すべての始まりと終わり
記念すべき第一回目
これは始まりと終わりなのか?
「急な話だが、君にアレを頼む」
「え?」
俺は透教授から予想だにしない言葉を受けた。
時は2017年9月の上旬。まだ夏の暖かさがある頃、世界各地で「力を持ったリストバンド」が発見された。そのリストバンドを付けたものは、拳に驚異的な力がついたり、信じられない速さのパンチが打てたりなど人類において大発見収めたのだ。
そのリストバンドを見つけた博士が「フューチャー・パスト博士」。この博士は俺の大学の教授、そう透教授と同級生だという。
その透教授から驚く言葉を受けたのだ。
「世界各地のパワーリストを集めろ」と。
言葉が返せなかった。心のなかでは無理無理と思っていたのだが、口が動かなかった。
とりあえずそれにつき合うことにした。
透教授から初心者用パワーリストNo.1オーバーパワーリングをもらった。実際こんなので戦えるのか?と疑問に思っていたが「教授」という強力な言葉の力を受けて、それを信じることにした。
オーバーパワーリング。腕に付けると普通のパンチの3倍威力が高くなるリストバンド。その威力なだけあって、慣れていないと自分に反動がくる。
タイプ:物理 幽霊系には当たらないのだ。
「お、猛」なにやら聞き覚えのある声がした。それは友達の天飛だった。
「お、よう天飛」ぎこちない声で半分声が裏返ってしまった。
「お前もパワーリストもらったのか?俺様はNo.4のスピーディーリングをもらったぜ」
「あ、それもいいな。効果は何だったけ?」
「普通のパンチの3倍速くなるリングだ。お前もあの教授に頼まれたのか?」
「ああ。そうだよ。あ、それじゃあ一緒に......」
「んじゃ、次の街であおーな!」
無茶苦茶だ。この平和で平凡な街。そう、窓力街から次の街へ何キロあると思ってんだろうか。
それより、この街の名前は誰が決め、「何のために」この名前をつけたのだろう。
パワーリスト~Next Town~に続く。
第一話ご覧になっていただきありがとうございました!
まだ初めての投稿で初めての物語制作なのでわからないことがありますがよろしくお願いします。