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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

飼い犬

―私の飼い犬は決して噛みつかない。裏切るのは― 続編 (改)

作者: なり

ランキング見て、びっくり!

やはり人生、何が起こるか分からない。

皆様に感謝します。

 

 ずいぶん敵を持ったけど、


 妻よ、お前のようなやつははじめてだ。


  ―ジョージ・ゴードン・バイロン―

  (詩人・政治家 ロマン主義 作家)


 まさに、彼は家庭内に敵がいたようです。

 まあ、彼はかなーり浮き名をながしていますし。 おまけに異母姉とも関係をもって子供までいますから、自業自得とも言えるかもね。



「おい、居るんだろ! 開けろ!」

「ったく、手間掛せんじゃねえよ!」


 日常に退屈なさってる貴女、うちの家に来てください。

 絶対に、退屈は吹き飛びます。

 ドキドキでハラハラ、もしくは血の気が引くかもですが普段経験出来ない事が当たり前のように体験出来ます。


 今なら、無料です。お薦めします。


 なんて、気を紛らわす事もしばし。


 えぇと、静かになったから帰ってくれたのでしょうか?

 あー、やはりヤのつく職業の方々の迫力は半端ないわ。 マジ、怖っ!


 サラ金取り立てではないからまだあまりしつこく無いのかな。

 うんやっぱり、早く引っ越ししたいなぁ。

 このままじゃおちおち買い物も出来ないし。

 まったく、アパート売り払うなら一言言って欲しいわ。 いきなり、「期間1ヶ月のうちに引っ越ししてね。 売ったから。」

 あ、頭痛い。


 とりあえず、次に借りる団地が見つかったから良いけど。 その団地の棟にどうやら新しい浮気相手が居るみたい。

 ほーんと、馬鹿にした話しだよね。




 まあ、こちらも頃合いかなぁ?

 会社のお金にも手を付けて、夜の女性方に貢いでるのも知ってるし。 馬鹿としか言えない。

 会社にばれるのも時間の問題だね。


 こちらの計画も予定どおり、夫はどう見ても〔糖尿病〕だと思う。 本人は病院行くのが嫌だから解ってないけど。

 症状が当てはまる。 身体って正直。

 夜に浮気相手と一緒に豪勢なディナーばっかり食べてるようだし、家でも【高たんぱく、高カロリー、高ナトリウム】の食事。

 病気にならない方が変。




 さて、引っ越し準備の時に夫と私の荷物は別々にしてる。

 一旦、同じ所に引っ越しするけどね。


 夫が出張(笑)という名の〔恋人?愛人?との温泉旅行〕に行ってる間に別の所に引っ越し予定。


 ねぇ夫よ、昔のことわざを馬鹿してはいけないよ。

 壁に耳あり、障子に目あり。

 あっ、間違い。 天井にカメラ、コンセントに盗聴器あり。 現代はこれかな?


 弁護士さんとの打ち合わせ、離婚用紙、浮気の証拠品、浮気相手と夫への慰謝料請求、親権の獲得、浮気相手とのH画像録画のサイトアップ(うん、悪趣味。ごめんね。)

うーん?

 他に忘れてる事は無いかな~。

 いろいろ有り過ぎて、混乱するね。



 ……ふぅ。

 でもこの気持ちに……心の中まで凍りつくまでどれだけ苦悩したか、誰も知らない。


一番、キツかったのは会社の元同僚だった。 友人とは言えないかもしれないが、それなりに仲良くしていた年上の女の人。 そう、あの人とも旅行に行ってたね。


 泣き明かした夜もあった。 夫に喚き散らした事も、記憶を無くすほど酔った事も。

帰って来ない夫を待ちたくなくて、夜の繁華街をふらふら歩きまわった。 浮気するなら、逆に浮気してやろうと思った。 結局、出来なかったけど。

 夜中に眠る夫の枕元で包丁を握り締めてた。

 手も足も細かく震えながら……。



やっと、解放される。 身体も心も。


 貴方も後少し、自由と快楽を求めていたら良いわ。 でも、夫って破滅願望でも持ってるのかしら?

 それともただの馬鹿?


 ねぇ、どっちだと思う?










 

自分の人生は自分が主人公。

周りは脇役。

楽しんだ方が勝ちだよね。

(ただし、一般常識の範囲内で)

そう思わない?


読んでいただきありがとうございました。

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