通りすがりの兄妹。
某ゲームセンターにて。
妹:「お兄ちゃん、あのエビさん欲しい!!」
兄:「え~……?」
1000円投下。(※100円玉10枚投下)
兄:「……ごめん、とれなかったよ。今度、お誕生日に新しいぬいぐるみを買ってあげ……」
妹:「やだ!! エビがいい!! エビィィィィィ~~~~~っ!!」
兄:(なんでそんなに、エビにこだわるんだろう……?)
妹:「エビィィィ~~~!!」
その時。
謎の声:「お嬢ちゃん、泣かないで」
兄妹:「あ、あなたは……?!」
前回までのあらすじ(笑)
とあるゲームセンターのUFOキャッチャーに鎮座する、エビの握り寿司、エビエビ太。
通りかかった幼い少女が兄に、あれをとってとせがむが、1000円入れてもゲットできず。
あきらめられないと、号泣する少女の元に、謎の声が……。
謎の声:「あのエビが欲しいのね? 私に任せて!」
兄:(うわー、なんかめんどくさそうな人が出てきたな~……)
100円投入。
バイトA:「おい、うちにもとうとう来ちゃったで!!」
バイトB:「ほんまに?!」
バイトA:「間違いない、常に100円玉1枚で、一番原価の高いぬいぐるみをゲットしていく、伝説の……!!」
【ゲームセンターあらし!!】
で。
「はい、とれたわよ。どうぞ」
妹:「ありがとう、オバちゃん!!」
「……そりゃね。幼女からしたら、私達社会人はオバちゃんよ。え、違うの? たいして出番もないのに、イロモノキャラ扱いされたのが悲しいのね……わかったわ。パーっと飲みに行こう、おごってあげるからさ!!」
↓こっちが出てくると思ったでしょ?(笑)
書いてる途中で、何やってんだ自分……と思ったのはここだけの話。
出てきますとも、もう間もなく……。




