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やっぱりスミレお姉様の事を愛しています(その19)

悪役令嬢は、主人公ヒロインを溺愛します


~その19~



☆乙女ゲームの主人公(ヒロイン)のサクラ・モスキートの視点です☆


スミレお姉様が襲撃者を撃退して次の日起きるとスミレお姉様が宿に居ませんでした。


「あれ、スミレお姉様がまた居ません……

何処にいるのでしょうか……?」


私は、スミレお姉様から教わった感知魔法で街の中をスミレお姉様を探しました。


「スミレお姉様は、この街にいないみたいですね……

また人助けに他の街に出掛けられたのでしょうか……?

スミレお姉様が無理をしなければ良いのですが……」


私は、感知魔法でスミレお姉様がこの街にいないのにいないのに気がついて直ぐに他の街に人助けにいかれたのだと気がつきました。

そしてスミレお姉様を心配して両手を前で握り締めてスミレお姉様の無事を祈りました。

そしてしばらくするとスミレお姉様の優しい魔力を感じてスミレお姉様の魔力の方に向かいました。


「スミレお姉様、戻られたのですね。


……?

スミレお姉様、またむちゃをされたのですね。

スミレお姉様がむちゃをするのは、知っています。

ですがお願いします。

もう少しだけ自分を大切にしてください」


私は、スミレお姉様の姿を見つけると嬉しそうにスミレお姉様に近づきました。

そしてスミレお姉様の服装に砂誇りがついていて服装も乱れているのに気がついて直ぐにスミレお姉様が他人を助ける為に無茶をしたのに気がつきました

だからスミレお姉様の両手を握り締めて心配そうにスミレお姉様を見つめました。


「す、すいません、サクラちゃん。

もう少しだけ気をつけます……」


スミレお姉様は、私の言葉を聞いてしゅんと落ち込み頭を下げて謝りました。


「あっ!?

い、いえ、スミレお姉様を叱った訳でありません!?

ただスミレお姉様に何か合ったら私は、悲しいです……

どうかその事だけは、忘れないでください……」



私は、スミレお姉様が謝ったのを見て慌てて両手を振り怒っていないことを知らせました。

そしてスミレお姉様に何かあるのが辛くて悲しそうに泣きそうに涙を溜めてスミレお姉様を見つめました。


「サクラちゃんを悲しませるだなんて最低な姉ね。

サクラちゃんを悲しませないように無理をしませんから安心をしてください、サクラちゃん」


スミレお姉様は、私を安心をさせるように私を優しく抱き締めて私の背中を撫でてくれました。


「はい、よろしくお願いしますね、スミレお姉様……」


私は、スミレお姉様を抱き締め返しました。

私とサクラちゃんは、しばらく抱き締めました。

私は、スミレお姉様を抱き締めている温もりが気持ち良くて幸せそうに微笑みました。


そしてフォーチュン学園の合格発表日になりました。

私とスミレお姉様は、フォーチュン学園の合格発表会場に向かいました。


「サクラちゃん、合格発表の受験番号を確認する覚悟は、できていますか?」


スミレお姉様は、受験票を握り締めて慈愛を込めて私を見つめました。


「は、はい、合格発表の受験番号を確認する覚悟は、できています……」


私は、受験票を一生懸命に握り締めて緊張しながら返事をしました。


「それでは、一斉のせで受験番号を確認しますよ」


スミレお姉様は、受験票を私に見せて私を安心させるように優しく微笑みました。


「は、はい、よろしくお願いします」


私も受験票を握り締めて緊張したように頷きました。


「「一斉のせ!!」」


私とスミレお姉様は、掛け声をあげると一斉に受験番号が書かれている掲示板を見上げました。


「え、えっと……103番、103番、103番……私の受験番号がありました。

サクラちゃんは、どうでしたか?」


スミレお姉様は、掲示板で自分の受験番号を確認すると嬉しそうに微笑みました。


「えっと……600番……600番……600番……あ、ありました、スミレお姉様、私の受験番号がありました!」


私も掲示板で自分の受験番号を確認しました。


(よ、良かったです!これでまたスミレお姉様と一緒にいられます!?スミレお姉様と一緒に学園生活が送れるだなんて夢のようです!?)


私は、スミレお姉様との学園生活が嬉しくてたまらずスミレお姉様に抱き着きました。


「良かったですね、サクラちゃん。

これで私とサクラちゃんの2人でフォーチュン学園に入学できますね」


スミレお姉様は、私を抱き締め返して慈愛を込めて優しく微笑みました。


「は、はい!」


私は、スミレお姉様に抱き締め返してくれるのが嬉しくて返事を返しました、


「それでは、1度屋敷に戻って入学する準備をしないといけませんね。

それとも街で寮で暮らす準備びをしますか?」


スミレお姉様は、口元を押さえて入学の準備の事を考え込みました。


「い、いえ、そ、その……屋敷に戻って入学の準備をします……

確か授業の教材とかは、学園から貰えますから……」


私は、寮で暮らすのに持って行きたかった物がありました。

でもそんな事をお願いのが申し訳なくておどおどとしながら控え目にスミレお姉様を見つめました。


「解りました。

それでは、1度屋敷に戻りましょう」


スミレお姉様は、私を安心をさせるように優しく微笑み私の頭を撫でました。


「は、はい!」


私は、スミレお姉様に頭を撫でられるのが嬉しくてニッコリと笑いました。

私とスミレお姉様は、馬車で屋敷に戻りました。


「ちょっと、待っていて下さいね、サクラちゃん」


スミレお姉様は、いきなり慌てて馬車を降りました。


「スミレお姉様!?

ま、まさか、また誰かが襲われているのですか!?


スミレお姉様に着いていって手助けをしたいです……

でも私が着いていってもスミレお姉様の足を引っ張るのが目に見えています……

スミレお姉様の手助けをできるぐらい強くなりたいです……」


スミレお姉様が人助けに行ったのを見てスミレお姉様の手助けができない弱い自分が情けなくなりました。

そしてスミレお姉様の手助けができない自分が辛くて両手を前で握り締めて俯きました。


そしてしばらくするとスミレお姉様が瞬間移動で馬車の中に現れました。


「お帰りなさい、スミレお姉様。


また無理をされたのですね……

お願いしますからあんまり無理をしないでください……」


スミレお姉様が瞬間移動で馬車に戻って来たのを見て安心をしたように微笑みました。

でもふと、スミレお姉様の様子がいつもと違うのに気がつきました。

直ぐに誰かを助ける為に無理をしたのだと気がつきました

スミレお姉様が無理をしたのが辛くて泣きそうな表情でスミレお姉様を見つめました。


「は、はい、気をつけます……」


スミレお姉様は、私の気持ちを感じ取り優しく微笑んで何回も頷きました。


「はい、よろしくお願いしますね、スミレお姉様……」


私は、スミレお姉様が強いのは、解っていました。

でもスミレお姉様に何かあるのが嫌で泣きそうな表情で心配そうにスミレお姉様を見つめました。


スミレお姉様は、私を安心させるように私を抱き締めてくれました。

私もスミレお姉様の気持ちが嬉しくてスミレお姉様を抱き締め返してくれました。

しばらく私とスミレお姉様は、抱き締め合いました。


(スミレお姉様を抱き締めるのは、気持ちが良いです……

それにやっぱり良い匂いがします……

はっ!?

また変な事を考えていたらスミレお姉様に嫌われます!?

で、でもやっぱりスミレお姉様は、良い匂いがします……)


私は、スミレお姉様を抱き締めていると良い匂いがしてスミレお姉様が暖かくて気持ち良くて幸せそうに微笑みました。

でも邪な考えをするとスミレお姉様に嫌われるって思い慌てて気を引き締めました。

それから私とスミレお姉様は、馬車で屋敷に戻りました。


「サクラちゃん、長旅ご苦労様です。

今日は、ゆっくりと休んでください。

そして明日にゆっくりと入学の準備をしてくださいね」


スミレお姉様は、屋敷に着くとゆっくりと疲れをとるのを提案しました。


「は、はい、解りました。


あ、あの……スミレお姉様……」


私は、スミレお姉様に一緒に寝てほしそうに上目遣いでスミレお姉様を見つめました。


「今日は、1人でゆっくりと寝なさい。

私が一緒に寝たら話し込んで眠れないでしょう。

その変わりに明日は、一緒に寝てあげます。

ですから今日は、ゆっくりと1人で寝てくださいね」


スミレお姉様は、私の頭を撫でて優しく微笑んで私に言い聞かせるように優しく話し掛けました。


「は、はい、解りました。

今日は、我慢して1人で眠ります……

その変わりに明日は、一緒に寝てくださいね」


私は、目を涙でうるうるとうるわせて上目遣いでスミレお姉様を見つめました。


「はい、約束です、サクラちゃん……」


スミレお姉様は、私を優しく抱き締めて私のおでこにキスをして慈愛を込めて微笑みました。


「あっ……

は、はい、今日は、我慢します……」


私は、スミレお姉様に抱き締められておでこにキスをされると幸せそうに微笑みました。


そして次の日に屋敷のお客様ようの呼び鈴が聞こえたから玄関に出ました

玄関にアーク王国の王子のガーベラ・ウォーカー様が立っていました。


「お、おはようございます、ガーベラ様。

今日は、どうかされましたか?」


私は、王子のガーベラ様と話すのが緊張しながらガーベラ様の用件を質問しました。


「私は、スミレの婚約者なのですよ。

スミレに会いに来るのに何か理由がいりますか?」


ガーベラ様は、不思議そうにきょとんと首を傾げました。


「す、すいません、そうですよね……

リビングでスミレお姉様をお待ちください……」


私は、ガーベラ様の機嫌を悪くするのが怖くて慌てて頭を下げて謝りました。


「解りました。

それでは、リビングでスミレを待たせてもらいますね」


ガーベラ様は、甘いスマイルを浮かべました。

そして私とガーベラ様は、リビングに向かいました。


「……それで最近のスミレは、どんな感じですか?」


ガーベラ様は、優しく微笑んでスミレお姉様の事を質問しました。


「スミレお姉様は、凄く優しいです……」


私は、スミレお姉様の事を考えて優しく微笑みました。


「そうですか……

私のスミレは、変わられたのですね……

いえ、昔のスミレに戻ったと言った方が良いかも知れませんね……」


ガーベラ様は、スミレお姉様の事を考えて慈愛を込めて優しく微笑みました。


「……ガーベラ様、スミレお姉様は、渡しません!

スミレお姉様は、私の物です!」


私は、スミレお姉様がガーベラ様の物になるかもって思うと胸が苦しくなりスミレお姉様の好きな感情が爆発して大声を出してスミレお姉様を渡さない発言をしました。


「……

くすっ、サクラさんは、本当にスミレの事が好きなのですね」


ガーベラ様は、私の言葉を聞いて口元を押さえてくすって笑いました。


「あっ……す、すいません、今の言葉を忘れてください……」


私は、ガーベラ様にスミレお姉様の思いをぶつけたのが恥ずかしくなり顔を赤らめて俯きました。


「いえ、誰かを好きな気持ちを我慢できなくなるのは、普通の事ですよ。

ですから気にしないでくださいね。


でも私もスミレを渡すつもりは、ありませんけれどね」


ガーベラ様は、人差し指で自分の唇を触り悪戯っぽく微笑みました。


「あ、ありがとうございます、ガーベラ様……


で、でも私もスミレお姉様を渡すつもりは、ありません……」


私は、両手を前で握り締めてスミレお姉様の思いを伝えました。

しばらくするとスミレお姉様がリビングに降りて来ました。

そしてスミレお姉様がガーベラ様と楽しそうに話をしているのを見てスミレお姉様とガーベラ様が両思いだと解り胸が締め付けるように苦しくなりました。

そしてしばらくするとガーベラ様が帰って行きました。


「それでサクラちゃん、ガーベラ様とどんな話をしていたのですか?」


スミレお姉様は、じっと私を見つめてガーベラ様の話の事を質問しました。


「えっ!?あ、あの、そ、その……そ、それは、秘密です……」


私は、スミレお姉様にガーベラ様とスミレお姉様の好きな気持ちて言い争っていたことを知られるのが恥ずかしくて顔を赤らめて俯きました。


(うぅ……スミレお姉様にスミレお姉様の好きな気持ちで醜く言い争っていただなんてスミレお姉様に知られたくないです……)


「そうですか……それは、残念ですね」


スミレお姉様は、私に秘密にされるのが寂しくて寂しそうに微笑みました。


「そ、その……本当にすいません、スミレお姉様……」


(うぅ……スミレお姉様にそんな顔をされるのは、辛いです……

でも私の醜く気持ちを知られて嫌われるのは、もっと嫌です……)


私は、申し訳なさそうに頭を下げてスミレお姉様に謝りました。


私は、スミレお姉様は、素敵な女性だから好きな人達がたくさんいるのは、知っていました。

私は、スミレお姉様の妹だから姉妹で結ばれないのは、理解しています。

だからせめて長くスミレお姉様の側にいられますように願いました。



~続く~



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