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傷心の果てに4

「でも逆説的に言えば、死んでも苦しみや寂しさが消えないと仮定すれば、それも仮定論になりますよね」とホスト亭主は言った。

ホスト亭主が息をつき言った。





「それはそうですが、死んでしまえば心と言うか自我は崩壊し継続が出来ないと仮定して、その仮定論からすると、やはり罪悪感も持続不能となりませんか?」





客がひきつるように一声笑い答える。




「そんなのは本当に仮定論であり、死んでみないと分かりませんよね?」




ホスト亭主が言った。




「それは極論ですよね?」





客が再び自嘲ぎみに笑い言った。





「極論も何も私は寂しいのが堪らないから、旦那と同じように自殺して、この寂しさや苦しみから逃れたいと思っているわけだし、それの何処が極論なのですか?」





ホスト亭主が間を置き言った。





「でも逆説的に言えば、死んでも苦しみや寂しさが消えないと仮定すれば、それも仮定論になりますよね?」

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