異世界⇨俺の能力は
「管理」の英語の読み方むずかったー!
明日がきた...
あまりにも嫌すぎて30秒に1回ごとにため息を出す。
「ハァー...」
「どうした?アランシア。」
「いや、この年にして世界が残酷なことを知っただけだよ...」
「?」
父さんとそんな会話をして、
また学園に行く。
「アラン、本当に大丈夫か?
着いた途端に心肺停止とかしないな?!」
「しないしない。」
トラも心配してくる。
学園に着いた。今日はこれからの授業や、魔法の見せ合い、クラスの交流らしい。
最近ずっと気になっていることがある。
それは魔眼についてのこと。
前世で身につけた能力だが、ここに来てから全く発動できなくなっていた。
生まれた時から持っていた能力だから?
そんなことを考えていると、
「あなた、あのサシカイア・エリックの息子よね。」
〔〔ザワッ〕〕
急にあの高飛車女がやってきて、親のことを聞いてきた。
しかもまわりのクラスメイトがざわつく。
何故?てか名前何だっけ?
「えっと?君は確か...」
「ヴェーレナー・ヨゼフよ。知らないの?」
いちいちむかつく野郎だな!おい!
こういうやつはどこぞの貴族だろうと思い、とりあえず近くいた..えっと..あっ!
ブラック・J・ウォーカーだ。貴族のブラック君に聞けば何か分かるだろう。
「ブラック君、ブラック君あいつって、どこの貴族?
そして何で親の名前でざわつくの?」
「ヴェーレナーさんは、王族直属の貴族だよ。美人で冷静でここの試験も主席の人だよ。そして君の親はこの学園で最強と言われた人物だよ。知らないの?!」
「知らないし知りたくもないよ。」
「聞こえてるわよ。あなた随分なめた態度ね。この学園で最強だった親の子供だからここに入れたのはどうせ七光りでしょ。」
「トラ、ブラック君。これはあれだね。お前の実力見してみろって事だよね?」
「アラン...正解だ。」
「もう目が殺意と闘気で溢れているしね。」
「どうしたの?私がこわいの?」
上から目線で見下してくる。
うん。ここでお仕置きだ!!
「まぁ、やるんだったらいいけど。」
軽くヴェーレナーの肩を叩き距離をとる。
「ふん!なら輪切りにされなさい!!」
魔法陣を展開させる。
「杖も無しで、ソニックザッパーを発動するなんて。すごい!!」
まわりがさらにざわつく。
「どうしたの魔法陣を出してみなさい!」
「もうとっくに出してるよ。」
「ハァー?!
ぐっ?!?!」
突然ヴェーレナーが苦しみ出し、倒れ込む。
そして展開している魔法陣が粒子になって消える。
「な、何が?!」
「君の魔力を調節さしてもらった。
さっきのソニックザッパーが使えない程度に。」
するとブラック君が横から、
「アランシア君、魔力って王族以外干渉できないだろ?!王族の血を受け継ぐ者にしか出来ないはずだけどなんで?!」
「だか、何故か出来るんだよ。」
試験の日に偶然知った。
俺の能力は触れた物、傷つけた物の全てを調節する能力「アドミニストレーション」
ご感想があれば
よろしくお願いいたします。




