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異世界を服従して征く俺の物語!!  作者: ネコのうた
― 第三期・この世界の歴史と未来 ―
120/350

第120話 VS.バード国の幹部たち・其之陸

襲い掛かろうとする接近戦メンバーに、小将軍のコカトリスが(くちばし)を開く。


だが、毒を吐こうとするコカトリスに先んじて、“黄色く輝く矢”が、


ビュンッ!!


と放たれ、胸元に〝ズブッ!〟と刺さるなり、


バチバチバチバチィッ!!


と、感電させたのである。


これは、狙撃手のエルフ姉による【伝導】だ。


敵の近くにいた剣士のトーキー小将軍が全身を〝カッ!〟と光らせ、【乱れ打ち】を発動させた。


シュババババババババババンッ!!


とレイピアで一度に10発も突かれたコカトリスがヨロめく。


その後頭部に、虎の獣人が右のトンファーを


ズドンッ!!


と、叩きこんだことによって、敵の小将軍が横倒れになる。


どうやら、そのまま気を失ったようだ…。



敵たちの左端(俺からは右)では、東方領主のペリュトンが、最大幅15㎝×長さ30㎝でクリスタル形の“氷の塊”を、100発ほど一斉に飛ばしてきた。


間合いを詰めていた10数の人間と10体のモンスターが、くらってしまい、傷つき倒れる。


ペリュトンが特大の氷撃を放って確実に(とど)めを刺すべく、より一層に翼を広げていく。


その足元に、直径4Mの魔法陣が現れた。


〝ハッ!〟とした東方領主が左へ横っ飛びしたタイミングで、地面が6Mぐらい〝ズドオォンッ!!〟と隆起したのである。


それ(・・)は、魔法陣と同じ幅の“歪な円錐”といった感じで、【魔術師】であるエルフ弟が発動させたようだ。


これを間一髪で避けたペリュトンの頭上に、魔人姉が直径5Mの魔法陣を出現させた。


そして、50程の雷を一気に、


ズドドドドドドドド…ッ!!!!



と落とすも、前方へと(かわ)されてしまう。


魔人妹が、すかさず正面に直接5Mの魔法陣を展開させて、同じ幅の“火炎”を、


ゴオオオオ…ッ!!


と、放つ。


しかし、これもまた、左へと逃れられてしまったのである。


だが。


この一連は、魔人姉妹による“陽動作戦”だった。


東方領主が避難する場所に待機していた魔法剣士が、


「いらっしゃぁい。」


〝ニッ〟と笑みを浮かべ、【一点集中】を用いる。


これも【剣士】のスキルであり、100ポイントのMPを消費する“片手突き”だ。


LV.100未満は1日2回で、100以上は1日4回が、限度である。


その効果は、ドラ○エでいうところの“会○の一撃”を、100%確実に出せる(・・・・・・・・・・)といったイメージだ。


いずれにせよ、魔法剣士の中剣によって、左脇腹を、


ドンッ!!


と突かれたペリュトンが、


「ガハッ!」


と、口から流血して倒れたところを、アサシン達が取り囲んでいったのである。


“ロープ”で縛るために―。




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