僕はある日、夢をみながら、泣いて死んだ。
「おーい、なにやってるっすか!?とっとと逃げないと死ぬっすよ!?」
異世界転生から丸1年たった20XX年8月5日。
天気は晴れ。
強い日差しが照りつけるなか、245町で、ゼータと戦った。
守りたい何かがあった。
守りたい誰かがいた。
でも、そんなことも、思い出せなかった。
魔力の起こしすぎで透明になっていく自分の体をみつめながら、
「おりぁぁぁぁぁ!!」
魔力を起こし、地面を蹴り、自分の相棒を持って、
(楽しかった、そう思える世界だった。)
魔力爆発を起こした。
自分のおこせる魔力の全てを出しきり、嬉しいように、
悲しいように、
笑顔で。
僕、新、アラタ・ニクス・ララルガンの人生は
終わったのだ。
最後の戦いから、1カ月後。
レンがアラタの部屋(元)を掃除していた。
「・・・ん。」
机の上に置いてあった1冊の日記を手に取る。
日記を開いてみる。
そこには、今までのアラタの全てがかかれたものだった。
「・・・。」
読んでみよう。
このお話は、守りたい何か、守りたい誰かを守るために
命を捨て、その人生を全うした主人公、アラタの
人生を描いたもの。
今日から「僕の1年異世界短記」(僕はある日、夢をみながら死んだ。)をかきはじめた千本桜
改めひろとんです。
学生なので、他の作家さんに比べて
更新のペースが遅いのでご了承下さい。
さて、次の内容は、新の現実世界での生活、
そこから異世界移動までをかく予定です。
まだまだひよっこなものですが一生懸命かくので
よろしくお願いいたします。