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永久に愛して  作者: 柊声-shuusei-
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1枚目 - ベータ?とオメガ -

久しぶりのボーイズラブ!!!

新しい本が欲しい。。


オメガバースがわからないという方は後書きに記載しています!!!

あるとても寒い冬の日。

僕は、片思いしていた人に「お前とは絶対無理」と言われた。

僕は頭が真っ白になって、静かに涙を零した。

そして、目を真っ赤に腫らして、すぐ近くのBARに入った。

そこは、いわゆる女人禁制のゲイバーだったらしい。


でも、降られたばかりでそんな出会いとかは考えていなかった。


僕がカウンターの隅に一人でちびちびカクテルを飲んでいると、ヨレヨレ白いTシャツと、グレーのスウェットを身にまとい、髪の毛はボサボサで太い黒縁眼鏡のお兄さんが話しかけてきた。


『ねえ、君…Ω?』


そう、僕はΩだ。

なんで、そんなことを聞くのかと問うと。


『ん〜…なんとなく?そんな感じがしたから( 笑 )あ。大丈夫僕はβだから。』


僕は、彼がβだと言うことに少し安心した。

そして、はじめは警戒していたけれど、どんどん彼がとても良心的で、警戒もほぐれてつい、ポロっと降られた話をした。


すると、彼は僕の傷を癒してくれるように、優しく抱きしめて頭を2回、ポンポンと撫でると『大丈夫だよ。君にはもっと素敵な出会いがある。』と少し低い穏やかな声で慰められた。


僕はまた、溢れんばかりの滝のような涙を零しながら声を出して泣いた。


その後は、気持ちよくお酒を飲んで、…それで…どうやって家まで帰ったかは、覚えていなかった。


僕は、また彼に会いたいなあ…なんて思っていた。


そして仕事帰りに、ビルに付いている大画面を見上げると今抱かれたい男第1位や、旦那にしたい第1位、彼氏にしたい第1位など沢山の人に人気を誇る俳優のChikageの姿があった。


『いつみても、カッコイイよな…』と一人でつぶやくと、後ろから『やあ。』と低くて落ち着いた声が耳元で響いた。


『ふぇ!?!』と変な声が出てしまい、耳まで赤くして振り返ると、後ろに立っていたのはこの間、BARで会った優しい彼がいた。


そして『久しぶりだね。その俳優好きなの?』と聞かれた。


『あっ、はい!…そうですね。。ん〜でも好きって言うよりいつ見てもかっこいいなあって思ってます。それに、僕あんまりテレビとか観ないし…あはは…』


僕がそう言うと、彼は


『そうなんだ。ありがとう…///』


と、何故か照れていてありがとうなんて言うから、不思議に思っていた。


『ところで、今から何処かいくの?』


『あっ、いえ、仕事帰りで…今から家に帰るところです。』


『そうなんだ。お疲れ様!ご飯まだなら、良かったら一緒にどう?』


僕は、ご飯の誘いが嬉しくて二つ返事でご飯を食べに行った。

そして、お兄さんについて行くとそこは錆びれた細い路地の奥にあるラーメン屋だった。


『なんか、雰囲気ありますね。。』


『でしょ?すごく美味しい店なんだ。』

と自慢げに話して暖簾をくぐって中に入ると、そこには少し怖そうなおじさんがいた。


『おじさん、こんばんは。』

とお兄さんが、一言いうと


おじさんは『よお!!ちーちゃんよく来たな!たんと食ってけ!』

と優しそうな笑顔を見せた。


『お?そっちのは初めてだな。俺は、ここ雷竜軒(らいりゅうけん)の店主だ!たんと食っていきな!!』


『あっ、は…はじめまして!僕は彼の…えっと…知り…あい?の九澄 真空(くずみ まひろ)です…ありがとうございます!』


『へえ〜…君の名前初めて知った。九澄くんね。覚えとくよ。』


『あっ、そう言えば、まだ名前名乗ってませんでしたね…すみません…』


『いや、いいよ。俺も名乗ってなかったし。俺は要 千陽(かなめ ちかげ)よろしくね。』


『なんだぃ!テメェら名前さえ知らねえのに飯食いに来たんか!アッハッハッハッおもしれぇ!今日はサービスしたる!』


おじさんが作ったラーメンは豚骨だけどさっぱりしてて臭みも少なくてとても美味しかった。


それから、二人で初めて会ったBARに行き、朝まで飲んで目が覚めると、知らない天井が目の前に広がっていた。

-オメガバース-

これは、男や女の他に性別が3つ存在する。


【α】世界的人口少数派。

大統領・政治家・医者国の中枢をになってる人や地位、名誉が高い人の97.8%α人口だと言う。

Ωのフェロモンに当てられると自我を失いヒート状態に陥り行為をすると妊娠100%

αとΩの間には番と言うシステムが存在する。番は結婚よりも深いものとされる。


【β】世界的人口大多数派

βは普通の男女と変わらない為、とても人口が多いとされている。βもオメガのフェロモンに当てられることはあるが、アルファほどではない。

βのは番は存在しないので、βはβ同士で恋愛をし結婚をする事が多い。

βとΩやαとβは、相手に運命の番が現れたら心はβにあっても、体は番を求めてしまう為悲しい結末となる。


【Ω】世界的人口極少数派

αより少数派と言われているΩは、月に1回1週間ほど、発情期がある。

そして、Ωは社会的地位が非常に低いとされている。Ωは男性の中で唯一妊娠できる体を持っている性別である。番は、αがΩの項を噛むことである。


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