異世界⇨キャンパスライフは多分ない。
キャラの名前を考えるのは大変でした。
「アランシア、朝よ!」
母さんの声が家に響く。
俺の名前は「アランシア」になった。
父さんの名前は「ゲノック」で、
仕事は...魔法省という国会で魔法の色々な法律を決めるところで働いている。
なんか想像してた世界とはちがくね?
そんなことを考えつつとりあえず返事する。
「起きてますよー。」
「早く朝ご飯食べなさーい。」
サシカイアは専業主婦ではあるが、昔は有名な魔法学園主席だったという。本当か?!家では物凄く天然だし...
魔法使った所見たことねぇし。
部屋から出てリビングに行くと、
「今日から学校ね!がんばってね!
しかも、私が行ってた学校だなんて。」
母さんがうれしそうに話してくる。
この世界にも学校制度があり小中高もしっかりあるが、この世界は、成人扱いになるのは16歳からであるため、高校は大学生みたいな扱いになる。そして、母さんの通ってた学園に、入学することになった。
「母さん、これは何かの間違えだって。」
筆記も頑張ったし、実技は...魔法が不明のため上手くできなかったが、偶然のまぐれで固有能力が分かったのだ。
実技がズタボロだったのに何故か合格通知がきた。これはなにくの間違えに違いない。
「ごちそうさま。歯磨きして早く出よう。」
制服を着て鞄の中身を確認し、服を入れる。
どうせ俺の席もなくてその場、制服を引っ剥がされるだろうと思いながら。
「行ってきまーす。」
玄関を出ると、外に
「よっ、ではいきますか!」
茶髪のイケメンが立っていた。
彼は、「トラクエア」中学校からの親友で同じ学園を余裕で合格した。
主人公みたいなやつである。
「それにしても、アランと同じ学園に行くなんてなー。」
「なんか不満か?」
「いや、お前の母さんみたいな美人はいるかなーと思い。」
「不謹慎だな。」
俺も学園の悩みを伝えると、
「大丈夫、大丈夫どうせなんとかなるさ。」
学園につく...でかい!!!
あらゆるところ全てがでかい!!!
そしてきれい!!!
なんかもう全てが光ってる!!!
「なぁ、俺こそこんなとこに席あるか分からなくなってきた...」
トラも、さすがに物凄く不安らしい。
あっ、トラはトラクエアのことだよ。
二人で正門の所で固まっていると、
「邪魔よ。」
背筋に何かを感じ、勢いよく振り返ると、
黒髪の美人が立っていた。
「あぁ、ゴメンゴメン。」
「フン、次はないから。」
なんだよあの高飛車な女は!!!
「まぁ、ほっときゃいいじゃん。」
「・・・それもそだな。...どうせ俺の席ないし」
ため息をつきながら、トラと一緒に足を踏み入れる。
はぁ、俺どうなるんだろう...。
ご感想があれば
よろしくお願いいたします。




