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私のスミレお姉様は、素敵な方です(その7)

悪役令嬢は、主人公(ヒロイン)を溺愛します


~その7~


(乙女ゲームの主人公ヒロインのサクラ・モスキートの視点です)


スミレお姉様が魔物達を撃退して夜遅く屋敷に戻られました。

そしてまたスミレお姉様がむちゃをするかもって思い次の日に朝早く起きてスミレお姉様を待ちました。


「おはようございます、サクラちゃん」


スミレお姉様は、私に気がついて慈愛を込めて微笑みました。


「お、おはようございます、スミレお姉様……

あ、あの、昨日の夜に何処かに出掛けていませんでしたか……?」


私は、スミレお姉様が心配で不安そうにスミレお姉様を見つめました。


「き、昨日は、暑かったですから外を散歩していました」


スミレお姉様は、大天使デイジーの事がばれるのが怖くて冷や汗をだらだらと流して大天使デイジーの事を誤魔化しました。


「そうだったのですね……

スミレお姉様、あんまりむちゃをしないでくださいね」


私は、スミレお姉様が大天使デイジーな事を誤魔化したいのならば私は、これ以上聞くのを止めました。

でもこれ以上スミレお姉様にむちゃをしてほしくなくて心配そうにスミレお姉様を見つめました。


「ありがとうございます、サクラちゃん。

できるだけむちゃをしないように気を付けますね。

ですから安心をしてください……」


スミレお姉様は、私を安心させるように慈愛を込めて微笑んで私を抱き締めました。


「はい……よろしくお願いします、スミレお姉様……」


私は、私をスミレお姉様がまたむちゃをするだろうって思いました。

だからスミレお姉様が無理をしないでほしいって思いを込めてスミレお姉様を抱き締め返してつらそうに微笑みました。

スミレお姉様も私を強く抱き締め返しました。

私とスミレお姉様は、しばらく抱き締め合うとどちらともなく離れました。


私とスミレお姉様は、フォーチュン学園に入学する準備をして馬車でフォーチュン学園に向かいました。

ふと馬車に乗っているとスミレお姉様は、何かに気がついて慌てていました。


「止めてください!?

すいません、少しだけ待っていてください!?」


スミレお姉様は、慌てて馬車を降りました。


「えっ!?

ス、スミレお姉様!?」


私は、スミレお姉様が慌てて馬車を降りたのを見てスミレお姉様を呼び止めようとしました。

でもスミレお姉様は、私の呼び止める声を聞かずに慌てて馬車を降りて白色の羽がある天使の姿になり直ぐにスミレお姉様の顔が見えなくなりました。


「もしかしてまた誰かが襲われているのに気がついて助けにいかれたのですか……?

スミレお姉様には、無理をしてほしくないのに……

私が強ければスミレお姉様を助けられるのに……

無能な私が悔しいです……」


私は、スミレお姉様に着いていったら大天使デイジー様のスミレお姉様の足を引っ張ると思いました。

無能な私が辛くて下を俯いて両手を握り締めました。

しばらくするとスミレお姉様が戻って来ました。


「すいません、お待たせしました」


スミレお姉様は、頭を下げて私を待たせた事を謝りました。


「い、いえ、気にしないでください……

あ、あの、スミレお姉様、またむちゃをされたのですね」


私は、スミレお姉様がまた大天使デイジーの力を使い無理をしたのかもって思いました。

スミレお姉様がまたむちゃをしたのだと辛くて控え目にスミレお姉様を上目遣いで見つめました。


「あ、あの……この事は、内緒にしてください」


スミレお姉様は、両手を合わせて大天使デイジーの事を誰にも言わないでほしい事をお願いしました。


「解りました。

私とスミレお姉様の2人だけの秘密ですね」


私は、大天使デイジーの事を私とスミレお姉様の2人だけの秘密が嬉しくて右手の人差し指を立てて自分の唇を触り内緒のポーズを取りました。


「はい、そうです。

ありがとうございます、サクラちゃん」


スミレお姉様は、頭を下げて私の気持ちに感謝を表しました。


(やっぱりスミレお姉様は、素敵な私のお姉様です。

いつか大天使デイジー様のスミレお姉様を支えられる存在になりたいです。

だって私は、スミレお姉様を愛していますから……)


私は、自分の気持ちを表すように控え目にスミレお姉様を抱き締めました。

スミレお姉様は、慈愛を込めて微笑んで私を優しく抱き締め返しました。


私とスミレお姉様は、しばらくするとゆっくりと離れてフォーチュン学園に向かいました。



~続く~


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