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日本の伝統色  作者: ひいらぎ
茶系
21/46

栗色(くりいろ)

挿絵(By みてみん)


栗色は、栗の皮のような赤みのある茶色です。

別名を落栗色(おちぐりいろ)と言われますが、別の色と考える方もいます。その場合の色は、栗色よりも一段と濃い引き締まった色らしいです。

また、平安時代の頃の栗色は今よりも明るく、臙脂色(えんじいろ)のような色だったようです。襲の色目にも落栗の襲があり、表が蘇芳、裏が香色でした。

そして染め方も実は栗のイガから染色などしたわけではなく、別の染色で栗色を染めたようです。

今の栗色になったのは、江戸後期から。「奢侈(しゃし)禁止令」が出て、たくさんの茶色が生み出されました。落栗色は栗皮色(くりかわいろ)とも呼ばれ、さらに栗皮茶(くりかわちゃ)も同じ色だとする説も。ここでも違う色だという説もありますが、今のところ同じ色とする方の方が多いようです。

英名では、マルーン。日本と同じ栗の色をさします。ただ色票で見ると、日本より赤みが強いようです。

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