大根入りのカレー ~意外とおいしいよ~
諸君、カレーは好きかな?
私は大好きだ。
と言いながらも、ルーが無いとカレーを作れない私です。
スパイスから自作できる人ってスゲー。
最近はネットのレシピも本格的なものが増えて来たらしいので、調べればそうむつかしくないと思う。スーパー行けば簡単にスパイス手に入るし。
でもまぁ、ルー使うよね。
というわけで今回は普通のカレーを作る話。
……え?
タイトル?
普通だよ、普通。
別にどこも変じゃないよ?
まず材料は、玉ねぎ、にんじん、鳥でも豚でも好きな肉。
あとは適当にチョイスしたルー。メーカはお好みで二種類くらいブレンドするとおいしい(らしい)。
隠し味はニンニクとチョコレート、そして醤油。この三つは毎回入れるかな。
そして忘れちゃならないのが……。
どんっ(大根をテーブルに置く音)!
ダイコンさんなのだー。
え? なんで大根を入れるのかって?
それは……。
なんかね、こう……ノリ的な。
本当のことを言うと、昔母親がカレー作った時に入れていたので、なんとなく試してみようと思っただけ。
でもまぁ……最初はビビってたんよ。
ダイコンなんか入れて大丈夫かなって。
で、試しに入れてみたら……割と結構おいしい。
カレーの風味を阻害しないし、味も変わらない。普通のカレーのまま。
大根は他の具材のうま味を吸収しつつ、カレーのルーをまとって新しい味わいに。
感覚的におでんの大根にカレーかけて食べるみたいな感じ(その説明の仕方だとなんか嫌だよ)。
とまぁ、そんなに悪くはないです。
特別おいしいってわけでもないけど……。
ただ、いろんな人に食べてもらった結果、評判は悪くなかった。
特にお年寄りには受けが良かった。
大根って消化に良いし、柔らかくて食べやすいからね。形も崩れにくい。
カレーに入れる時は、お米のとぎ汁であらかじめ煮ておくのがコツ。
そうするとアクが抜ける。
とぎ汁で煮たら冷水にさらし、水気をよく切ってからカレーに投入。
入れるタイミングは他の具材がある程度に煮えてから。ニンジンが柔らかくなったら、アクを抜いて柔らかくなった大根を投入しよう。
あとは弱火でコトコト煮つつ、適当なタイミングでルーを入れて溶かせば完成。
大根の大きさは一口サイズくらいが良いですね。輪切りにすると食べにくい。なのでいちょう切りにして入れてますねー。
面取りして丸っこくすると、大根だと分からず謎野菜と化して食べてる人が混乱するので面白いです。
触感は完全に大根なんですけど、言われないと正体に気づかない人多いんですよね。そもそも大根入れるカレーなんてあんまりないし。
いや……私が知らないだけで本場のカレーは大根を入れるのか?
とまぁ、こんな感じで、大根をカレーに入れるとおいしいよって話でした。
どこからかジャガイモガチ勢からの鋭い視線を感じます。
ジャガイモを入れるの忘れた?
いいえ、あえて外しました。
年のせいか、ジャガイモゴロゴロカレーを食べると胃もたれするようになったんです。大根だといくら食べてもへーき。
すまんなジャガイモ君。
今日からその席は大根君が座るのだ。
君は明日から来なくていいよ。
ジャガイモ君「ぐぬぬ……」
こうしてカレーランドを追放されたジャガイモ君は、新しいスキルを引っ提げて私に復讐しに来るのでした。
次回、「ポテトサラダ七変化」編、どうぞお楽しみに(書くとは言っていない)。