3輪目~たぬきとアイアンクロー
首根っこをつかまれて暴れるたぬき。
意地でも首根っこを離さない私。
離せば私の(弁慶の)泣き所が危険なのだ。
私の(弁慶の)泣き所が痛すぎて
たぬきが喋る恐怖も
たぬきがいることの不思議も忘れていた。
とにかく!!
私の(弁慶の)泣き所を守らなければ!!
たぬき『離せや』
ミイ『イヤ』
たぬき『お前が悪いねんぞ』
ミイ『お前てゆうな!太っちょたぬき!』
たぬき『しっつれい(失礼)なやっちゃなぁ』
ミイ『しっつれい(失礼)なんはそっちや。人の泣き所 叩いて!謝れ。』
たぬき『お前が謝れ』
ミイ『だからなんでやねん!』
たぬき『死にたい言うたやろ』
ミイ『は?だから何?何が悪いん?死にたいて思うのは自由やん!』
たぬき『寿命を大事にせえ!ええ大人がそんなこともわからんのか。ドアホ。』
ミイ『私の何がわかんねん!ドアホ!』
たぬき『(歯を見せてオコ顔)』
ミイ『(同じ顔やり返す)』
私はたぬきの顔面を握った!!
(アイアンクロー)
たぬき『んぽんぽぬーん』
すると、たぬきが光って眩しくて目をつぶる。
首根っこを掴んでた感覚と
アイアンクローをしている感覚が無くなった。
光が消えると掴んでいたはずの
右手にはたぬきがいない。
え?
何?
え?
どゆこと!?
部屋を見渡しても何の変化もない。
あかん、、おかしくなったんや、私。
とりあえず、、
寝よ。。
私は眠りについた。
4輪目に続く。。