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あの子じゃない ≒ 私

私と初めて出会う人は

瞳をキラキラ輝かせて

どこか嬉しそうに

そっと近づいてくる


——だから私も


ほんの少しだけ


胸が高鳴る——


……でもね

すぐにみんな


決まって

がっかりして

静かに立ち去ってしまう


そうよね

わかってる


私には魅力なんてない


役にも立たないし

価値もないんだもの


——わたしも

あの子になりたかった


愛くるしくて

あたたかくて

ただそこに居るだけで


誰かの心を癒せるような


みんなに愛される

天使みたいな

可愛いあの子に


でもね……


ぱっと見が少し

似ているせいで


疲れた人の目には

あの子のように

映るみたい



30m




20m




10m




5m




3m









「……なんだよ、ゴミ袋かよ」


——ごめんね、猫じゃなくて。

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