表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オタクが転生したので異世界でもオタクになります  作者: 枝豆 糵
第一章:転生編
3/218

2. 状況整理

 まさか状況整理に2年程かかるとは思わなかった。

 2年もあればある程度歩くことはでき、家の中を探索できるようになるのでかなりの収穫があった。


 しかし人間というものはおそろしく、その2年で俺はこの世界の言語を理解しつつある。

 高校の頃英語は赤点間際だったことが嘘のようだ。


 まずここはユーグリル国にある、アッシュという村らしい。

 聞いたことのない国なので、異世界であることに間違いはないようだ。


 そして俺の新たな名はエルラルド=アルセトラ。

 元日本人の感性からするとなかなかいかつい名前だ。


 母親の名前はマーシュというらしく、魔法使いの冒険者をしていたようだ。

 父親の名前はガウスというようで剣士の冒険者だったようだ。

 さしずめ冒険者仲間で息が合ったから結婚したといった具合だろう。


 俺はアルセトラ家の長男として生まれたようで、両親は育児経験がないなりに頑張って俺を育てていた。ただ、流石に乳吸いにはかなり抵抗があった。

 まぁマーシュはかなり美人なので羨む奴らも多そうだが、俺は生粋のロリコンである。

 人妻には興味ないのだ。


 この世界には魔法があるらしいが、この家はあまり裕福ではなく、どちらかというと貧しい家庭なので、魔導書などは置いてなかった。

 その代わりにマーシュが俺に読み書きを教えてくれているので言語の問題はどうにかなるだろう。


(でもなんで俺なんかが転生したんだろうか…俺にしかできない使命が何かあるのか、はたまたただの神の気まぐれか。こういうものってだいたい転生する前に神様に会ってチートスキルかなんかをもらったり、使命かなんかを与えられたりするものなんじゃないのか?)


 しかし、架空の世界の設定や常識をいくら考えても仕方ないだろう。


(まぁ転生させてもらっただけ十分感謝するとしよう。)


「取り敢えず魔法の練習でもしてみるかな。」


 この世界ではやらない後悔だけはしないように生きてきたいな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ