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朧月夜と白ウサギ  作者: 白波瀬あると
第1話 月二つ
4/5

1-3

かさね市。

近年科学技術の進歩により発展してきており、一部地域では試験運用されている。最近は生体研究が盛んに行われており、病院では人の記憶をデータ化、消去するトラウマ治療や、人工でDNAを作り出し病気を治すといった治療も行われている。もちろん倫理的問題や高度な技術が必要となるため、出来る施設は限られている。

そんな中、生体実験を無断で行っているところがあるという。それが今回の依頼の目的地。

辿り着いたのは街の一角にある古びた建物。外観はごく普通の事務所のようだが、ここで隠れて研究が行われているとのこと。

建物の周りを一周。特に変わったところはない。強いて言えば窓が全て特殊加工されており、中が見えなくなっている。中の様子を窺えないため、本当にここが例の研究所なのかも確認はできない。が、礼の依頼主からの依頼で場所を外したことは一度も無い。

 どうやって場所を特定しているのかは不明。そもそも目的地がわかるなら自分でやればいいだろうに。

 気になることは山ほどあるのだが、まぁいつものことだしそれはさておき。

「どうやって侵入するかな」

 入り口はある。しかし普通に入ったところで追い返されてしまうだろう。見た感じ裏口もなかった。となれば強行突破しかないだろう。

 入り口の前に立つ。そのまま右足に力を込め――

 ドゴォォォン!!

 ドアを突き破った。


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