それはお約束
なんでこうなるの?! ねぇ!!
どうしよう……?
どっちを選んでも、隊長さんにシメられるのは確実。
……そうだ!!
「いや、ほら、そういうことなら隊長さんの方が適役じゃない? ねぇ、隊長さん?」
すると隊長さん、にっこり。
あ、確実に嫌な方の笑顔だ……。
「別にあの、なんていうか責任回避とか……そういう……」
「アタシが怒ってるのは、そっちじゃないのよ」
「ど、どちらでしょう?」
「エビ太を切断……ですって?」
ヤバい、そこか!!
「……覚悟はできてるかしら?」
「……ぐはぁああっ?! 痛い、いたいっ!! マジでヤバいですっ!! 助けて、エビ太君っ!! ぎゃぁああああ~っ!!」
<エビ達の会話>
エビ太:「【ざまぁ】って、こういうことだよね。エビ美ちゃん、シュリンさん、協力してくれてありがとう」
エビ美:「どういたしまして」
エビ太:「どうせエビえもんのことだから、ああいうこと言うと思ってたよ」
エビ美:「さすがです、エビ太さん」
説明しよう。
エビ達は実は、エビ太を巡ってメス二匹が争う姿を演じていただけなのだ!!
それを見たエビえもんが面白がって『エビ太君を半分に切れば?』とか言い出すに違いない。
その後の流れはもはや、お約束である。
いつものようにエビえもんをギャフンと言わせたい、エビ太渾身の策(?)であった。
プー:「アイツ、嘘ついたエビよ」
エビ太:「嘘って?」
プー:「自分と一緒に来て協力してくれたら、ロシアにクール宅急便で送ってくれるって言った」
エビ太:「エビえもんって、ほんと……」
『サイテーだよね』
……微妙なオチだけど、完!!
からの~以下次号(Bコースへ続く)




