奴隷を買いました。
大工の手配をしてからミゲルさんの店に戻った。
「ミゲルさん、店員を雇いたいのですが、どうしたら良いと思いますか?」
「一番良いのは奴隷を゙買うことをお勧めします。契約で縛られますから、秘密の保持や金銭の誤魔化しなどを゙防げます。良ければ、奴隷商を゙紹介しますけどいかがですか?」
「一緒に行ってもらえますか?」
「ええ、もちろん一緒に行きましょう。」
奴隷商に着いたら大きなお姉さんがいた。
「この店の主のカトリーヌと申します。どのような奴隷を゙お探しですか?お探しの方はミゲルさんですか?」
「カトリーヌさん、探しているのは私シゲルと申します。今度店を始めるので、読み書き計算の出来る奴隷を゙探しています。」
「その条件ですと、5人紹介出来ます。少しお掛けになってお待ち下さい。」
紅茶と茶菓子が出てきてミゲルさんと2人で待つ事しばらくして、5人の女性が現れた。
「男性は、いないのですか?」
「条件に合うのは女性だけになります。ただし各々自衛の手段を゙持っております。紹介してもよろしいですか?」
「わかりました。お願いします。」
「左からアリス15才、ケリー18才、コレット15才、マリア17才、セーラ16才
です。」
「アリスと申します。条件はもちろんですが護身用に体術を゙使います。よろしくお願いします。」
「ケリーと申します。私も読み書き計算は得意です。護身用に短剣術を゙使います。よろしくお願いします。」
「わわたしは、コレット言います、読み書き計算は得意ですが人前に出るのが苦手です。護身用に投げナイフを゙使います。よろしくおお願いします。」
「マリアと申します。元メイドなので家事が得意です。護身用に剣を使います。よろしくお願いします。」
「私はセーラと申します。読み書き計算はもちろんですが料理が得意です。護身用は体術を゙少し出来ます。よろしくお願いします。」
アリスは元気っ娘、ケリーはお姉さんタイプ、コレットはドジっ娘、マリアはおとなしい娘、セーラはチミっ娘と、個性豊かで誰にしようか迷うが全員買ってしまおう。
「料金は、いくらですか?」
「そうですね、アリスとセーラが金貨35枚、コレットが金貨27枚、ケリーが金貨30枚、マリアが金貨45枚です。」
「わかりました、全員買います。合計で172万ペソですね。ところで、今家を改装中で出来上がる迄ここに置いてもらえますか?」
「かしこまりました。何時ぐらい迄お預かりすればよろしいですか?」
「長くて10日も゙あれば大丈夫です。よろしくお願いします。その間の預かり料はいくらぐらいですか?」
「いえ、5人も買ってもらいましたから、預かり料はいりませんよ。」
「ありがとうございます。それでは受取に来るまでよろしくお願いします。」
シゲルが帰った後、アリスたちは不安にかられていた。
そこでカトリーヌが、人を見る目があるから大丈夫だと言ってなだめた。
シゲルとミゲルは帰ってからお互いの商品について話をした。
「シゲルさん、今回売っていただいた商品は、これからどうなりますか?」
「高級品の砂糖や香辛料は引き続きミゲルさんの所に卸しますよ、他に何か欲しい物が有ったら高級品は、卸させていただきます。」
「ありがとうございます。他にと申しますとどのような物が有りますか?」
「そうですね。唐辛子などの香辛料、陶器や磁器、ガラスの器などですね。」
「大変魅力的ですが、胡椒を売らないと何も手を出せないですね。」
「見本に何点か渡して置きましょうか、陶器のツボと磁器の大皿、ガラスのコップ、こんな感じですね。他にも、繊細な漆器なども有りますよ。どうぞ受け取って売ってください。」
「素晴らしい品々ですね。今まで見たことがない品です。売れたら在庫は有るのですか?」
「もちろん、有ますが、値崩れしないように少しづつ売るほうが良いと思いますが、はっはっは!」
「なるほど、そうですね。これからもよろしくお願いします。」
そして8日がたって、家と店の改築が終わったとの知らせが入った。
いよいよ引っ越しだ!荷物は何も無い、屋敷と店に家具を買おう。
家具屋に大きな物を配達してもらい、奴隷を゙引取りに向かう。
「ごめんください!お待たせしてしまい、奴隷を゙引取りに来ました。」
「いらっしゃいませ、アリス、ケリー、コレット
マリア、セーラこっちにいらっしゃい。」
「「「「「本日からよろしくお願いします。」」」」」
「こちらこそ、よろしくお願いします。それでは行きましょうか!」
屋敷に着いたら、個室が与えられると知って、みんな驚いていた。
「それでは皆さんの待遇について話します。先ず給料は7日に大銀貨2枚で、7日に1日休みが有ります。そして衣食住は無料です。ここまでで、質問有りますか?」
「ケリーです、本当にこの待遇でよろしいのですか?私達は奴隷です。」
「本当ですよ。私の秘密を共有できるのは奴隷の皆さんしかいません。」
「アリスです、シゲル様の秘密って何ですか?」
GODショッピングを見せた。
「これが秘密の1つです。好きな服を買って良いです。下着から靴迄何でも良いですよ。」
下着のサイズはあらゆる物を理解し使える能力を使った、あぁ、最初に使う能力が下着とは···(TT)
みんなで、キャピキャピして選んでいたが靴を見ていてスニーカーが気になると言うのでナ◯キのエ◯マックスを出したら、みんなでこれが良いと言うのでサイズ違いで5足買った。
アリスはジーンズにTシャツにパーカー
ケリーはキャミソールにロングスカートにジャケット
コレットはプリントのミニスカートにTシャツ、サマーセーター
マリアはボーダーのワンピースにTシャツ、カーディガン
セーラはカラーブラウスにボーダーカットソーにストレートパンツ
色違いで3組選んだ。
そして店の制服として白Tシャツに茶色のエプロンに決まった。
店の商品として冒険者向けにマッチ、防水マッチ、百円ライター、使い捨てターボライター、ペットボトルの水、お茶、ゴミ袋、インスタント麺(袋麺)、レトルト食品、チョコバー、カロリ◯メイト、テント、寝袋
一般家庭用にカセットコンロ ボンベ、クッション、ペットボトルのジュース、コーラ、石鹸、シャンプー、リンス、ボディシャンプー、タオル、バスタオル、爪切り、T字カミソリ、裁縫セット等
開店初日は、宣伝も゙してないので暇だったがミゲルさんから黒胡椒の残金4億ペソ入った。
さらに、塩と砂糖は10kgずつ黒胡椒は3kgの再注文があり陶器と磁器とガラスのコップも゙注文が入った。
陶器は30万ペソ、磁器は100万ペソ、ガラスのコップは5個で300万ペソになった。
塩は5000ペソ、砂糖は300万ペソ、黒胡椒は3000万ペソ 手持ちは8億1087万5,000ペソになった。
金は有るに越したことが無いが世界の為には成っていない。
孤児院にでも寄付しようと思い外に出た。街外れに着いたら汚れた子ども達が7人いて、こちらを伺うように見ていた。
「お腹空いているのかい?」
「空いているけどお金がない!」
しょうがないので、収納から菓子パンを出して
「お金は要らないよ、美味しいよ!」
引ったくるように取って食べだしたので食べ終わるのを待ってから、話を聞いた。
親は居なくて、子供達だけで残飯を拾って暮らしているらしい。
「孤児院に入らないのかい?」
「僕たちは亜人だから入れないよ。」
「他に同じような子供は、いないのかい?」
「別のグループが5人いる。」
「それなら他の子供達も゙呼んでおいで、おじさんは、裏の通りで、クローバーという店をやってるんだ。」
しばらくして、合計12人の子供達が集まった。
先ずは、屋敷に連れて行こう。
とりあえず、風呂に入れないと汚い。
「誰か居ないか?」
「はーい!今行きます。」
「マリアか、子供達を風呂に入れてくれないか?」
「わかりました。」
その間に子供用のスウェットを準備しておく。
「上がりましたよ。」
「とりあえずこの服を着てくれ!」
「この服、しっぽの穴が開いてない。」
「マリア、ズボンに穴を開けてくれ。」
「はい!わかりました。」
猫獣人が虎を含めて5人、犬獣人が3人、狐獣人が2人、熊獣人が1人、たぬき獣人が1人計12人
最初に会った7人は、猫獣人以外の子供達だった。
リーダーは、犬獣人の男の子ロイ11才で、その下に狐獣人の男の子ケイン10才、犬獣人の女の子イリア9才、熊獣人の女の子セラ8才、たぬき獣人の女の子ラフタリア7才、犬獣人の男の子マーカス5才、狐獣人の女の子アメリー5才
後で合流した猫獣人の5人
猫獣人の女の子サリー11才、モナ8才、猫獣人の男の子キース10才、アッシュ7才、虎獣人の女の子ローラ7才
「今日から離れで、男の子と女の子に分かれて住む事になるから、ケンカをしないで仲良く暮らそうな!何か有ったら遠慮しないで言うように、じゃー離れに行くぞ!」
女の子の部屋に2段ベッドを4つ、男の子の部屋に2段ベッドを3つ置いた。
「今日からここが家だ、好きなだけ食べれるし、雨風に怯えなくて良い、服も替えも含めて渡すから、遠慮しないように!」
子供達に勉強を教えられる人を探さなくては...
良し!商業ギルドで探してみよう。
「パルマさん、獣人の子供達を引き取ったんですけど、子供達に勉強を教えられる人を探しています。誰かぃませんか?」
「そうですね、どのぐらいの予算ですか?」
「そうですね、午前中だけで7日に大銀貨4枚で7日に1日休みです。」
「その額でしたらすぐに決まるでしょう。決まったら連絡しますね。」