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日本の伝統色  作者: ひいらぎ
紫系
36/46

菫色(すみれいろ)

挿絵(By みてみん)


菫色はスミレの花のような色のことで、青みの冴えた紫です。

でも異説もあり、赤みの強い紫色の色票が使われることがあったとか。しかし多くは青みの紫のようです。

スミレはスミレ科スミレ属の多年草で、花期は4~5月。促成品は2月から開花します。世界各地に約500種も自生しており、日本には50種以上。世界有数の菫地域を形成しています。

スミレの語源は2つあり、1つは大工が使う墨入れに花の形が似ているからというのと、スミレをつむ、ツミレからというもの。

万葉の頃から歌に詠まれており、菫色の襲の色目もありました。表・紫、裏・淡紫と江戸時代の「薄様色目」に書かれているとのこと。しかし平安文学にはには見当たらず、菫色の登場は中世頃という考えもあります。また中世には、坪菫(つぼすみれ)という襲の色目もありました。

ですが明治時代、英語のバイオレットが訳されるまで定着せず、近代になってから一般的に。ハイカラにも、バイオレットと呼ばれることもあったようです。

ただ古代の色目はモーブに近いらしく、バイオレットを訳した時に今日の色になったのだと思われます。

与謝野晶子など浪漫主義の文学者たちに、菫はよく使われました。星もよく使われ、「星菫派(せいきんは)」と呼ばれています。

ただここでのスミレは日本古来のものではなく、西洋の品種改良された菫が使われたとのことです。

英名では、もちろんバイオレット。同じくスミレ由来の色名です。

ニュートンが7色のスペクトルの紫をバイオレットとした時から、現代の基本的色彩用語となりました。

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