なんとかフラグ?
「エビ太さん?!」
「エビ美ちゃんに触るなーっ!! エビぱ~んちっ!!」
ぎろり。
タコがエビ太さんに気付いてしまいました。
「うわぁああーっ?!」
「エビ太さん!!」
なんということでしょう、エビ太さんがタコの足に絡め捕られてしまいました!!
「離して、エビ太さんを離してくださ……きゃあっ!!」
どうやらこのタコは、オスにしか興味がない様子です。
私はタコに足で振り払われてしまいました。
<SIDE エビ太>
間に合った……って、言っていいのかな?
まさかでも、タコがあらわれるなんて。
今はとにかく、エビ美ちゃんを逃がすことだけ考えなきゃ。
はっ、あぶない!!
プシュー!!
タコが吐き出した毒液をまともに浴びちゃった僕は、全身から力が抜けて行くのがわかった。
うぅ、気持ち悪い……。
僕、このまま食べられちゃうのかな?
「エビ太さん、エビ太さんっ!!」
「僕のことはいいから、早く逃げて!!」
「できません、そんなこと……!!」
エビ美ちゃん……。
最後になるかもしれないから、伝えておこう。
「エビ美ちゃん。あのね、僕……エビ美ちゃんのことが大好きだよ。だから、君だけでも助かって欲しいエビ……」
「エビ太さん!! 私、私もエビ太さんのことが……好きです!!」
だから、と彼女は自らタコに飛びついた。
「エビ太さんを離して!!」




