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漆黒(しっこく)
漆黒は、黒の中でもっとも暗い黒です。また漆のように艶のある黒でもあります。
縄文時代ではすでに漆があり、鳥浜貝塚から漆塗の櫛などが出土しているそう。弥生時代にも黒漆が渡来したとも言われているようです。
漆はウルシ科の木の樹皮からとれる樹液で、空気にふれて酸化すると黒くなり、固くなります。
17世紀にはすでにヨーロッパ諸国に渡っており、漆器をジャパンと呼んで珍重していました。
暗闇の表現として、漆黒の闇などつかわれており、また美しい黒髪の表現にも使われます。
英名では、ランプブラックが近いかなと思いました。ただ、この色に艶はありません。
ランプブラックとは、ランプについた煤のような黒色のことです。
この煤を原料とした黒い油絵具の名前として誕生しました。




