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だらだらとした映画語り  作者: 因幡雄介
映画コラム
41/64

『アンフレンデッド ダークウェブ』 霊力が消えた【50点】

【あらすじ】




 全編がパソコンの画面上で展開する異色のホラー作品として話題となった「アンフレンデッド」の続編。


「パラノーマル・アクティビティ」など数々のホラー/スリラー作品をヒットさせてきたジェイソン・ブラムと、同じくPC上で物語が展開する「search サーチ」も手がけたティムール・ベクマンベトフが、前作から続いてプロデュース。


「呪怨」のハリウッドリメイク版「THE JUON 呪怨」のスティーブン・サスコ監督がメガホンをとった。


 手に入れた中古のパソコンでソーシャルメディアにアクセスしたマタイアスは、そこに表示された以前の所有者と思われる「Norah」というアカウント名を、自分のアカウントに書き換えて使い始める。


 すると、PC内に、監禁された女性を映した動画など、おぞましいファイルの数々が保存されている隠しフォルダ発見。


 その時、見知らぬアカウントから「俺のPCを返せ。さもないとお前たちは死ぬ」というメッセージが届き……。




【因幡さんの映画語り】




 アンフレンデッドの続編だが、前作との関連性はない。


 あるとすれば、SNSを使ったやり取りが同じというだけである。


 アンフレンデッドとは「友達がいない」という意味。


 ダークウェブとは通常のネットではアクセスできず、闇取引の温床になっている場をさす。




 主人公マタイアスは聴覚障害のある恋人との関係がうまくいかず、ついネットカフェに置かれていたパソコンを盗んでしまう。


 友人たちとスカイプで会話している途中、パソコンの持ち主エリカからパソコンを返せという要求がきた。


 マタイアスはパソコンを返すため、ネットカフェに行こうとすると、カロンと名乗る人物から1000万ドルを送金され、「穿孔術」という頭蓋骨に穴を開ける手術を依頼される。


 気味が悪くなり友人たちに相談。エリカという人物は行方不明者だと知る。


 恋人のパソコンのカメラに、フードをかぶった不気味な男があらわれ・・・。




 前作は怨霊の話だったが、今作は人間怖い系の話になっている。


 評価は普通で、オチも読める内容になっていた。


 そりゃそうで、これだけ大がかりなことをやっているのだから、裏で組織みたいなものがあるんだろうなと、私は思っていた。


 だが違った。


 これは実況動画だったのだ。


 ありえない展開に違和感があるものの、ホラーとしてみれば十分現代的で怖いのではなかろうか。

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