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大天使デイジー様が降臨しましたパート10(その28)

悪役令嬢は、主人公ヒロインを溺愛します


(その27とその28は、同じ時間軸です)


~その28~


大天使デイジー様が降臨しましたパー10


(隣国のイーリー王国の王子のバジル・ホールの視点です)


私は、妹のリコリスを王位に継がせようとしている派閥に狙われていた。

幼い妹を王位に継がせて影から操ろって考えです。

いずれ妹のリコリスが邪魔になると他の者に王位を継がせて妹のリコリスと私を消そうとするのは、目に見えていました。

だから何としても妹のリコリスに王位を継がせる訳にいきませんでした。

でも信頼できる存在がいませんでした。

だからフォーチュン学園に入学をしました。

でもフォーチュン学園に入学が決まったその日にリコリスを王位に継がせる派閥に襲われました。

しかも信頼できる仲間に裏切り会いました。

もう駄目だと諦めかけた時に大天使デイジー様に助けてもらいました。

一瞬で沢山の敵を倒しました。

しかもゴールドスライスの素材を沢山もらいました。

私は、直ぐにこれで頼れる仲間を集めろって事に気がつきました。

そして何よりも大天使デイジー様がこの世の者と思えないほど綺麗でしばらく呆然と見つめてしまいました。


入学式が終わり次の日にこれからの事を話し合う為に朝早く学園の庭に隣国のイーリー王国の貴族の王国騎士団長のイジュ・ルックスと今後の事を相談する事にしました。


「この前に私を襲った裏切り者の裏を取る事ができましたか?」


私は、イジュに私の襲った裏切り者の情報を質問しました。


「実は、あの後に裏切り者が何者かに殺されました……

すいません、私の不注意です……」


イジュは、頭を下げて裏切り者を殺された事を謝りました。


「そうですか……

それで裏切り者の殺した方法は、なんなのですか?」


私は、裏切り者の死んだ理由が解れば何か裏切り者を殺した者の情報が解ると思い死んだ理由を質問しました。


「……死の魔眼による死亡だと思います」


イジュは、何かを言いにくそうに知らせました。


「死の魔眼……?

それってまた魔族の仕業だと言うのですか?」


私は、イジュが何を恐れているのか理解しました。

そして魔族が関わっているのか質問をしました。


「は、はい、その可能性が高いと思います。

でもどのように魔族が侵入したのか解りません……

どのように魔族が潜入したのか解れば何か対処の仕方があるのですが……」


イジュは、魔族の侵入の方法が解らなくて困ったように苦笑いを浮かべました。


「そうですか……

確かに侵入の方法が解れば対処の仕方がありますよね。

その方法を考えないといけませんね。

最悪、同じ方法で私を暗殺するかも知れません……」


私は、今置かれている状況が悪いのに気がついて口元を押さえて考え込みました。


突然誰かが学園の庭に現れた気配を感じてそちらの方に振り向きました。

すると何処かで会った事があるようなこの世の者と思えないほど綺麗な女性が現れました。


「あの、女性は、何処かで出会った気がするのですが……

何処でしたでしょうか……?」


私は、見覚えのある女性のまじまじと見つめました。

するといきなり木の枝に止まっている鳥の方を指差しました。


「あの、鳥がどうしたのでしょうか……?

少しだけ変わった鳥ですが普通の鳥ですよね……?


変わった鳥……?

そう言えば魔族に動物に変身できる種族があると聞いた事があります……


ま、まさか、この鳥が魔族だと言うのですか!?」


私は、この鳥が魔族だと気がついて慌てて鳥をまじまじと見つめました。

令嬢は、傷つけるのを許さないって思いを込めて動物の魔族に覇気を浴びせると鳥の魔族は、逃げて行きました。

私は、直ぐに鳥に変身を魔族が死の魔眼を私に発動させるのを護る為に鳥に変身をした魔族に覇気を浴びせしたのだと理解しました。

そして令嬢は、慈愛を込めて微笑んで頭を下げて別れの挨拶をして去って行きました。


「ねえ、イジュ、今の令嬢ってもしかして……」


私は、自分の考えを確かめる為にイジュの方を見つめました。


「は、はい、たぶん、大天使デイジー様だと思います……

まさか、大天使デイジー様がここの生徒だったとは、思いませんでした……

たぶん、正体を隠して人助けの為に下界に降りて来てくれたのだと思います……」


イジュは、恋する乙女のように顔を赤らめてうっとりとして大天使デイジー様の事を考えました。


「そうですか……

大天使デイジー様が……

何て気高く聡明な方でしょうか……


やっぱり大天使デイジー様の力が借りたいものです……」


私も恋する乙女のように顔を赤らめてうっとりと大天使デイジー様の事を思いました。


「いくらバジル様でもそれは、恐れ多い事です。

大天使デイジー様は、私達と違って高貴な方なのですからお目にかかるだけでありがたい存在なのですから……」


イジュは、恋する乙女のように顔を赤らめました。


「そうですよね……

私達だけでどうにかしないといけませんね……」


私も恋する乙女のように顔を赤らめました。


「でも大天使デイジー様が私達を応援してくれるのでしたら何としても王位を継承して妹のリコリスを護らないといけませんね」


私は、両手を前で握り締めて改めてリコリスを護る決意をしました。



~続く~


物語を楽しめるように説明します。


その27とその28は、同じ時間軸です。


スミレは、自分が大天使デイジーと勘違いされているのに気がついていません。


スミレは、魔族が鳥に変身をしているのに気がついていません。

あくまで鳥が綺麗で見つめていただけです。

スミレが覇気を出しているように感じたのは、鳥が綺麗で萌えている腐の感情が溢れていただけです。

ですからスミレは、バジルを鳥に変身をした魔族から助けたつもりは、ありません。


それを理解してもう一度、その27とその28をもう一度読んでもらえると嬉しいです。

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