表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
RE.D PAST  作者: 加藤けるる
七瀬編
19/36

僕ときみの誕生日(前編)

翌日の早朝。どんよりとした空模様だった。



いつもより早く教室に着いた。まだこの校舎には、ほとんど誰もいない。

「ふぅー」とため息をつき、その鞄を自分の机に下ろす。


…思いのほか、ちょっと早く来すぎちゃったみたい。

おかげで一息、休憩できる時間が増えた気はするけど。



「よっ、七瀬!元気か?」


すると廊下の方から、村野くんの声がして、とっさに振り向く。



うう…彼に絡まれると、休憩どころじゃない。

私は少し引き気味に、距離をとる。


「村野くん…。今日は早いね」

「あ?それはコッチのセリフだよ!俺は部活の朝練だったからさっ」

「…え、そうだったんだ。」

「______そんな事より!!!」


ガタンッ!!


ひっ!?


突然食い気味にこっちを見て、教室の扉を叩く村野くん。

……私はビビって、更にその足を後退させた。



「どーなんだよ神崎とは!…告白したか?付き合えたか?」


…ある程度予測はしてたけど、ほんとに聞かれてしまうとは。



ふと昨日、雨の公園で神崎くんに抱きしめられたことが、猛烈にフラッシュバックする。

イヤイヤ!恥ずかしすぎる。神崎くんとの事は、しばらく考えたくない。



「そ、それは…____」

「どうかしたの?二人とも」

「__……え」


事情を言おうか迷っていた矢先、廊下にいた神崎くんが、話しかけて来た。

え!?村野くんもそうだけど、神崎くん、登校するの早すぎ…!


「よっ、神崎!もしかして、俺たちの話全部聞いてた?」

「あの……『どーなんだよ神崎とは』辺りから聞いてた」



それって…ほとんど全部聞いてんじゃん。

村野くんはそれを聞き、さっきまでの話を誤魔化そうとする。


「あ…そうなのね。んじゃ、この話は無かった事で____」

「いや確かに告白はされたけど……」


えっ!!?

それ言っちゃうの!?神崎くん!?


「はっ!?そうなのか!?おい、やったな七瀬っ!!」


うっ……二人とも、もうやめて……

恥ずかしすぎる感情を抑えながら、床の方を向く。



「でも今は、何も言いたくない」

「………は?どゆこと?」

「最近…、色々あったから。自分の心の整理(・・・・)をつけたいんだ」


ぽかんとする村野くんを向いて、神崎くんはそう話していた。


……心の整理…とは?

それじゃあ神崎くんはいつ、心の整理がつくのかな。




やがて休み時間になり、私は1年生の教室にいた。

さっきと比べると人がかなり増え、この校舎も、いつもみたいに活気がでてきた。


「はぁ?フラれた…!?」


自分の席に座るりんちゃんと、長野ちゃんと私、三人で話していた。

私と長野ちゃんは、彼女の席の左右側に立つ。


「う、うん。でもねその後に、その事に関して謝られて…ハグされました」

「はっハグ…!?」


私の発言に一々驚く長野ちゃんに対し、りんちゃんは突っ込む。


「あの、驚きすぎじゃない?」

「いやっいや!だってヤバいでしょ!

そんなのもう、恋愛感情以外の何ものでもないよ!?」


そう熱く話す長野ちゃんに対し、苦笑いするりんちゃん。


え。恋愛感情!?

神崎くんが私に恋愛感情なんて…あるのかな…?



そんな中、りんちゃんは廊下の外を見て、誰かの存在に気づく。


「あっ……新田(あらた)くん!」



新田…くん?

りんちゃんは笑顔になって、教室の外の廊下へと駆けつける。


整った黒髪に、黒縁眼鏡をかける、イケメンな男子高校生。

身長は蒼ちゃんより少し高いぐらいで、ざっと165センチぐらい。


一瞬真面目そうな人かと思ったけれど、

その人はニコッと微笑み、りんちゃんと仲良さげに話していて、爽やかな印象を受けた。



あの生徒、私はあまり見かけたことはない。

「新田くん」とか言ってたけど、一体誰なんだろう…?


「な、長野ちゃん、あの人だれか知ってる?」

「ああ、あの人は新田慎一(あらたしんいち)くん。

けっこう表は真面目な性格なんだけど、優しさが…もう…、滲み溢れてて…すっごいよ?」


後半恥ずかしそうに、にやけて語る長野ちゃん。

……たぶん長野ちゃん、彼に好意がある、かもしれない。



直後、長野ちゃんはさっきの話に戻した。


「そんで…、ななちゃんはこれからどうすんの?」

「えっ?…これからって___」

「決まってんじゃん!神崎くんと、どう接していくわけ?」


これから神崎くんと、どう接していくか……?

そんなこと、考えてなかった。



「ええっと…それは、成り行きで…」

「いや成り行きかよっ!!」


私の「成り行き」という言葉を、バン!と机を叩き、ツッコまれてしまう。

その時、顔を一瞬で近づけられ…何も言い返すことができない。



「いい?確かに『成り行き』もアリかもしんないけど、

あーゆー鈍感ボーイにはね、こっちから進まなきゃ何も始まらないから!」


長野ちゃんは真剣な目で、その人差し指を、私の目の前に突きつける。

え…鈍感ボーイって。神崎くんの事、ひどい言い方するなぁ…。


でも、こっちから進むって言われたって…、

これから神崎くんと、どう向き合っていけばいいのかな。


─────────────────────────────────


自分の教室に戻り、ふと席で神崎くんの存在をきょろきょろと探す。

けれど、ここにはいない。今日も彼は、学校図書館にいるかも。


だけどあんまり、そっちに行く勇気は無かった。



……ちょっと、心の整理をつけたい。

そう思い、机の中にあった国語の教科書を、机の上に置く。


授業中にあんまり分からなかった所を、ちゃんと復習しておこうかな。

そして私は、教科書のページを開いた。




_____数分後。


さ、さぶら……わび……



私は、古文のところで鉛筆を止めた。ううっ、これは…ムズカシイ。

どうやら基本的に古文は、私の苦手分野のようで…


鉛筆を持って、震えるこの手。

しばらく経って持つことが辛くなり、その鉛筆を机の上に置く。


そして、教科書のページの上にだらーんと両手を置き、頭を乗せる。

なんだかやる気も湧かず、そのまま顔を俯かせた。



「……七瀬さん?」


はっ、これはもしかして、神崎くんの声。

私は顔を上げると、目の前に彼は立っていた。


え、だらしない所を見られちゃった?は、恥ずかしい。


これまで幾度となく、だらしない所見せてるけど……



「う…こ、こんにちは……」


心がもやもやして、あまり大きな声は出せなかった。



「もしかして、勉強してるの?」


神崎くんは私の教科書を見て、そう問いかける。

たしかに、勉強はしてたけど……


「え?あっ、そうだよ。復習みたいな」

「そうなんだ!もし分からない所があれば、何でも答えてあげるよ」



えっ、答えてくれるの!?

神崎くんがそのまま自分の席に戻ろうとしていたので、私は「あの!」と引き止める。


「…じゃあコレ、分かります…?」


その声に反応して神崎くんは振り向き、こっちを振り向く。

私は、国語の教科書を片手で持ち、指で分からない箇所を指し示す。


「あ、古文……?そっか分かった。じゃあ、ちょっと待っててね」



神崎くんは自分の席にあったイスを、私の席に持ってくる。

そして私の机の前に、イスを置く。そんな様子を、私はじっと見ていた。


そこには、正真正銘、神崎くんがそばにいる。

……ぁ!!恥ずかしくて、思わず目を逸らしてしまう。


「えーと、この部分…だったよね。」


神崎くんにそう言われて、私は逸らしていた目を彼に向ける。



………その時、耳がぴくっとして動揺してしまう。

教科書を見ていた神崎くんの顔が、さらに目の前に接近していたのだ。


ちらっと神崎くんは、そのままこっちを向く。



い、イケメンすぎる……!!!



…って、ダメだ…!!集中……!

動揺を隠せないまま、私は、横にあった自分の鉛筆を取ろうとした。


「「…ぁ」」


しかし…その途端。

同じく鉛筆を取ろうとした神崎くんの手が、私の右手に触れる。

……お互いに恥ずかしくなって、声が出てしまった。



ぁ……ぁ…ぁ……


「っ……!!は、はなし……!!」

「あ、ごっごめんなさい!!」


動揺した状態で、お互いにその手を離す。

私のその右手は、電気で痺れたように震えている。


顔の急接近。暖かい彼の手。

……心臓がばくばくして、今にも破裂しそうだった。


─────────────────────────────────


夕方、学校の帰り。神崎くんと、二人きり。

彼の提案で、途中で公園のベンチに寄り、勉強を教わる事になった。


一緒に教科書を見ていると、ふと神崎くんに話しかけられる。



「ごめんね、付き合わせちゃって」


私は神崎くんの言葉に対して「ううん」と言って、首を振った。


…神崎くんと一緒に勉強できるなんて、半年前までは夢にも思わなかった。


二年生になりたての頃、一目惚れした神崎くん。

そんな彼と二人きりで勉強…だなんて、まるで夢みたい。



「…あれ!実花ちゃん?」

「えっ…りんちゃんじゃん!」


すると、たまたま通りかかった制服姿のりんちゃんに気づく。

そんな彼女の横には…ちょっぴりだらしない、男子高校生。


「はぁ…めんどくせぇーな…」


鞄を片手で背中に持った中島くんもいた。

二人も、この様子からすれば多分、学校帰りかな。


りんちゃんは私たちを見かけると、こっち側に寄ってきた。

中島くんも頭を掻き、嫌そうに、私たちの元にやって来る。



「何してるの、二人とも?」

「今、国語の勉強してるんだ」


りんちゃんが私たちに問いかけてきて、神崎くんが答えた。

するとりんちゃんは「へぇ〜!」と、興味を示すような仕草を見せた。


一方中島くんは、大きくため息をつく。



「……勉強なんて、何の役にも立たねーだろ」


ひっ、中島くん。勉強してる人の前で、なんてことを。

りんちゃんもそんな彼を見て、ちょっと焦りだした。


「蓮木くん、そんな事ないよ!?将来、就職する時とかは大事だよ?」

「そういう事じゃねーから」


中島くんは呆れたように、りんちゃんから目を逸らした。



「ふう。日が暮れそうだし、もうそろそろ帰ろうか」

「え?う、うん!」


神崎くんは教科書をパタンと閉じる。


「あ、ごめん。私たち、お邪魔だった…?」

「いやいや、たまたまキリのいい所だったから」


蒼ちゃんは申し訳なさそうにしていたものの、神崎くんの発言を聞いてほっとした。

「せっかくなら、みんなで帰る?」と提案する。


神崎くん、りんちゃんはすぐに賛成してくれた。

ちなみに中島くんも、ちょっと遠慮気味に参加する。




四人で住宅街の帰り道を歩く。

りんちゃんが歩きながら空を見上げ、笑顔を浮かべていた。


「いやぁ〜…もう冬だねっ!雪とか降るかなぁ…?」

「こんな地域に降るわけねぇだろ」

「えー!そうかなぁ…」


中島くんの一言に反応する蒼ちゃん。


「そんなの分かんないですよ。沖縄とかでも、雪が降るとか聞くし」

「へー!そうなんだ!」

「……一瞬だけ、ですけどね」



そんな会話をしながら、帰路をゆっくり歩いていた。




やがて神崎くんらとお別れして、一人で家に帰る。


…ふう。あと五分ほどすれば、もうすぐマンション。

気温も低くなってきたし、早く家に……ん?



ポツン。


ザ──ッ…


ひっ!?雨!?

やばいやばいっ!傘持ってない!!

私は鞄を頭に乗せ、びしょ濡れの状態で、急いで家へと向かった。



「おいっ待てよ!!」


すると後ろから誰かに声をかけられ、私は立ち止まってその場を振り返る。

中島くんが、藍色の傘を持ってそこにいた。


─────────────────────────────────


マンションの部屋で、少し制服の濡れた男子高校生が、キッチンの方にいた。

冷蔵庫の目の前で、ひたすらコップのオレンジジュースを飲んでいる。


ゴク、ゴク、ゴク、ゴク…


勝手(・・)に、冷蔵庫のオレンジジュースを飲んでいる。



「……はやく帰ってください」


私は中島くんに、そう説得した。

それに対して、中島くんは私に鋭い目を向けた。


……その直後、衝撃の返事が返ってくる。




「____(しばら)くここに泊めろ」



え?



ええええ──────!?!?



私は、動揺を隠せなかった。

いやいや!!ただでさえ男の人を家に入れるのも初めてなのに、

泊めるとか、ありえない……!!


「む、む、無理です!だいたい、じょ、女子高生の家に上がり込む時点で、頭の中が混乱して…!」

「あ?勘違いすんな、俺はそんな事しねーよ」


いや!そ、そういう意味じゃなくて!


「ほら、うちに帰りなよっ!お父さんお母さんが心配してるかもよ!?」

「……家出した」

「……え?」

「家出した、だからココに泊めてくれ」



もしかして中島くん、家庭内で何らかの事情があるのかな?

よく分かんないけど…、彼の目を見る限り、とても真剣そうに見えた。


「……うう。でも先ず…お父さんに許可を取らなきゃ」

「あっそう」


それを聞いた中島くんは、再びオレンジジュースを飲みだした。



「…んで、話したいことあんだけど」


えっ…この期に及んで、今度はなに…?

中島くんはジュースを飲み終え、キッチンのカウンターに置く。


「ど、どうしたの」

「……お前の家、放火されただろ」

「えっ?あ、うん。そうだね」


あれ、私の家の話かな…?


「村野の野郎も、いじめが発覚して大怪我を負った」

「あれ、そうだったね。」

「……不自然だろ」

「…えっ?」


確かに。いくらなんでもこの短期間に、色々事件がありすぎ。

…そういえば!神崎くんも、広瀬さんに命を狙われてた事あったよね。



「あ……!前に神崎くんも、殺されかけてた事があったよ?」

「はぁ!?…それいくらなんでも無理があるだろ!!」


え…?じゃあどうして、こんな短時間に、同じ市内で、

同じ学校の生徒が、バラバラな事件に巻き込まれるんだろう。


「………。」

「…犯罪の裏サイトとかで、知り合った…のかな」



そう考えると、ちょっと恐ろしい。

私たちは知らない間に、命を狙われてるのかもしれない。


「…明らかに、俺たちを狙ってるな。」

「えっ?」


確かに…。狙われてるのは、村野くんとか神崎くんとか…

私自身や、同じ学校の友達が狙われていることが多い。



すると中島くんが目の前にやって来て、そこで立ち止まる。

頭一個分ほど背が高くて、見上げると、私の方を見つめていた。


「……妙に胸が騒ぐ。また、次の事件(・・・・)が起こるかもな」


そう言って、中島くんは首を掻き、私の横側を通り過ぎていった。



「次の事件」。もし次に、狙われるとしたら…




やがて夜になり、雨が止む。

リビングで中島くんと夕食を食べた後、私の部屋に移動した。


「…俺はさ、布団敷いてリビングで寝るわけ?」

「うん、そうだよ」

「しょうがねーな……

てかこんなトコ、お前の好きな奴にでも見られたら修羅場だよな」


え?


「……中島くん…神崎くんと私とのコト、知ってるの!?」

「あのな、村野と居れば、嫌でも情報が漏れてくんだよ」


えぇー…村野くんが情報源だったんだ…。

村野くん、どうしてこんなに口が軽いのかなぁ?



「…大丈夫かよ。俺とお前がカップルだとか誤解されたら、お前と神崎も終わりだろーが」


う、そうか…

特に、村野くんや長野ちゃんに知られたりしたら、暴れ出すよ…?


「で、でも、中島くんとはそんな気(・・・・)ないからね!!」

「は?そういう問題じゃねー…そもそも俺、好きな子いるし」

「え!?」



中島くん、好きな子いるの!?

こ、これってもしかして、大スクープ…!?


「そんな驚くことかよ…」

「す、好きな子って、誰!?」

「……厳密には、好きな子がいた(・・)

「…いた?」


過去形?

中島くんは、これまでの事を淡々と語る。


「元々中学の頃から好きだった、初恋の奴。

いつも、元気で優しいような、俺とは正反対のタイプだった。

でもな…その後、すぐにそいつは死んだ」

「え、死んだ……?」

「学校で飛び降り自殺だ」


中島くんは私から目を逸らし、頭を掻く。



「…けど明らかに不自然(・・・)で納得がいかなかった。そのさっきまでは、普通に笑顔で俺に話しかけてきたのに」


中島くんは、そう私に打ち明けてくれた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「おはよう!実花ちゃん!」

「…あ、りんちゃん」


再び雨が降る中、傘を差し、中島くんと学校へと向かう直前。

家の近くで水色の傘を差していた、りんちゃんとばったり会う。


さらーっとした長い黒髪が少し湿ってて、妖艶な印象を受けた。



「あぁ゛?なんでお前ここに…」

「あっ蓮木くん!いつもみたいに合流場所に来てたのに、今日蓮木くん来なかったからさっ。

だから実花ちゃんと学校行こうかなーと思ってたんだけど…、ここにいたんだね!」


そう説明した直後、満面の笑みを浮かべるりんちゃん。

中島くんはその笑顔を見た直後、横を向いてため息をついた。


あれ、普段から中島くんとりんちゃんは、同じ通学路なのかな?




私たち三人で、学校に向かう。

すると中島くんはあっという間に、前の方に離れてしまった。


「…ねぇ実花ちゃん。今日の夕方、女子会あるの知ってる?」

「__え!?女子会!?」


初耳だった。

そうなの!?りんちゃんだけ、どうして女子会があるって知ってるんだろう。


彼女はその場で立ち止まって、私の方に体を向けた。

つられて、私もりんちゃんの方を向いて立ち止まる。


「昨日私、穂花ちゃんに誘われて。ついでに実花ちゃんも誘ってきてって言われてさ」

「あ、そうだったんだ…!てっきり仲間外れにされたのかと」


穂花ちゃん…って、長野ちゃんのことだっけ。



「実花ちゃんも…行く?」

「__うん!行く!」


りんちゃんにそう誘われて、私は即答した。


「…おい、早くこっち来いよ」


そう言って口で急かす中島くん。私たちは、その声のした方を向く。

……かなり、距離がある場所にいた。中島くん足早すぎ…!



そんなこんなで、私たちは学校へと向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ