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神様にお願いされちゃった!  作者: しげん
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新しい土地

俺は今、商業ギルドに来ていた。屋敷裏の川までの土地の持ち主に掛け合って売ってくれるか聞くためだ。


「すみません、家の裏の川までの土地は、誰が持っているかわかりますか?」


「はい、パルマが承ります。あそこ一帯はギルドの所有になっています。上の者に聞いてまいりますので、お待ちいただけますか?」


「よろしくお願いします。」


「お待たせいたしました、ギルド長のオリバーと申します。あそこ一帯の土地は死に土地になってしまっているのです。大きな屋敷が隙間なく建っている為に、裏の土地に行けないのです。」


「私は、屋敷の幅で川までの土地を買いたいのです。30×50=1500m²くらいでしょうか。」


「私達は、あの土地を利用出来るなら全て端から端まで8km×50m=40万m²(0.4km²)を買っていただきたいと、思っています。」


「値段はいくらになりますか?」


「本来の土地価格でしたら1m²大銀貨8枚が相場ですが、この土地は何処にも出られない死に土地です。全部で大金貨2枚200万ペソで、いかがですか?」


「わかりました、この事については領主様の判断を待って決めたいと思います。それでは、領主様の所に行って来ます。」


手土産は、サン◯リーの山崎12年にした。


「本日は、幸せ私の私的な事でご迷惑を、掛けて申し訳ありません。」


「それで、何の用だ!」


「先ずは、こちらをどうぞ。私からの只の気持ちで有ります。(山崎12年を渡す)私の屋敷裏から50m程に川が有ります。そこを買いたいと商業ギルドに確認したら商業ギルドの土地でした。それで、屋敷の裏1500m²買いたいと申しましたら、どこにも出口がない土地なので、8kmほどある土地全部で、40万m²を買ってくれないか?との事でそんな大きな土地を商人が、所有して良いものか、領主様に判断を仰ぎに参ったのです。」


「誰も使えぬ土地を買ったのだろう、何の問題も無いな。所で先程の酒は美味いのか?」


「樽詰めして12年熟成した物にございます。ただし、酒精がとても強う御座います、小さな盃か、水で割ってお飲みください。味は保証致します。間違って量を飲んでしまわれたら、奥方様から叱られるのは覚悟してください。二度と飲ませない迄あるかと愚考します。」


「酒の話は置いといて、土地の契約には私が立会人になろう。誰にも文句は言わせぬでな。ハッハッハ!」


「本当に飲みすぎればまずいのか?」


「確実に御座います。」


領主の馬車に乗って商業ギルドに移動した。


「ようこそ、領主様如何様なご用向きでしょうか!」


「シゲルの土地の契約の立会人として来たのだ。」


「それでは、こちらの40万m²の土地の契約を致します。領主様、しシゲル様、そしてギルド長のオリバーが承ります署名しましたのでこちらの土地は200万ペソでクローバー商会の物になりました。ありがとうございました。」


つつがなく契約は、終わった。


「領主様、本日はお忙しい中、誠にありがどうございました、」


ここでシゲルは領主を、驚かせてやろうと思い、GODショッピングでランクル300を買った。


「シゲルよ゙、そこにある鉄の箱は何だ?」


「領主様、これは馬がいらない馬車です。乗ってみますか?」


「良いのか?それでは乗せてもらおうかな。」


助手席のドアを開けて「こちらから、お乗りください。それでは、お屋敷まででよろしいですか?」


「うむ、頼む!何と言う乗り心地、それに早いな。もう着いてしまった。。」


「この車の本領は、街道や悪路を走ることです。それに燃料さえあれば休むこともありません。それではここで失礼します。」


「ま、まて!門から外に出て少し走ってくれないか?この近くの街道には、モンスターも近づかない。」


「わかりました。それでは行きますね。(街中は30kmぐらいで走る)」


「それにしても早いのう!」


街から出た。


「行きますよ!シートベルトをして、何かに摑まっててくださいね゙。」(シートベルトを着けてやる)


思いっ切りアクセルを踏み込んだ。


「何と言う速さだ、30分でガーベラに着いてしまった。馬車だと2日かかるのに、はあ~、シゲル、これを売ってくれ!」


「燃料代が高いですよ。満タンにしたら王都までなら往復出来ますが、燃料代リッター300ペソで、80リッター入るので1回に、24000ペソかかります。大金貨2枚が飛びます。それに馬では付いていけません。」


「そうか、仕方ないな、はあ~」


「それでは、帰りましょう。」


領主様の屋敷に着いても、まだ物欲しそうな顔をしていた。


「本日は誠にありがとうございました。」 


「こちらも、楽しませてもらった。ありがとう!」


これで、土地の開発を頑張るか!とシゲルは、張り切るのであった。

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