表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界を服従して征く俺の物語!!  作者: ネコのうた
― 第四期・大陸を越えて ―
185/350

第185話 魔王軍・其之弐

俺は、魔法を軸に戦いながら、敵軍を洞察している。


待機している魔王軍の後方に視線を送ってみたところ、身長15Mぐらいのモンスターが居た。


肌は紫色で、額から二本の角が生えており、肩あたりまでの長さがある黒髪はオールバックだ。


金のような鎧を纏っているが、実は“銅”らしい。


肩当てに付属しているマントは黒かった。


ソイツの近くには、背丈が10Mほどの、似たような連中が、数千万、見受けられる。


肌は、青色や、赤色だ。


甲冑が鉄製であったり、マントを着けていない事から、家臣だろうと推測された。


『あれって……、“オーガ”か??』


誰ともなく、【念話】で訊ねてみたら、


『うむ。』

『間違いない。』

『そして…、ひときわ大きいのがロードであろう、“東の覇王”よ!』


[狼の王]が考察したのである。


『他にも、デッケぇのが、ゴロゴロいやがるが?』


俺の目には、身長が17Mはありそうな魔物も、映っていた。


肌は茶色で、やはり、金みたいな“銅の鎧兜”を装備している。


コイツの肩当てに付属しているマントは紺色だ。


その付近には、背丈が12Mくらいの、似たような奴らがいる。


こちらの甲冑も鉄製であり、マントを着けていない。


肌は、水色や、桃色だ。


『あれらは“ギガンテス”に、“ギガースロード”じゃな。』


アンデッドソーサラーの説明に、


『ん??』


俺は首を傾げた。


これを察してか、幅4㎝×長さ20㎝の【光線(ビーム)】を、何百本も放っている一年生書記が、


『“ギガンテス”というのは複数形(・・・)の呼び方で、単独であれば“ギガース”となります。 覇王様!!』


と、伝えてきたのである。


『へぇー。』


初めて知った俺だった。



敵が、新たに、およそ三千万を動かしたようだ。


今度は、猿/(キツネ)/ウェンディゴ/熊/マンモスだけでなく、オーガとギガンテスも数万ずつ含まれている。


ちなみに、ギガンテスは、ドラ○エシリーズみたいな、一つ目ではない。


“二つ目”だ。


更に、角は生えていなかった。


それら以外にも、人間っぽいモンスター達が飛来している。


身長は160~180㎝とバラつきがあるが、どいつもこいつも、頭の左右に“悪魔のような角”を生やしており、背中には蝙蝠(コウモリ)の翼を有していた。


ピンク色の肌は女性陣で、薄紫色の肌は男性陣みたいだ。


数は、合わせて1000万といったところだろう。


この寒空の下、どちらも露出度が高い。


『オォ~、“サキュバス”トォ、“インキュバス”デスカァ~。』


幅4.5Mの“火炎魔法”を発射していた三年生の【ウィッチ(魔女)】が述べる。


『魅了されてしまう前に、倒しましょう!』


[馬の王]が全員に告げるも、少し遅かったようで、一斉に【チャーム】を発動されてしまったのだ―。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ