物語の幕開けすらもきっとふざけている。
こんにちは!ワケワカメ・ローランカです!変な物語の幕開けだ!
ーこの広大な世界は、きっとどこかに悪役がいて、きっとどこかに悪役を倒す勇者がいなくちゃならない。そうだろう?ー
こんななんの変哲もない、「ローランカ」という世界。この世界には4種類の生命がいる。「何かのために戦う者」、「勉学に励む者」、「平和な世界を望む者」…
そして、「ふざけ散らかしながらも生きる者」
〜町外れの森〜
主人公 「・・・どうして・・・どうして!おかしいよ!」
〜数時間前の町〜
主人公「わあー」*と言いながらスキル【高速移動】を駆使し、町をなぜか高速で踊りながら通過していく
村長らしき人物「・・・誰かあいつを止めてくれ・・・」
その声を聞いた村の人々は、主人公を各々持っているスキルで止めていくのである。そのまま主人公は、訳がわからないまま森に放り出されるのである。
〜町外れの森〜
主人公「ひどい!ひどいよ!私は踊っていただけだもん!」
叫んだところで、一人なので誰も言葉を返してやくれない。そりゃそうですね。
主人公「・・・まあ叫んだって何もかわりやしないし、他の村でも探しにいくかなぁ」
〜歩くこと数分〜
モンスターが現れた!
スライム3匹のようだ!
主人公「・・・今武器持ってなああああい!たいさああああん!」スキル【高速移動】でそそくさと逃げる主人公であった・・・
ただ、主人公はバカだった。忘れてはいけないことがあるじゃないか。
スキル【高速移動】はそのまま高速移動するだけで、物を通り抜ける力なんてない。そしてここは森・・・そう。考える前に木に衝突した。
主人公「ってて・・・どこみてんだお前ぇ!って木かぁ!」
主人公「よし!学んだ!森で高速移動したら終わる!よし!・・・でこのスライムどうしようか!?」
そんなとき主人公の目にとまったのは、大きな石に突き刺さったかっこいい剣だった。主人公は何も考えずにその剣を抜いた。そう。それが全ての始まりで、この酷い人生の終わりだったのかもしれない。
さて、すごい王道な話にしてしまいました!ひねった設定は難しいですね!次回も頑張ります!