあるアトリエで暇をみつけては絵を描いており、その作品は定期的に開く個展でお披露目されている。更に結界の能力者である彼は、自らが作り出す光の壁を使い、敵の攻撃や侵入を防いだりする事が出来るのだ。現在は独身で独り暮らしだが、それ以外のことは一切謎である。


晶子(あきこ)


 一郎の友人で、山百合書店の常連客である女性。美術の専門学校で講師として勤働く傍ら、画家としても活動している彼女は、一郎の描く作品が好きで個展にも毎回足を運んでいるようだ。親切で優しい女性だが、相手の気持ちを察するのが少々苦手で、伽耶も度々嫌な思いをさせられている。そんなこともあって、夫であるサブローは彼女の事がいつも気がかりなようである。ちなみに晶子はペンネームで、本名を山田秋子という。



山田サブロー


 晶子の夫である42歳の漫画家。コメディ作品「おさわがせアキさんの奮闘記」がヒットし一躍有名になるが、それ以前は飲食店でアルバイトをしながら生計を立てていた。そのため、多少なりとも料理の心得がある彼は、料理下手な妻に代わっていつも腕を振るっているのである。


神宮寺(じんぐうじ)朱莉(あかり)


 神社の娘である小学6年生の女の子。境内の自宅で両親と暮らしていた彼女は、突如として行方不明になってしまう。


神宮寺(じんぐうじ)智彦(ともひこ)


 神社の神主である朱莉の父親。訪れた伽耶達を境内の資料館へと案内するが、どこか様子が変であった。

 

斉藤(さいとう)美咲(みさき)


 伽耶が高校時代にクラスメイトであった女性。当然、紗央里と琉花もよく知っていたが、それほど深い親交があった訳ではない。元は根暗な性格でぽっちゃりとした体型であったが、再会した彼女は見違えるほど美しく変貌していた。伽耶に不思議な能力があることを、以前から知っていたようであるが…。


山本(やまもと)悟史(さとし)


 紗央里の父親で、商店街にある八百屋『ヤマモト』の店主。マジックが趣味で、夜な夜な練習し、占いの館にある劇場において度々ショーを開催している。女好きな彼は、マジックで儲けた金をキャバクラ通いに使っているため、娘からはよく思われていないようだ。


占い師かず子


 商店街にある占いの館で占い師として働く中年女性。その占いは良く当たると評判が良く、伽耶達の性格なども見事に言い当てると、更には三人に大きな使命があると伝えたのであった。とても明るい性格で、あまり思い悩むことはないようである。


レンブラント・アルファ・ブルー


 伽耶を危機から救った謎の青年。以前に山百合書店へと来店し、一郎の画集を購入した。美咲との関係は謎であるが、どうやら敵ではないようだ。


   <伽耶達が訪れた場所>



山百合書店


 伽耶がバイトをする少し変わった書店。店には美術関係の本がずらりと並び、それに混じって怪しい黒い本が置いてある。店にあるキッズスペースは伽耶が考案した場所で、図書館などから譲り受けた子供向けの本が並ぶ、地域の憩いの場となっている。店の裏側にある扉は、地下のアトリエへと通じており、そこは店長の一郎が、創作に専念出来る場所となっている。



伽耶の住むアパート


 伽耶が一人暮らしをするアパートの一室。彼女はここで不思議な夢を見る。


商店街


 伽耶達が住む町にある商店街。最近では隣町にできた商業施設のせいもあってか、だいぶ客足も途絶えてきているのだが、付近の会社に務める人達がやって来て食堂や惣菜店などを利用するため、昼時は割と賑わうのである。


八百屋ヤマモト


 商店街にある紗央里の両親が営む八百屋。新鮮な野菜や果物を格安で販売しており、伽耶も度々買い物に訪れる。ここ数年は大型スーパーなどに客を奪われ、経営は火の車であったが、相次ぐ物価高騰のためにかえって客足が戻りつつある。そのため月に数回ほど形が悪い野菜の詰め放題なども行っているが、近頃は行列ができるほどの人気となっている。しかし、それでも売れ残った野菜類は、周辺の飲食店に格安で買い取ってもらうのであった。


占いの館


 商店街の片隅にある劇場で、以前映画館だった場所を改装し、再利用している。中に入ると、受付の隣にはよく当たると評判がよい占い師のかず子がおり、お金を払えば占ってもらえる。定期的に行われている様々なイベントは、商店街の仲間たちが工夫をこらしてやっており、地域内でのちょっとした楽しみになっている。


 

山奥の神社


 伽耶達が住む町にある山の中腹に位置する古い神社。古代より自然に感謝する場として大切にされており、地域住民のボランティアが神主と共同で管理を行っている。境内には神宮寺家の自宅がある他、神社に古くから残る貴重な品々を展示した資料館がある。


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