おまけ回 歓談部夏期定例会
今回のおまけ回と+一話で第一部終了となります。今後ともよろしくお願いします。
「あぁ……、入りたくねえなぁ……」
夏休みの最後の日だというのに真夏の日差しを一身に受け、とあるファミレスの前で踏ん切りがつかず立ち止まっていた。
今日この日、俺と瀬良は由良先輩から呼び出されていた。なぜ呼び出されたかというと、8月31日に歓談部夏期定例会があるからだ。
別にこの日に用事があるとか夏休みの宿題を終わらせていないわけではないが、俺と瀬良が強制参加されていることに関しては未だに納得いかない。ぶっちゃけサボりたいのだが、逆らったら後が怖いので絶対に行った方がいいだろう。
店のドアの前で立ち止まると営業妨害にないかねないし、そろそろ腹をくくって中に入ろう。自動ドアのボタンを押すと冷たい風が俺を迎え入れてくれた。
周囲を見渡すと、それらしい人物が二人で座っていた。珍しいことに由良先輩と瀬良が同じ席に座っていた。久しぶりに出会う由良先輩は相変わらず元気そうだ、と感傷にふけることを止め挨拶を軽く交わす。
「……気持ち悪い」
えっ、俺ぇ!とリアクションしそうになったが、俺ではなく瀬良に向けられた言葉だった。
ボロカスに罵倒したかと思えば、そそくさと俺の隣の席に座りに来た。…なんか由良先輩の隣に座るのは気まずいと感じたため、俺が瀬良の隣に座ることにした。
「おい瀬良、由良先輩に何を言ったんだよ」
「もう少し強い言葉で虐めてくれていいですよ、って言っただけ」
「何のフォローできないくらい気持ち悪いな」
お前、そんな態度を隠さないから由良先輩から嫌われてんだぞ。学校で評判のいいイケメンだからといって何を言っても許されると思うなよ。
「告白すら出来ないヘタレよりましだと思わない?」
「……お前の姉の悪行の数々をブチまけたって俺は一向に構わないがな」
あのお面の不審者もとい、瀬良の姉には散々迷惑をかけられたんだ。俺が奢らされた屋台のメニューの数々を弟であるお前に請求する権利持ってんだからな!
そう睨みつけると、瀬良は何事もなかったかのようにそっぽを向いた。もう少し追求したいところだが、こちらも下手につついて花火大会のことを根掘り葉掘り聞かれたくないしな。
「瀬良、その辺りにしておけ。この口だけヘタレへなちょこ童貞に色々と物申したいとこだが、それは後回しにしなければな」
なんか俺に対して当たりが強くないか?由良先輩に恨まれることをした記憶は無いはずなんだけどな。
由良先輩がコホンと咳払いをすると背筋が反射的に伸び、瀬良もふざけるのを止めて真面目な空気が漂い始めた。
「毎年恒例、歓談部夏期定例会を始める。各自何か言いたいことは?」
「……ありません」
「右に同じくってところかな」
あぁ、ついに始まってしまうのか。不幸中の幸いなのは白雪さんが参加を免れたことだろうか。これから始まる地獄を誰にも止めることなどできないのだから。
「よし、何もないのであれば歓談部主催デスゲームの開始をここに宣言しよう」
この歓談部夏期定例会というのは、あくまでも名ばかりなの集まりである。その実態は由良先輩によるパワハラ強制理不尽罰ゲームと言っても過言ではない地獄である。
最終的に勝ち残った者は歓談部の部員に対し、なんでも一つだけ好きに命令できる権利が与えられる。
実のところ由良先輩はいわゆる人の苦しむ姿を見て喜ぶドSだ。だからこそ由良先輩の加虐心を満たすルールとなっている。
瀬良を犠牲にして自分だけでも生き残りたいのだが、由良先輩は瀬良をイジメても何も感じないらしい。
『嫌がっている人間に対してイジメるのが良いのであって、瀬良のようなドMをイジメても面白くも何ともない』
ここまでドSが極まってると流石としか言いようがない。つまり誰が悪いかと言えば、瀬良がドMなのが悪い。瀬良が年下にイジメられたい系ドMなのが全て悪いということだ。
「そして今回、この地獄に付き合うスペシャルゲストを連れてきている」
「……ふーん……」
どうせ池田だろうなぁ。去年は”カキ氷早食い大会‟で荒らすだけ荒らして由良先輩に一位献上したからな。『康一の家に盗聴器仕掛ける権利をちょうだい♡』と言ったときは、あいつの頭を思いっきり引っ叩いたっけ。
白雪さんに来てもらいたいけど、こんな歓談部の汚点を晒すような醜い足の引っ張り合いのゲームだしな。そんなとこ見られたら品性を疑われて嫌われてもおかしくないからな。
「こ、こんにちは!」
「し、し、白雪さん!ど、どうして……」
「私が歓談部の一員である白雪さんを仲間はずれにするはずないだろう。良くも悪くも…な」
正気か?俺でも参加したくない痛みを伴う罰ゲームに付き合わせるとか、倫理観どうなってんだ。
白雪さんが人間関係に対しトラウマにでもなったら、どう責任取るんだよマジで。
「ちょっと、どうして白雪さんを連れて来たんですか。何もこんな割に合わないゲームに強制参加させるなんて、見損ないましたよ」
「前々から、白雪さんが参加することが決まっていた。お前が夏休みに入る前まで生徒会に足を運んでいた間にな」
なっ!?いずれ怪しまれそうだとは思っていたけど、ここまで行動を把握されてるのかよ。体型と身長に恵まれなかったこと以外は欠点も無いし、完璧超人すぎるだろこの先輩。
「まあいい、白雪さんと愉快なロリコン共にゲームの詳細を発表しなくてはな」
(俺はロリコンじゃねえ!!)
「今回のゲームは……激辛タコ焼きロシアンルーレットデスゲームだ」
最後にデスゲームって付けたらカッコイイって思ってないだろうか。センスはともかく普通のパーティーゲームみたいな感じだな。由良先輩にそんな慈悲が残っていたらの話だけど。
由良先輩はどこからもなく取り出したタッパーの中から、サンプルと思われるタコ焼きを取り出した。
「瀬良、少し口を開けろ、”あーん‟してやる」
「あーん」
まるで付き合いたてのカップルが好きそうなシュチュエーションだ。瀬良にとっては最高のサプライズであり、さぞ嬉しいことだろう。
白雪さんが羨ましそうに見ているのは、ああいう風に誰かに食べさせたいということなのだろうか。俺も食べさせられたいな、と思っていると事態が急変した。
瀬良はびくりと体を一瞬だけ震わせると、瞬く間に水に手をつけ勢い良く飲んだ。
顔面蒼白といったところだろうか、一体何を食べさせ……たぶん激辛タコ焼きを食わされたんだろうな可哀想に。
おそらく、このファミレスの人と何らかの繋がりがあって入手したタコ焼きだろう。そして激辛タコ焼きの辛さを知らしめるための実験動物にされたようだ。
お前のような欲しがりマゾヒストに対し、由良先輩がデレてくれると何故思ってしまったのか理解に苦しむ。時間が経過するごとに瀬良の容態は悪化していき、吐き気がしてきたのか口元に手を抑えていた。
「ち、ちょっとお花摘みに行ってくるよ」
いくら余裕がないとはいえ、一昔前のアイドルがトイレ行くような台詞を言うなよな。白雪さんの前でトイレ!って言うのがそんなに恥ずかしいのかよ。そんな時、ふと思った。
トイレで吐き出さないといけないくらい辛いってヤバくね?最悪の話になるが、タバスコとかの類でも入ってるんじゃないだろうな。
「ちなみに安全な当たりが一つで、危険な外れは三つ。無事に終えることができるのは一人だけだ」
今トイレに駆け込んだ瀬良は無事じゃないと思うのだが。というか今年の罰ゲームはあまりにも過激すぎてるし、なんか由良先輩の個人的な私怨も入ってないだろうか。
「由良先輩、さすがにやりすぎでは……」
「安心しろ人間がギリギリ耐えられるような辛さを、ここの知り合いに特別に作ってもらったんだ。今回の被害者は私達だけだ」
いやいや、そういう話じゃないんですけど!!由良先輩の正気を疑いそうなったが、そんなこと自分の保身よりも白雪さんを説得しなくては。
「その…白雪さん。こんな罰ゲームみたいなことは断ってもいいんですよ」
由良先輩にそれなりに恩義があるとはいえ、こんな独裁者気取りのロリっ子の命令より白雪さんの安全が第一だ。あの惨状を見たら誰だって逃げだしたくなるだろう。
「心配してくれてありがとう、康一くん。でも誰かとこういう遊びを一度してみたかったんだ」
もうダメだぁ、おしまいだぁ。律儀に参加しなくていいんですよって伝えてあげたいが、白雪さんに意志が思いのほか固く説得出来そうにない。
このままでは由良先輩の新人潰しのパワハラによって、何の罪のない白雪さんが悪意に晒されてしまう。この先輩は白雪さんに何かしらの恨みでもあるのだろうか。
「帰ってきたついでドリンクバーで適当な物入れてきたよ」
トイレから戻ってきた瀬良は、器用にも両手で4つのドリンクを運んできた。俺が来る前に四人分のドリンクバーを頼んでくれたみたいだ。
持ってきたのはアイスが付いていたメロンソーダ、メロンソーダ、メロンソーダ、メロンソーダ。
おい待て全部同じじゃねーか。由良先輩の好きなドリンクを持ってきて気を引きたいのは伝わったが、お前もうちょっと違うドリンク持ってこいよ。
「御苦労。苦しゅうないぞ」
めちゃくちゃ笑顔で飲んでるな由良先輩。これが鬼の目にも涙ってやつか。
「おまたせしました。ご注文の激辛ロシアルーレットタコ焼きです」
そうこうしていると、女性の店員さんが運んできたのは全部で4つのタコ焼き。なんとビックリ、タコ焼きの一つが真っ赤に染まっているではありませんか。
おいこれ企画倒れだろこれ!!あとの三つは分からないけど、あの赤いのが激辛タコ焼きって一発でわかるじゃねーか!!
この四つのタコ焼きの中に安全に食べられるものは一つしか存在していない。こんなあからさまなタコ焼きがあるせいで、互いに牽制し合って膠着状態になるかと思われた。
「これなら大丈夫そう」
そんな空気とはつゆ知らず、白雪さんは備え付きの爪楊枝でタコ焼きに手を伸ばし……ん?
その真っ赤かのタコ焼きは絶対ダメだあぁああぁ!! レッドサインは危険な香りぃぃ!!
警告を発するより先に、白雪さんは地獄の業火をも思わせる色のタコ焼きを一口で食べてしまった。
「ちなみにタバスコ入りだから全員覚悟するように」
は、はぁ!?マジかよ、ど、どうしよう。今から吐き出させるのが正しいのだろうか。
タバスコなんて一滴でも激辛にしてしまう悪魔の調味料だというのに。そんなタコ焼きを丸ごと全部食べてしまったなら、辛いの一言で済まされないほどの地獄を味わう事になるだろう。
「ちょっと辛いけど美味しいね」
ちょっと辛い!?あのタバスコが!!? 瀬良が辛さに耐えられず、あれほどもがき苦しんでいたのに!!
人が食べたら物理的に悶絶しかねないタコ焼きを、白雪さんは美味しそうに食べていた。それも一口で平らげているのだから、恐怖を知らないとんだチャレンジ精神だ。
「もう一回瀬良に食べてもらうか」
「康一も結構な鬼畜だよね」
にわかに信じ難い光景だが、これを現実だと受け入れざるをえない。白雪さんは異常に辛さに対して耐性があるのだろうか。消去法から導いただけだが、状況的にそれしか考えられない。
まあいい、白雪さんを激辛タコ焼きの犠牲にしてしまったのは心苦しいが、残るタコ焼きは三つだ。三分の一の確率を引き当てなければならない。
由良先輩に命令する権利とか与えたら、後があまりにも怖すぎる。人の権利などお構いなしなとこあるし、さっきの激辛タコ焼きを無理矢理食べさせられるかもしれない。
先の展開が読めな不安から瀬良の方を見ると、あいつは勝ち誇ったように笑っていた。
「このゲーム、僕の勝ちは揺るがない」
あまりにも自信に満ち溢れた勝利宣言。でも瀬良は適当なハッタリをかまさない。勝利を手にする決定的な根拠を握っているはずだ。
瀬良は一つのタコ焼きを迷いなく指差した。大胆不敵な探偵が真犯人を追い詰めるかのように。
「僕は調理場を覗いて見た。どのタコ焼きにタバスコの入った瓶を振りかけていたのを。そしてどれが安全なのかを全て理解しているからね」
どれだけ格好良く言おうが調理場を覗くとかズルじゃねーか。そこまでして由良先輩に命令したいのか、あのロリコンは。
その瞬間、由良先輩が瀬良の指差したタコ焼きを爪楊枝で突き刺そうとした。不意をついた一刺しは非情にも皿に突き刺さるだけだった。
「甘いよ、由良先輩。全ては僕の計算通り」
由良先輩がスキを突いて取ろうとしたタコ焼きを、瀬良は涼しい顔で爪楊枝で既に突き刺していた。自らの筋書き通りと言わんばかりに、それを指揮棒のごとく優雅に振るっている。
そして見せびらかすように、当たりのタコ焼きを口に入れた。あいつの思惑通りに進んだのは死ぬほど腹が立つが、今回ばかりは負けを認めるしかない。
瀬良に出し抜かれて由良先輩も怒っているかもと、一瞬だけ目を動かしてチラ見した。…何故か不敵に笑っていた。理由が分からず瀬良の方を見ると、あいつの口元が思いきり歪んでいた。
俺は気づいた。あいつはハズレのタコ焼きを引いてしまったのだと。
ダッセぇぇぇええ!!あれだけ啖呵切っておいて外れのタコ焼きと見間違えをするとか、めっちゃウケるんですど。
プルプルと震える瀬良が滑稽に見えてきた。やばい必死に笑い堪えないと、白雪さんに人間性を疑われるかもしれない。
「も、もう一回、お花を摘みに行こうかな。花束より愛を込めるためにね」
うわ凄いなー、あそこまで人間って強がれるものなんだなー。お花摘みに行きすぎて、花冠でも作れるんじゃないか。
それにしてもクリームソーダを美味しそうに飲んでる白雪さんは可愛いなぁ。俺も早く終わらせて精神的に楽になりたい。
「ここからは、お前と私の一騎打ちだな」
「……そういえば、由良先輩は一体誰にどんな命令をしたいんですか?」
「そうだな、とりあえずお前に女装でもしてもらうか。ゴスロリ風の服かメイド服のどちらがいい?」
「勘弁してください」
女装なんて絶対に嫌だし似合わねえよ!!しかも脈絡もなく適当なこと言われると、女装発生フラグになりかねない。話題逸らしのために、今思った疑問を口に出してみることにした。
「どうして由良先輩も、こんな罰ゲームに参加してるんです?先輩命令とか言って、三人でやらせれば何のリスクもないでしょうに」
予想外の質問だったのか面を食らったような顔はしていたが、由良先輩は少しも考えるそぶりを見せなかった。
「自分だけリスクを取らずに安全圏から苦しむ姿を見ても面白くないだろう。それなりの危険を伴ってこその最高の愉悦を味わえる、そう思わないか?」
白雪さんを見てそんなこと言わないでください。綺麗な在り方をしてる白雪さんに、こんな捻くれた思想が伝わったらどうするんですか。
そう言って満足した先輩は、二つしかないタコ焼きを運否天賦に身を任せるように選んだ。恐れることなく口にする姿勢は、さながら熟練のギャンブラーのようだった。
確率は二分の一、ここで由良先輩が当たりを引けば俺は負ける。そしたら激辛タコ焼きを食べなければならず、白雪さんの前で女装する羽目になり屈辱的な姿を見せてしまう。
女装したことに失望されたくない俺は、ただただ祈ることしか出来なかった。運命は慈悲も残酷すらも吞み込み、ただ結果だけが粛々と訪れた。由良先輩は静かに水に手を付け全て飲み干した。
「……イライラしてきたな。ちょっとチューリップをしばいてくる」
いや、どういう意味だよ。そう言うと同時に席を外しトイレに一直線に向かっていった。
さっきのって、お花摘みに行くの亜種ってことなのか?…あれ、由良先輩が激辛タコ焼きを食べたから、これって俺の勝ちじゃないか。
(や、やったぁぁぁぁああぁ!激辛タコ焼きを回避できたぞぉおおおお!!)
しかもそれどころではない。歓談部の部員に一つお願いできるということは、白雪さんにもお願いできるということだ。最高だ、最高にグレートってヤツだ。
今この場に瀬良と由良先輩のいないアドバンテージを最大に生かすべきだ。焦らずに白雪さんに気持ち悪いと思われないくらいのお願いを考えよう。
お願いと言っても、そうだな……。せっかくだし、白雪さんに言われたい台詞を言ってもらおうかな。
それだったら白雪さんにお兄ちゃんとかも甘えられる感じで言われたいかも、いやいやご主人様とか本物のメイドさんみたいに言ってもらえたら最高じゃないか。
どちらも捨てがたいが、今は残されたタコ焼きをさっさと食べることにしようか。トイレに行った瀬良と由良先輩が苦しんでいる姿を想像すれば、さぞ美味しいことだろう。
俺は勝者の特権と言わんばかりに、叶えたいささやかな夢を胸に抱いて一つ残されたタコ焼きを口に放り込んだ。いやーうまいなー、この舌をヒリつかせる程よい辛さが最高だな!
…うん?ちょっと舌が痛いな。ヒリヒリどころかビリビリと焼けるような感じがする。あっ待って、比喩関係なしに、舌が現在進行で大炎上してるんだが。
まさか全部のタコ焼きにタバスコが入ってるんじゃないだろうな。あまりの辛さに悶絶しながら、店員さんが来てくれるボタンを押した。来てくれたのは激辛タコ焼きを運んだ女の人だった。
「どうかされましたか、お客様?」
「すみません、タコ焼きが全て激辛だったんですけど……。辛くないものが一つも入っていないのですが」
さすがに向こうのミスだから今のゲームは流れることになるだろう。それよりも俺は絶対に、絶対に次の罰ゲームに勝ち残らればならない。
白雪さんを犠牲にしないためには白雪さんを最後の順番にして、それまでに俺が当たりのタコ焼きを引ければ……
「真っ赤なタコ焼きが当たりですよ」
「……はい?」
ちょっとよく聞こえなかったかな。いやいやそんなはずない、常識的に考えてあの真っ赤なタコ焼きが当たりなど絶対にありえない。
「うちの店長の趣味で赤く見えるタコ焼きはピリ辛にしてあるんです。絶対に辛くないと油断したところに、辛い物を食べた時の絶望した表情は非常に美しいって言ってました」
「……じゃあ、このタコ焼きの当たりは一体?」
「ピリ辛しか当たりがありません♪お客様が綺麗に引っかかって下さって、わたしとっても嬉しいです」
くそがぁぁああぁ!!騙したなぁぁぁああぁ!!
俺は水を全部飲んだ後に、白雪さんに『ちょっとトイレ!』と言って恥をかき捨ててトイレに直行した。
おまけ回のおまけ
由良先輩「……えー、今回の優勝は白雪さんだな。おめでとう、その特権として私達に好きな命令をしてもいいぞ」
白雪さん「私でいいんですか?えっとそれじゃあ、みんなにイタズラしてみたいな」
瀬良「はい喜んで」
康一「抑えろドM」




