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日本の伝統色  作者: ひいらぎ
赤系
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臙脂色(えんじいろ)

挿絵(By みてみん)


臙脂色は、暗い紅です。

臙脂の起源はとても古く、中国が燕の国だった頃までさかのぼります。読み方は一緒ですが、漢字は燕支(えんじ)烟子(えんじ)など様々にあります。

日本には5世紀頃に渡来。当時は呉の国だったため、呉藍(くれあい)と呼ばれていました。それが後に転じて、(くれない)となりました。

臙脂には植物性と動物性があり、前者は紅花などで作られたもので、正臙脂(しょうえんじ)と言われます。後者はコチニールカイガラムシなどの虫の分泌液から作られたもので、生臙脂(しょうえんじ)と言い区別されました。どちらも濃い紅色ですが、生臙脂の色は紫みを帯び濃厚でした。

江戸時代には染料などでの名前であったものの、実際に色名として一般化するのは、化学染料が広まった明治時代以降とのこと。

英名では、コチニールレッドが近いと思いました。

中南米のサボテンに寄生するコチニールカイガラムシから抽出され、染料にも顔料にも使われました。

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