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大天使デイジー様が降臨しましたパート8(その23)

悪役令嬢は、主人公ヒロインを溺愛します


その21とその22とその23は、同じ時間軸です


~その23~


大天使デイジー様が降臨しましたパート8


☆街娘のベゴニアのストーカー貴族の息子のカラー・ベイカーの視点です☆


俺は、貴族のベイカー家の長男として生まれた。

親が結構位の高い貴族だった。

だからどんな悪道事をしても親が揉み消してくれた。

他のゴロツキ達を集めて強盗、襲撃、殺人などを何でもした。

俺は、充実した日々を過ごしていた。

そんな時に街で1番綺麗な街娘のベゴニア・カーターの噂を聞いてベゴニアに会いに行った。

ベゴニアが綺麗で俺の物にしたくなった。


「よう、ベゴニア、来てやったぞ。

そんな奴等の相手をしなくて俺の相手をしろよ」


俺は、ベゴニアに会う為にベゴニアが働いている宿の食堂に向かった。

そしてベゴニアが良い女でいつか食べてやろうと思いベゴニアの体を舐めまわすように見つめました。


「ひっ!?

す、すいません、仕事をほっておく訳にいきません……」


ベゴニアは、泣きそうになりながら体を少しだけ震わせた。

怖かったベゴニアを見て何かが目覚める気配を感じた。


「はーーー!?

俺様の言うことが聞けないって言うのかよ!?」


俺は、平民のベゴニアが俺の命令を断るのが許せなくてベゴニアを睨んだ。


「す、すいません、本当にすいません……」


ベゴニアは、俺が怖くて涙を流して俯いた。


「なんだと!?

こんなに舐められたのは、始めてだ!?

覚えていろよ、ベゴニア!?」


俺は、平民の癖にベゴニアが俺の命令を断ったが許せなくて怒ってベゴニアの近くにコップを投げつけて右手の人差し指わ指差して去って行った。

俺は、ベゴニアが通る道で待ち伏せをした。


「よう、ベゴニア、さっきは、よくもバカにしてくれたな!

覚悟は、出来ているんだよな!」


俺は、ベゴニアを見掛けると怒りながらベゴニアに近づきました。


「ひっ!?

す、すいません、カラー様!?」


ベゴニアは、俺の言葉を聞いて涙目でガタガタと体を振るわせた。


「いや、許さないな!

この罪は、ベゴニアの体で償ってもらわないとな!」


俺は、ベゴニアを食べれるのが嬉しくてニヤニヤと笑いベゴニアの体を舐めまわすように見つめました。

ベゴニアは、絶望したように体を強張らせた。


「こんばんわ、暑いですね。


それに羽虫が多くて困りものですよね」


声をした方を振り向くと天使が立っていた。

この天使様があの噂の大天使デイジーだと直ぐに解った。


「な、何を言っているのだ……?」


俺は、大天使デイジーの言っている意味が解らなくて戸惑いながら見つめた。


「っ!?


『ニードルショット!』」


大天使デイジーは、俺の顔をすれすれ横にニードルショットを放った。


「ひっ!?」


俺は、ニードルショットが顔すれすれを通過したのを見て驚いて地面に尻をついた。


「すいません、今度は、確実に狙います。

怖くないように一思いに行きます。

ですから安心をしてください」


大天使デイジーは、優しく微笑んで俺を確実に殺す宣言をした。


「ひ、一思いに!?

し、失礼しました!?」


俺は、大天使デイジーに殺されるって思い慌てて涙目で大天使デイジーから逃げた。


「あーー!?

まったく腹が立つ!

何で俺が逃げないと行けないんだよ!?」


俺は、仲間のゴロツキ達が集まるアジトで物を壁に叩きつけた。


「おーー、おーー、荒れているな。

大天使デイジーが相手だと言っても相手が一人だろ。

まったく情けないな」


小柄のゴロツキは、両手を広げて小馬鹿にするように笑った。


「お前達は、大天使デイジーと会った事がないからそんな事を言えるんだ!」


俺は、大天使デイジーに殺されそうになった時の事を思い出して冷や汗をだらだらと流した。


「大天使デイジーって言っても女1人だろ。

情けないな。

それでも貴族の息子かよ」


他のゴロツキ達は、お腹を押さえてゲラゲラって笑った。


「まあ、俺達も着いていってやる。

その変わりに俺達にもベゴニアを食べるのを楽しませろよな」


小柄のゴロツキは、いやらしくニヤニヤ笑った。


「……確かにこの人数ならば大天使デイジーでもそう簡単には、殺られないか……

良いだろ。

その変わりにしっかり働けよ」


俺は、30人以上の人数ならば簡単に殺られないって思いゴロツキ達の助けを借りる事にした。

そして俺とゴロツキ達は、ベゴニアを探して街の中を歩き回りました。

そしてベゴニアを見つけると俺と他のゴロツキ達と一緒に呼び止めた。


「よう、まさか俺達から逃げられるって思わなかったよな。

今度は、俺達全員で楽しませてもらうぞ」


俺と他のゴロツキ達は、いやらしくニヤニヤしながらベゴニアに近づいた。


「ひっ!?」


ベゴニアは、俺達を見て今度こそ逃げられないって思い悲鳴を出して体を振るわせた。


「『ファイヤーマシンガンショット!』」


突然大天使デイジーの声が聞こえたかと思うとベゴニアと俺達の間に沢山の炎の弾丸が飛んできた。


「な、な、何事だ!?」


俺達は、慌てて周りを見渡した


「うん、虫は、燃やすに限りますね」


大天使デイジーは、俺は達の事を虫だと例えた。

そしてベゴニアに危害を加える俺達を許さないって意味を込めてどす黒いオーラを纏いました。


「ひっ!?

こ、殺される!?

皆殺しにされるぞ!?」


俺は、大天使デイジー様の言葉を聞いて俺達皆殺しにするのだと解り顔を真っ青になった

そして俺と他のゴロツキ達は、慌てて大天使デイジーから逃げた。


「ここまで逃げれば大丈夫だよな……?」


俺達は、大天使デイジーから逃げれたと思い安心をしました。


「あーーまたですか!?


『ファイヤーマシンガンショット!』」


後ろから大天使デイジーの声が聞こえたと思うと俺達に向かって沢山の炎の弾丸を放った。


「うわーー、殺されるぞ!?」


「いやーーー、まだ追い掛けてくる!?」


「助けてくれーー!?」


「死にたくないよーーー!?」


「もう勘弁してくれーー!?」


「お母さんーーー!?」


「きゃーーー!?」


俺達が逃げる事に大天使デイジーに追い掛けられて沢山の炎の弾丸を放った。

しかも俺達をいたぶるように炎の弾丸をすれすれに反らして放って俺達をいたぶるようだった。


「はーー……まったく虫が多いですよね……

今回は、散歩をこれぐらいにして屋敷に戻りましょう……」


大天使デイジーは、俺達を虫だと例えた。

そしてまた同じ悪い事をしたら今度こそ皆殺しにするって意味を込めて俺達を睨んだ。

そして大天使デイジーが去って行った。


「た、助かったのか……?」


「あ、ああ……」


「でも同じことをしていたら今度こそ大天使デイジーに皆殺しにされるぞ……」


「……お、俺は、もうカラーと関わらないからな!」


「お、俺もだ!?」


ゴロツキ達は、慌てて俺から逃げて離れて行った。


「も、もしかして、今度、大天使デイジー……いや、大天使デイジー様に会ったら殺されるのか……?


すいません、すいません、すいません、すいません……」


俺は、大天使デイジー様に殺されるって思い布団を被ってガタガタと振るえた。

そして大天使デイジー様が怖くて街に出られなくなった。



~続く~


物語が楽しめるように説明します。


スミレは、自分が大天使デイジーだと勘違いされているのに気がついていません。


スミレは、カラーを襲おうとしていた小さな虫の魔物にニードルショットを放ちました。

だからスミレは、カラーを狙ったつもりがありません。

あくまでスミレは、カラーを助ける為に放っています。

偶然カラーの方に魔法が飛んでいっています。

スミレは、カラー達がカラー達の事を虫だと呼んでいるのだと勘違いされているのに気がついていません。


スミレは、夜に散歩している時に辺りが暗い為にカラーやゴロツキやベゴニア達と遭遇しているのに気がついていません。

スミレが放ったファイヤーマシンガンショットは、スミレに近づいてきた虫に放っています。

ですからカラーやゴロツキ達にファイヤーマシンガンショットが向かって行ったのは、偶然です。

スミレがカラー達を追い掛けて攻撃しているつもりは、ありません。

スミレが散歩している先に偶然カラーやゴロツキ達がいます。

スミレは、カラーやゴロツキ達を追い掛けて攻撃しているつもりは、ありません。


全て偶然です。


それを理解してその21とその22とその23をもう一度読んでもらえると嬉しいです。

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