血の渇き
初投稿です!以前から小説にしたいな~なんて思ってた吸血鬼を題材にした作品です。誤字脱字等、まだまだ未熟なので読みずらかったら申し訳ありませんm(__)m
俺は高貴な貴族だった。父上は...白魔術の研究をしていた。 俺は小国オルムガンドの名家”プラド・アルフェード・ツェペシュ家”に、長男として生まれた。兄弟は--いなかったはずだ。 名は、”プラド・アルフェード・アルカード・ツェペシュ”。--長い名前で申し訳ない。一応名家なものでね。-- アルフェード家は、オルムガンドで、オルムガンドの魔術研究部門の主任として6代に渡り魔術の研究を行ってきた。オルムガンドの魔術は、治癒や破壊、神に祈りを捧げ力を授かる白魔術と呼ばれる魔法や神秘が主なものだったが、黒魔術と呼ばれる邪神ハーネスから祈りを捧げ授かる力と”死霊術”と呼ばれる忌々しい術が隣国ケネルアムスからオルムガンドに伝わって来たのだ。黒魔術の宣術師、ルシエン・フランチェスカはオルムガンド国王に、取り入り、彼に洗脳を仕掛けた。洗脳された国王の命令によりオルムガンド魔術研究機関は壊滅させられてしまう。誇り高き騎士達も洗脳支配されていた。オルムガンドの騎士団により、。抵抗した父上は、オルムガンド城の中庭に縛りつけられ、火炙りの刑に処された。抵抗した国民の殆どは、殺された。国から逃げようとした俺も騎士団に拘束され、街の広場で、ギロチンに掛けられた。俺は喉が裂けるほど叫んだ。「何故神々はこのような悪徳をお許しになられるのだッッツ!!」そして俺は首を落とされる瞬間に、--悪魔に魂を売った--
あれから30年の時を経て、彼は眠りから目覚めた。 棺桶の蓋を蹴り飛ばし、フラフラと立ち上がる
酷く喉が乾く。渇き過ぎて狂ってしまいそうだ。別に水など飲みたくない。ドロドロとしたあの赤い液体...あれがたまらなく欲しいのだ。
血を求め歩き回っていると、ヒトの香りが漂って来た。匂いのする方までひたすら歩き続けると、ボロいトタンの小屋にもたれて寝ている老人を見つけた。あまり美味そうではないが、渇きに耐えられそうもない。
こっそりと...影を踏んで忍びながら獲物に近づいてゆく。
カタリカタリ、と進み、獲物の前で立ち止まる
コンマ0.5秒の速さで老人の首筋に咬みつく。悲鳴を上げる老人の口を抑え、10分程血を啜った。老人の顔は年老いて朽ちた白木のように青白かった。
...これが血ノアジ...
老人の体をゆっくりと床に落としアーカードは、月に向かって呟いた。
渇きは無くなりイノチは潤った。
俺はハッと、正常な人間だったころの意識を取り戻す。
-罪を犯した
世界観がまだうまく構築出来ていないので、矛盾点などがあったらすいません(^-^;)
一応、設定みたいなものを載せておきます。
1.舞台設定
・この作品の舞台は、地球によく似た星「マーズタン」
・中世ヨーロッパ風な世界観
・エルフ、オークなどの妖精種などが存在するファンタジー世界
・吸血鬼になる要因には、吸血鬼の血液が体内に入り込む、死の間際に、強い未練や、復讐の念に駆られる、吸血病、神に背く...etc
・吸血鬼には様々な種類があり、不死性をもつもの、顔が異常に窶れ、老人のようになったもの、太陽に耐性があるもの、コウモリや、狼に化けることが出来る個体も存在する
・吸血鬼は血を吸わなくては活動出来ない
・吸血鬼は血を吸えば吸う程、強くなる
・吸血鬼の主な弱点は、光、ニンニク、クロス(十字架)、聖水、ユニコーンなどの聖生物などがある
・吸血鬼を完全に消滅させるには、首を斬り、胸に銀の杭を打ち込み、停止した吸血鬼を聖水で清め、骸を燃やす必要がある
・主人公、アーカードは平凡な吸血鬼で、この時点では太陽光に対する耐性はない