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赤茶色(あかちゃいろ)
よく使う色ですが、色彩事典にはあまり載らない色名です。
赤茶色は、赤みがかった茶色のことで、強い黄赤です。
江戸時代中期の元禄~文化文政にかけて、茶色が流行りました。鼠色も同じ頃流行り、四十八茶百鼠と言われる程、たくさんの茶色と鼠色のカラーバリエーションが増えました。実際作られた数は、もっと多いそうです。
背景には、「奢侈禁止令」で華美な衣服が制限されたことにあります。それを江戸っ子は、粋や通を大切にして、微妙な色合いを楽しんでいたそう。
そういうわけで、茶色を様々な色と混合することで、たくさんの新しい色を生み出しました。その中の1つが、赤茶です。
英名では、バーントシェンナが近いかなと思いました。
この色は、イタリア・トスカーナ地方の都市シエナに由来します。シエナの土は、シエナ土と呼ばれ、当時から美しいことで知られていました。更に油で練ると優れた乾燥性もあり、多くの画家たちに愛用されました。
バーントは焼いた、焦がしたの意味で、土を焼くことで色が濃くなるようです。
バーントシェンナは赤みの強い茶色。
イタリア語では、テッラ・ディ・スィエーナです。




