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だらだらとした映画語り  作者: 因幡雄介
映画コラム
32/64

『黒人魚』 溺愛したいのか?【50点】

挿絵(By みてみん)




【あらすじ】




「ゴースト・ブライド」のスビヤトスラフ・ポドガイエフスキー監督が、ロシアに伝わる「ルサールカ(水の霊)」の伝説をもとに描いたダークファンタジースリラー。


 静養のため友人たちと湖畔の別荘へやって来たローマが深夜、湖でひとり泳いでいると、目の前に謎の女が現れる。


 それ以来、ローマは恐ろしい幻影に襲われるようになり、徐々に体力が衰えていく。


 ローマと同じく幻影に悩まされる婚約者マリーナは、かつてこの湖で女性が入水自殺したことを知る。


 マリーナ役に「ゴースト・ブライド」のビクトリア・アガラコバ。


 ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2019」上映作品。




【因幡さんの映画語り】




 人魚伝説をモチーフにした現代モノホラー。


 ルサールカとは、若くして溺死した花嫁がなるという水の精霊。


 男性を水の中に引きずり込むといわれている。


 日本の心霊ものと違い、クリーチャーものなので、ゾンビと何が違うのかと言われれば、違いがよくわからない造形というのが感想である。




 ローマと恋人のマリーナは婚約していたが、プールでのちょっとした事故でけんかしてしまう。


 ローマは独身最後の日だと、親友に誘われ、行方不明になった父親の家に行く。


 けんかしたことを気にしてか、ローマが近くの湖で泳いでいると、少女が桟橋のそばで立っている。


 彼女は問う、「私を愛しているか?」、と……。




 心霊現象とは違い、クリーチャーものなので、物理攻撃が満載だ。


 実体があるので、蹴りも普通に入ってしまう。


 最後のオチも、彼女がカナズチだと知っているのなら、恐怖はさらに半減する。


 彼氏のしぶい顔は人魚の愛が忘れられないからか。


 ぜひ人魚に「愛」ってそんなに長く続かないぜと、誰か教えてやってほしい。





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