*ホラー* もう一人の自分 前篇
--ホラーが苦手な方はバックをお願いします><--
主人公:柊亮介
友達:佐々木紘
-----ねぇねぇ、知ってる?-----
-----何がー?------
-----この学校の噂。-----
-----噂・・・?-----
-----うん。私もよくわかんないんだけどさー・・・
死んだ人が自分と同じ顔をして、本物の自分を食らいに来るんだって・・・-----
「おーい、亮介ー。」
俺の近くに友達の紘が駆け寄ってきた。
「ん、どーした?」
「聞いてよぉ・・・僕怖い話聞いちゃってさぁ・・・」
「お前はビビりだなぁ・・・」
俺は泣きそうな紘を見て苦笑いをした。
紘はビビりで怖い話は大の苦手だ。聞くと泣きそうな顔をする。
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「もう一人の自分・・・?」
「そう・・・偽物が本物を食らいに来るんだってっ・・・。」
またもや紘が泣きそうな顔をしてた。
もう一人・・・ね。
そんなの本当のことなのだろうか・・・。
キーンコーンカーンコーン。
「ほら、泣いてないで行くぞ。授業始まっちまう。」
「う、うん・・・・」
この時俺は不思議なものを見た。
俺の顔に似た奴が
教室に入っていくのを。
「?!」
「亮介・・・?」
見間違いか・・・?
いや絶対違う。あれは完全に俺だった・・・。
もう一人の俺がいるとしたら、教室に入っちゃまずいよな。
「悪い、次サボるわ。」
「え?ちょ、ちょっと!!」
俺は紘の横を通り抜け走った。
・・・噂、に・・・決まってる・・・・。
俺はサボったものの、信じれなかった。
・・・寝れば忘れる、そうだ、忘れる・・・・。
俺がたどりついたのは保健室だった。
ガラガラ。
「あら、柊くんどうしたの?」
「サボり。」
保健医の先生にキッパリ言い放った。
そう言うと先生は呆れた顔をして俺に言う。
「もう、柊くんは・・・」
俺はよく保健室にサボりに来るのだ。
ここは布団もあるし寝れるからな。
俺は布団にもぐり、目を閉じた。
あんなの、噂に決まってる・・・。
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「亮介、どうしたのかな・・・」
僕は亮介が走って行った方向に目を向けた。
そのとき方に誰かの手が乗った・・・
「紘、授業始まるぞ。」
「りょ、亮介?!」
後ろを向くとなんとさっき走って行った亮介がいた・・・!!
「さっき走って行ったのに・・・」
「やっぱサボりはダメかなと思ってさー。ほら、行くぞー。」
僕は亮介の後ろについっていった。
なんか変だなぁ・・・。
ま、そんなことないか。
僕は気づかなかった。
この”亮介”が
偽物の”もう一人”と言うことに・・・。
続きをお楽しみに!!