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異世界を服従して征く俺の物語!!  作者: ネコのうた
― 第二期・各々の立場 ―
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第78話 兎の王との攻防戦・其之弐

俺を筆頭に、勇者/聖女/魔法剣士/トーキーの各将軍/ジャイアントアント/ヘルハウンド/ハーピー/南方と西方の領主らが、槍・剣・戦斧・爪に、魔法で、攻撃するも、アルミラージであるロードに、


シュンッ!シュンッ!シュンッ!シュンッ!


と、悉く(かわ)された。


“兎”であるうえに、【武闘家】なので、かなりのスピードだ。


俺に向かって、直線的に、


ビュンッ!


と跳んできた敵が、右のパンチを繰り出す。


それを、俺が[大地の槍]の刃で、


ガシンッ!


と、受け止める。


2Mほど後方に退()いた王が、


「ふむ。やはり、このまま(・・・・)では厳しいか。」


と呟き、


「はああああ――ッ!!」


と、力を込めた。


すると…、その肉体が、


ボンッ!!


と膨張したのである。


領主や護衛係から仕入れていた事前情報によれば、【筋力増強】というスキルで、攻撃力と防御力が倍になる代わりに、素早さが半減するらしい。


まるで、ベ○ータ&トラ○クス親子が、セ○との戦いで披露した、“スーパーサ○ヤ人2”みたいな感じだ。


俺は、小手調べに、槍の腹で、地面を〝ドンッ!〟と叩いた。


烈風(れっぷう)将軍の時のように、土が段々になりながら走る。


だが、〝スッ〟と腰を下ろし、


「はぁッ!」


と、右手で“正拳突き”した敵によって、


ドッゴオォンッ!!


と大きな穴が開き、〝ボロボロ〟と崩れ去ってしまったのだ。


勇者が水撃を、魔法剣士が火炎を、聖女が光線を、ほぼ同じタイミングで発動したところ、兎の王が左腕を、内側から外側に薙ぎ払い、


ズババァンッ!!!


と、打ち消した。



俺たちは、ロードを囲うかのように、〝ジリッ ジリッ〟と距離を詰めていく。


宙で隙を窺っていたハーピー達のリーダー格が、〝ビュオッ!〟下降した。


しかし、左の足首を、右手で〝ガシッ!〟と掴まれて、縦方向に、


ブンッ!


と振るわれ、地に、背中を、


ダンッ!!


と、叩き付けられたのである。


〝ならば!〟と、王の右側から素早く迫った二年生書記の【アサシン】が、ダガーで肩を刺すも、平然とする敵が、彼女の腹部に、左拳のアッパーを、


ズドンッ!


と、喰らわせた。


「うぐッ!!」


と膝を屈しそうになるアサシンを、兎の王が右足で蹴ろうとしたが、一瞬早く、バックステップで逃れたのである。


今度は、俺が、正面から、【大地の槍】で顔を突こうとするも避けられてしまい、反撃されてしまったのだった―。


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