商業ギルドに登録した!
リゲルの世界に転移してきた。街道が走っているが街は見えない。人も居ないのでGODショッピングでバイクを買うことにした。悩んでハンターカブCT125にした。
木の棒で行き先を決めて一気にGO!
街道のお約束といえば、馬車が襲われている場面に出会う事だなーと考えていたら、見事にプラグ回収。
馬車が盗賊風の一団に襲われている。収納からM4A1を出して様子を見ると護衛が3人に対して盗賊は、15~6人いる。
「助けが必要ですか?」
「こちらは、すでに2人やられた。助けてくれ!」
「あなた達は盗賊ですか?」
「・・・・・」
「返事がないので、盗賊として排除しますね!」
M4A1を構えて連射する。
ババババババババババババババババ
立っている盗賊が居なくなった。
ケガをしている2人も深刻な゙状態ではないようだ。
「ケガを見せてみろ。」
GODショッピングで買った薬品で傷口の洗浄と鎮痛剤と抗生物質を投与した。
「しばらくは安静にしてください。」
「私は商人のミゲルと申します。ありがとうございます。あなたが通らなければ助かりませんでした。失礼ですがどちらに向かわれているのでしょうか?」
「私はシゲルと言います。ここが何処かもわからないですけど街道を走っていれば何処かの街に着くかなと?」
「場所がわからないとは?これもなにかの縁、私はこの先のアルスで店をやっています。一緒に行きませんか。」
「それは、ありがたい!右も左もわからなかったですから、助かります。」
「ところで、その奇妙な゙乗り物はなんですか?」
「これはバイクと言います、私専用の魔道具みたいな物です。」
そこから、アルスに向かって走り出したが遅かった。
しばらくして、門の前に着いた。
ミゲルが俺の事を説明してくれて、無事に街に入ることが出来た。
「シゲルさんは、知らない事ばかりだと思いますので、しばらくは私の家に泊まってみてはいかがですか?」
「助かります、よろしくお願いします。それでも良かったのですか?素性の知らない私を泊めて?」
「命の恩人に不義理をしたら、エイダ様に叱られます。ですが、身分証を早く作られたほうがよろしいですね。あの強さでしたら冒険者になられるのが良いかもしれません。」
「心配していただきありがとうございます。でも私は、商人に成りたいと思います。私の持っている商品を買ってもらえませんか?」
GODショッピングを開き塩10kg 砂糖10kg 黒胡椒5kgを収納に入れた。
収納から取り出しながら、商談を始めた。
「無、無限収納ですか?」
ミゲルは口をパクパクさせて驚いていた。
「無限収納は、商人の夢です。この目で見ることが出来るなんて!ところでこちらは、何ですか?」
「混じりっけのない塩と砂糖、あとは香辛料の黒胡椒です。」
「素晴らしい品々ですね。塩は普通の品質だとキロ銀貨2枚ですが、この品質だとキロ銀貨5枚、10kgで大銀貨5枚です。砂糖も見たことのない白さです。普通の品質でキロ金貨3枚、この品質だとキロ金貨30枚、10kgで大金貨3枚です。黒胡椒はこんな大きな粒は見たことがありません。潰して匂いを嗅いでいいですか?」
「どうぞ、調べてください。」
一粒潰して匂いを嗅いでから
「鮮烈な香りで、最高級品です。普通の品質でキロミスリル貨1枚大金貨2枚、これほどの品質ですとキロミスリル貨10枚、5kgでミスリル貨50枚になります。残念ながらお金が足りなくて黒胡椒は1kgしか買取出来ません。それで良ければ買い取らせていただきます。」
「それで結構です。黒胡椒の残りは売った後での精算で良いですよ。」
「ありがとうございます。それでは、お言葉に甘えさせていただきます。」
塩と砂糖と黒胡椒の一部を゙精算してミスリル貨10枚、大金貨3枚、大銀貨5枚を゙受け取った。
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お金の単位 鉄貨=1ペソ
お金の価値について。
鉄貨(10円)(1ペソ)
鉄貨10枚→銅貨1枚(100円)(10ペソ)
銅貨10枚→銀貨1枚(1000円)(100ペソ)
銀貨10枚→大銀貨1枚(10000円)(1000ペソ)
大銀貨10枚→金貨1枚(100000円)(10000ペソ)
金貨100枚→大金貨1枚(1000 万円)(100万ペソ)
大金貨10枚→ミスリル貨1枚(1億円)(1000万ペソ)
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「黒胡椒の残りは、精一杯売らせていただきますので、よろしくお願いします。」
「ところで、商売をするのには、何か資格が必要ですか?」
「商売をしたいのなら、商業ギルドの登録が必要です。良かったら明日一緒に行きませんか?」
「ありがとうございます。それでは、よろしくお願いします。」
部屋に戻ってからこれからの事を考える、無限収納を使えるから行商でも良いが、先の事を考えると拠点があった方が良いだろう。
翌日ミゲルと一緒に商業ギルドに向かった。
商業ギルドの説明を聞いたら行商や露天商の鉄ランク、この街に1店舗だけの銅ランク、複数店舗の銀ランク、他の街に支店を持つ金ランク、他国迄支店を持つミスリルランクがあるとのことだった。
鉄ランク 入会金 200ペソ 年会費 200ペソ
銅ランク 入会金 5000ペソ 年会費 10000ペソ
銀ランク 入会金 5万ペソ 年会費 30万ペソ
金ランク 入会金 100万ペソ 年会費 5000万ペソ
ミスリルランク 入会金 1000万ペソ 年会費 8000万ペソ
ランクに応じてギルドの手数料が変わる鉄ランクで30%、銅ランクで25%、銀ランクで20%、金ランクで10%、ミスリルランクで5%になる。商売は、大きくなればなるほど、掛売りの割合が多くなるので、商業ギルドで証文を゙取り交わす事が多くなる、結果ランクが高いほうが手数料の割合が少なくなるというシステムは良いと思う。
「シゲル様、どのランクで登録致しますか?」
「銅ランクでお願いします。ただし、まだ店が無いのでギルドで紹介してもらえますか?」
「承知致しました。それでは、何件かご紹介致します。」
3件の物件を゙案内された。1軒目は表通りに面しているが、間口が狭く庭もなく小さい。2軒目は裏通りだが間口が広く庭と井戸が有る。3軒目は間口は2軒目より狭いが裏に屋敷が付いてる物件で面積は一番広い。
家賃は1軒目は8000ペソ、2軒目は2万ペソ、3軒目は8万ペソだった。
「3軒目は買取だといくらですか?」
「2300万ペソです。」
「買いたいのでいくらか負かりませんか?」
「ミゲルさんの紹介ですから2200万ペソでいかがでしょうか?」
一千万の値引きだし良いとするか。
「ありがとうございます。よろしくお願いします。」
必要なお金を皿の上に置く。
「それでは、銅ランクの登録で登録料、年会費で金貨1枚大銀貨5枚と土地、建物でミスリル貨2枚と大金貨2枚で、2200万ペソですね。確かに受け取りました、ありがとうございます。」
「こちらが土地、建物の権利証になります。そしてこのカードが銅ランクの登録証になります。身分証としてお使いいただけますので、無くさないでくださいね。再発行には金貨1枚必要になりますのでお気をつけください。商業ギルド受付のパルマがご案内致しました。またのご利用よろしくお願いします。」
ここでミゲルさんと別れ、買った店に向かった。
着いて見るとコンビニくらいの店舗と2階の居住部分と裏に大きな屋敷が建っていた。何を売ろうかな、普通の人に手が出せる物で生活に役立つ物を中心にかな、店も屋敷も補修が必要なので商業ギルドで大工さんの斡旋をしてもらわなければならない。
商業ギルドに聞くと明日から入ってくれるらしい。