特訓で破滅フラグ大量発生中……?(その31)
悪役令嬢は、主人公を溺愛します
(その31とその32とその33は、同じ時間軸です)
~その31~
私は、トラックに吹っ飛ばされて死んで乙女ゲームのA kingdom doomed to ruin~2人が繋ぐ物語~の残酷で残忍で有名な悪役令嬢のスミレ・モスキートに転生しました。
念願だった乙女ゲームのしかもA kingdom doomed to ruin~2人が繋ぐ物語~の世界に転生できるのは、嬉しくて夢のようでした。
そして私の推しの主人公でスミレの妹のサクラに出会えたのも幸せ過ぎました。
しかも悪役令嬢の私スミレの妹だなんて姉の立場を利用して妹の主人公ヒロインのサクラちゃんを私色に染め上げれるかもって思い自然とニヤニヤしました。
でもフォーチュン学園の入学試験や特訓やレアモンスターのゴールドスライスの群れの討伐などでやり過ぎて他の人達に迷惑をかけました
しかもサクラちゃんと散歩をしている時にカップルの男性に小さな魔物に襲われそうになっているのを撃退した時にカップルの男性を驚かせてしまいました。
色んな人達に迷惑をかけて破滅フラグが近づいて来そうで怖くなりました。
フォーチュン学園の入学式でサクラちゃんが特待生として1年生代表として挨拶をするのは、凛として綺麗でそれが嬉しくて涙が流れました。
そして何よりも嬉しかったのは、サクラちゃんと寮のルームメートになれた事です。
これからもサクラちゃんとイチャイチャできると思うと自然とニヤニヤが止まりませんでした。
私は、どうにか無事にフォーチュン学園に入学する事ができました。
でも色んな人に迷惑をかけて破滅フラグが発生しそうで怖かったです。
そしてバジル様の妹のリコリス様が迷子になっているのを保護する事ができたのは、良かったです。
でも間違えて傷つけた騎士達が私を討伐に来たのは、焦りました。
(詳しくは、破滅フラグ、大量発生中……?(その17)と大天使デイジー様が降臨しましたパート6(その18)を参考ください)
でもリコリス様をバジル様にちゃんと届けられて良かったって思いました。
「んーー、昨日は、前に騎士達を傷つけた事により騎士を討伐されそうになるだなんて思いませんでした。
でも迷子のリコリス様をちゃんとリコリス様のお兄様のバジル様を届けれて良かったですよね。
でもまた討伐される破滅フラグが発生するかも知れませんよね……
よし、魔王とも戦えるように今日は、学園を休んで特訓をしましょう」
私は、次の日、朝早く起きて寮の庭に出ると両手を上に上げてあくびをしました。
そして両手を前で握り締めて強くなる特訓をする意気込みを表しました。
そしてフォーチュン学園から離れた魔物しか住まない魔の森に来ました。
「よし、ここならば特訓をしても誰にも迷惑がかかりませんよね。
最初は何から行きましょう……
よし、やっぱり最初は、あの魔法ですよね!
『メテオインパクトズ!』」
私は、魔の森に向かって空から大量の隕石を降らせました。
すると魔の森の半分が更地になりました。
「うん、この魔法ならば沢山の敵を倒す事ができますよね。
でも問題は、人間に向けれない事ですよね。
よし、次は、光魔法の空気を浄化する魔法ですね。
『ワールドヒーリングリフレッシュ!』」
私は、魔の森全体に浄化の魔法を掛けました。
「んーー、空気が上手いです。
うん、ちゃんと浄化ができたみたいですね。
それに植物も沢山生えたみたいですね。
ここまでは、順調ですね。
よし、今度こそは、この魔法をちゃんと操ります!
『強化魔法レベルMAX!』
『天使の羽!』」
浄化の魔法で魔の森の植物が浄化されて綺麗な花を咲かせたのを見て満足そうに頷きました。
私は、魔力を練って強化魔法の最高ランクのレベルMAXを自分に掛けました。
そして天使の羽の光の羽を背中に出しました。
「うぅ……行きます!
っ!?
きゃーーー!?
わーーー!?
止まってーー!?
ぎゃふん!?」
私は、肉体を強化させて天使の羽で空を飛びました。
でもあまりにも強力過ぎて力が制御できずにその辺りを飛び回りそして小屋にぶつかり止まりました。
「いたたた……さすがに威力がありすぎますね。
やっぱりまだ修行が大切ですね……
わっ!?
これって私のせいですよね!?
『エリアパーフェクトヒーリング!』
怪我は、治ったみたいですが気を失っている人達をそのままにする訳にいきませんよね。
取り敢えずこの方達を学園に連れて行きましょう。
『エリアテレポート!』」
私は、ゆっくりと起き上がると小屋が粉々になっていてしかも人達が倒れていました。
私は、直ぐに私が間違えて小屋に突っ込んだ衝撃で小屋の中の人達を吹っ飛ばせて怪我をさせたのだと理解しました。
だから怪我をした人達に回復をかけて怪我を治療しました。
でも気を失っている方達を壊れた小屋に置いておく訳にいきませんでした。
ですから気を失っている人達と私を瞬間移動でフォーチュン学園の庭に移動しました。
フォーチュン学園の庭には、サクラちゃんとバジル様とガーベラ様と他の騎士達が集まっていました。
私は、戦闘訓練の為に集まっただと理解しました。
「スミレお姉様!?
いったいどうしたのですか!?」
サクラちゃんは、いきなり私と他の人達が瞬間移動で現れたのを見て驚いていました。
「すいません、何も聞かないでこの方達を学園の客間のベッドに寝かせて看病をしてください」
私は、頭を下げてこの方達を傷つけた事を隠して何も聞かないで看病をお願いしました。
「……さすがは、スミレ様ですね……
解りました。
看病は、まかせてください。
これまでの事をありがとうございました。
感謝してもしきれません……
やっぱりあなた様は……
いえ、何でもありません……
後の事は、私達に任せてゆっくりと休んでください」
バジル様は、愛しそうに私を見つめました。
「あ、ありがとうございます……?
バジル様達の好意に甘えます。
それでは、後の事をよろしくお願いいたします」
私は、バジル様の言っている意味が解りませんでした。
でもバジル様達の好意に甘える事にしました。
だから頭を深々と下げてこの後の事をお願いしました。
私は、破滅フラグが発生するのが怖くてその場を離れて自分の寮の部屋に戻りました。
特訓する事に色んな人達に迷惑をかけて討伐って言う破滅フラグに近づいてそうで怖くなりました。
だからもう少しだけ遣り過ぎないように気をつけようって思いました。
~つづく~




