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King Colours  作者: TEAM,IDR
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「それぞれの物語の方向性、テーマ」

・レッドの物語

最強の能力者たちの『日常』を主人公の金一を中心に描いている。

・ブルーの物語

魔物ハンターみどりの『スタイリッシュな戦闘』がメイン。

・イエローの物語

『最強の能力を手に入れることで人間ではなくなる』という所にフォーカスした物語。苦しみと向き合う物語。

・グリーンの物語

『自分』と向き合う物語。自分とは誰か、自分とは何なのかを証明する物語。

・ブラックの物語

『家族』とつながる物語。一番身近で最も遠い家族とどのように関わるかを見つけ出していく物語。

・ピンクの物語

さまざまな『異世界』と関わる物語。世界を繁栄させるために支え合って生きることの大切さを学ぶ物語。

・ホワイトの物語

大切な人との『恋愛』を通して『自分の世界』を見る物語。薔薇の花に込められた想いの物語。

・ゴールドの物語

シルバーや他のキャラと関わる中で、誇りを貫き、平和願うことで正義を金色に輝かせる物語。悪を斬る『ダークヒーロー』が金色に輝く物語。

・シルバーの物語

ゴールドや他のキャラと関わる中で、自分の正義を考え、貫き、誇りとする成長の物語。熱く拳を燃やす『正義のヒーロー』が銀色に輝く物語。

・ブラウンの物語

信じるもののために、何度も何度も真っ直ぐに突き進む物語。『タイムリープ』をし、『可能性』をつかむ物語。

・パープルの物語

『ロボット』が自由、意思、心、魂、命について考える物語。それは変化したから手に入ったのか、それとももともと持っていたものだったのか…。


「キングカラーズのテーマ」…バラバラ・薔薇

・キングカラーズでは「バラバラ」がテーマになっています。

 それぞれのキャラの色もバラバラ、色のイメージもバラバラ、戦隊なのにバラバラで戦い、正義の在り方も、キャラごとのストーリーの展開も、雰囲気もバラバラです。そんな、違った正義の対立、全く違う作画、ノリのキャラが一つの世界に統一される不思議な感覚を作りたいと思いました。

 全員がバラバラ、一人ひとりが何もかも違うというのは人間と同じです。国や文化、人生歴、何もかもが違っていても一つの世界に同時に存在しており、また分かり合える存在であるということを暗示している作品かもしれません。

 また、それぞれの『正義』がバラバラなこともこの作品のテーマです。全員がヒーローで正義を貫く立場にある。だけど貫く正義もバラバラ…。食い違う主張の中でそれぞれが、どんな答えを出すのか…どんな生き方をしていくのか…それを考えていく物語でもあります。


 あと、日本語の柔軟さを体感できる書き方をしたかった。一人称、敵の呼び方、能力の呼び方、終わりの書き方などあえて分裂させている。それぞれの主人公の物語の中で、それぞれの世界観があるのであえてバラバラの書き方をしている。

日本語は何通りもの言い換えが出来る特殊な言語で、他言語の受け入れも寛容なので何通りもの書き方ができる。それによってキャラの世界観をより細分化できる。その違いが体感できる物語を書きたかった。


・ギャップを生みたかった。

 色によるイメージや、ヒーローのイメージ、物語の展開なども予想を裏切るようなものにしたかった。というか個人的に「他の作品と似たような展開やイメージ通りの作品」はつまらないと思っているので、そうならないようにした。

 全体としての物語も、あまりつながっていないように見えて実はつながっているという展開にし、驚きと新鮮さを味わえる展開を心掛けた。


・キャラごとにバラバラなテーマ

 レッドは「日常」もの。ブルーは勝つのが当たり前で少しコメディな「スタイリッシュアクション」もの。ピンクは様々な『世界』と関わる「異世界」もの。ゴールドは悪が悪を滅する「ダークヒーロー」もの。シルバーはゴールドと対立しながら真剣に正義を考える「王道のヒーロー」もの。ブラウンは自分の信じる未来を手に入れるために何度もやり直す「タイムトラベル」もの。パープルは機械の体で自由や心を見つける「AIロボット」もの。ホワイトは愛する者とどう関わるのかを考え続ける深い「恋愛」もの。ブラックは人との関わりを大切にし「家族」と向き合う物語。イエローは終始シリアスでヒーローになってしまった運命と戦い続ける物語。(美少女曇らせ作品)グリーンは自分の弱さと戦い、己を証明する「自分」と向き合う物語。

 

橙坂は最初からいた元気で明るく、しっかりしたキャラ。皆具麗は途中から登場したキャラで自信や主体性がなく、いつも誰かに助けられるようなキャラとなっており、対になっている。だが、瑚透美も麗も全てのキャラと上手く関われるという才能がある。瑚透美は『透明』で全ての色を映すことができ、麗は「グレー」で誰と一緒にいても相手を引き立て、邪魔することがない。この二人だからこそ、このバラバラな世界に入り込むことができ、まとめる力を持っている。


「名は体を表す。名前に込めた意味」

キングカラーズでは、全ての主要キャラに色に関する言葉が入っている。


・金護金一

 金護という苗字から「節約家」というイメージを付けたかった。節約できるなら家事力・女子力高い→ピンクの設定が馴染む。そして、両親がさらに「金」を入れたのはその時貧乏だったから、お金持ちになってほしいという願いから。「一」は長男だから。そしてお金が一番大事だということも暗に伝えている。

 そして、名前の方に金を入れたのは将来、苗字を変える予定があったから。次回作の「臼來○○」と結婚し、「臼來」家に婿入りするから名前の方にも金を入れた。


・星乃藍

 名の通り、星の愛を受けている。生まれた時から勝者になることを約束されていた。そして、星に守られ、星の力が注がれ続ける。その代わり、その力は星のために使うことになる。これは星の寵愛を受けたことによる運命である。


・癒丹銀河

 ユニとは「ただ一つの」という意味がある。銀河は、この宇宙にある何億、何兆ともある銀河の中でも特別な銀河であるのだ。そして、その唯一の苗字は引き継がれ…。

 さらに言うと、実は癒丹という苗字に使われている「丹」という字は色に関係している。丹色というのはオレンジ色に近いのだが、瑚透美と同様に名前の色の特性の方が強いので(苗字は変わる可能性があるから)銀河の名前の色は「銀色」である。 そして瑚透美と同様に将来苗字が変わるのだがそれはまた別のお話……


・黒瀬家

 龍牙と虎羽は同じ黒瀬家になっている。名前に龍と虎が入っているのは龍虎相搏つ(りゅうこあいうつ)がやりたかったから。

 虎羽の名前には込められた想いがある。「虎に翼」という言葉があり、「ただでさえ威力の備わっているものがさらに威力を加えること」という意味である。鬼に金棒など同じたとえだ。この言葉のように生まれ持った力だけではなく、更に成長し、強くなってほしいという願いが込められている。

 さらに、二人は「虎の羽」と「龍の牙」という名前になっている。本来なら羽が連想されるのは天を翔る龍の方であり、同様に牙を連想させるのは肉食獣の虎である。なぜ、「龍の羽」と「虎の牙」になっていないのかと言うと、それぞれにないものを手に入れられるほど成長してほしいという願いと、二人が互いに補って欲しいという願いを表現しているからである。


 龍牙は家(黒瀬家)には帰れないと思い、帰らない覚悟を決めたから偽名を使った。エンディングでブラックの八城雪と結婚し、八城家となった。色が被るのは今作のコンセプト的に合っていないように思えるが、後に形や思いはどうあれ、黒ではなくなるので、問題ない。


 虎羽が黒のままなのは、龍牙が黒ではないからこそなのかもしれない。いつでも戻ってこられるように黒瀬家を護りたいから黒のままなのかもしれない。虎羽にとって家族は最も大切な存在だ。優しい両親と、強くて弟想いの兄が大好きだから、黒瀬であることを誇りに思っている。


 龍牙はバラレンジャーの皆からはブラウンと呼ばれ続ける。本人もそれでいいと納得しているし、黒瀬龍牙だと明かされたり、八城龍牙に変わったりと名前が何度も変わるので一番違和感のないブラウン呼びがそのまま残っている。


・玉屋家

 昔から打ち上げ花火のときに「たまや」、「かぎや」の掛け声が響き渡ります。この掛け声は、江戸時代の有名な花火師の屋号の「玉屋」と「鍵屋」が由来といわれています。両国橋を挟んで、上流では玉屋が、下流では鍵屋がそれぞれ花火を打ち上げて、花火見学に来た観客たちがすばらしいと思った方の屋号を叫んでいました。それが、今でも続いている「たまや」、「かぎや」の掛け声の根源となります。

と、このように「玉屋」という名は花火に関係のある名前です。また、このキャラはスリングショットで玉を撃って戦うので、そこにも関係している。


 朱祢の「祢」という漢字は音符の「」は「」に通じ、「近い」の意味。先祖神の意味を表す「しめすへん」と組合せ、自分に最も近い先祖「父のおたまや」の意味を表す。

父のために立てたびょうを意味することから、祖先を敬い、伝統を重んじる子になるようにという願いや、いつまでも変わらない父子の深い絆を願う気持ちを託すことができる漢字。「先祖を大切にできる人に」という願いをこめて名づけることができる。

また、「みたまや」という読み方もする。


 由緒ある苗字を受け継ぐ朱祢にはぴったりの名前だと思う。


・その他のキャラの苗字

 八城、四条、砂霧、この苗字は次回以降の作品に関わってくる。これらの意味はその時に!


「目の色は戦闘ポジション、性格の色は普段着の色」

 実はこんな設定もあった。1話で紫雲が戦隊もののレッドのように、先陣切って戦ったのは戦闘ポジションがレッドだからであった。そして46話での名乗りの順番も戦闘ポジション順である。

 ちなみにバラレンジャーの色の順番はレッド→ブルー→グリーン→イエロー→ピンク→ブラック→ホワイト→ゴールド→シルバー→ブラウン→パープルの順になっている。


 さらに言うと、性格の色とは心の色でもある。心の色が黒である龍牙は「悪を排除する正義」を最後まで曲げなかった。これは黒色が他の色と混ざりにくい性質を持つからである。 そして心の色が白である虎羽は、自分で考えたり他の人の意見を聞いたことで「自分の中での正義」が変わっていった。これは白色が他の色の影響を受けやすい性質を持つからである。


「それぞれの物語に散りばめられた伏線、キャラの変化、タイトルの意味」

・バラレンジャー

薔薇とバラバラがかかっている。

バラバラだった正義が最後は一つにまとまる。

「キングカラーズ」のキングの意味。全てのヒーローの頂点、最強、王ということでキングでもある。それともう一つ。トランプでキングは13のカードである。「13の色」という意味が真の意味である。(候補として「十人十色」があったが13人をどうにか絡めようとした結果、このタイトルになった)


・レッド

 赤い薔薇の花ことばは「愛情」「あなたを愛しています」「熱烈な恋」「美、美貌」「情熱」。レッドローズの金一は恩美と熱烈な恋をし、情熱的な愛を注いだ。そして、女子力の高い金一は美意識が高く、内面的な美も磨いていた。

 二人の愛により、赤ちゃんが生まれた。赤ちゃんと幸せに暮らす世界は金一にとっての最高の世界。この赤色の世界がレッドローズの結末。 そして真っ赤な車に乗って現場に駆け付ける消防士になった。


 レッドの物語はキャラ同士の日常を書いたものなので伏線などはとくにない。何も考えずに読める作品。


・ブルー

 一話「さっすが、あたしのバイクちゃん♪」ではみどりとアンシィのキャラクターがよく分かる会話が多く入っている。冒頭でバイクとコーヒーが好きなことが分かる。ブルーの物語ではスタイリッシュな戦闘がメインなので、一話では早速かましている。

 余裕を持って鮮やかに戦う姿は人々を魅了する。みどり本人の容姿もさることながら美しく、見た者を虜にする。ただ、本人は周りの評価を気にしていない。


 二話「あたしの力、すごいでしょ!」ではみどりの力の性能について語られている。


 三話「これがあたしのスタイル!」ではみどりの闇の力の詳細が明かされる。アンシィによってようやく語られた性質を活かして戦うことになる。近接用の剣に加え、遠距離攻撃が出来る銃を使うようになる。弾丸に闇のエネルギーを加えることで威力を大幅に強化している。

 更に、器用に力を加えることが出来るのであたかも剣を振るっているかのような分身を作り出すことも可能になった。さらにさらに、透過の能力も覚醒したのでよりスタイリッシュさが増し、無敵になった。


 四話「サイコーのバトル!!」ではバラレンジャー史上、最高にスタイリッシュな戦闘が行われる。バラレンジャーにとってはどんなに強い敵であっても初見殺し(初見でなくてもどうにもならないが…)が簡単にできるので、戦闘映えがしない。しかし、お互いに仲間であれば殺しはしないし、力を出すに値する戦闘力を持っているので「サイコーのバトル」が実現した。

 みどりはこの戦闘で、自分の力を気持ちよく使うことができた。力の解放は一種の快感でもあったが、力を使うのならバイクでいいし、別に戦わなきゃいられないような性格でもないと分かった。気を張って戦うよりも自然に身を任せてゆったり生き、たまにバイクでかっ飛ばすくらいの人生が一番良い!と感じた。

 みどりのこれからの生き方を決める材料となる出来事になった。


 みどりの変身シーンについて。本人は幼少期に見た魔法少女のアニメを意識しているのだが、闇のオーラが禍々し過ぎて全然近づけられなかった。本人は「まぁそれでもいっか」と特に気にしていない。



 青い薔薇の花ことばは「夢叶う」「奇跡」「神の祝福」。偶然出会った少女に青い薔薇をプレゼントする。少女の夢は叶い、幸福へ導く奇跡が起こるだろう。

少女は後に「銀髪の女神」のことを知る。ブルーと似ていると思い、あれは女神様の祝福だったのかなと信じるようになる。

本来、青い薔薇は存在しない物なので花言葉は「不可能」「存在しない」だった。実現不可能だと思っていた夢を、存在するかもわからないブルーに後押しされて勇気をもらう少女のお話。花言葉を意識した構成となっている。


 最後に爽やかな青空の中を去っていく。清々しい青の中で生きる「ブルーローズ」のお話。



・イエロー

 第1話「損亡」、第2話「認識」、第3話「運命」、第4話「後悔」最終話「受容」


 イエローの物語は全体的に暗い展開になっている。運命に翻弄され、誰も何も憎めず後悔したくなくても後悔してしまう人生を歩まされてしまった。しかし、最後にはそれらの人生、自分の選択を受け入れ進んで行くことを決意する。

 イエローだけの、イエローらしい道を選んで進む。


黄色の薔薇の花ことばは「友情」「平和」「愛の告白」。悲惨な世界を見続けたイエローだったが、最後には「平和」な世界でクレープ屋になった。その道を選ぶことができたのもブルーやことみを始めとしたバラレンジャーの「友情」があってこそである。

薄黄色の生地を焼き、黄色い歓声を受けて生きていく。金色のように輝かしい派手な人生ではないが、穏やかで優しい色に包まれて生きていく。


・グリーン

 「わたくしを誰だと思って?」、「わたくしは薔薇薔薇戦隊バラレンジャー、グリーンローズ!」「わたくしは星乃家の長女、星乃藍よ?」「バラレンジャー、グリーンローズの星乃藍ですわ!」「わたくしは、誇り高きグリーンローズの星乃藍ですから。」

 タイトルからも分かる通り、自分は何者なのかを証明し続ける物語となっている。女優もやっていた藍は色々な環境やしがらみによって様々な役を演じさせられた。自分は誰なのか、どこに所属しているのか、何が自分を自分たらしめるのか、ということを追い続け答えを見つける物語です。

 主人公は星乃藍ですが、語り部はその従者の渋岡一狼となっています。他者であるため正確な心情描写はされませんが、一狼は理解を示し、藍を知ろうとし続けます。そして最後には藍が藍であることを理解し、そのことに喜びを感じています。一狼の視点で語ることで、一狼が真の星乃藍を理解できたことで、主人公の星乃藍は自分を証明できたと言えるのです。藍=I

また一狼は一狼で自分だけの意思を顕わにし、藍を支える道を誇りに思うようになりました。一狼も藍との関わりの中で変化し自分の道を進んだのです。


緑色の薔薇の花ことばは「穏やか」「希望を持ち得る」です。ボランティア活動で困っている人に手を差し伸べ続ける道を選んだ藍。その心中は穏やかなもので、もう弱者を切り捨ててまで進もうなどとは思っていないでしょう。そして、そんな星乃藍を見た絶望の淵に居るような人々は彼女を希望にするでしょう。

緑色の薔薇の宿命を背負った星乃藍。彼女は自らの意志でこの道を選び、グリーンローズであることを誇りに思い続けることでしょう。


・ブラック

 「みどりさん!私、役に立ちたいです!!」、「藍さん、お願いします!」、「消えない傷跡」、「消えない絆」


一話でゴールドの食事面を、二話でゴールドの服装を変えた。ゴールドのことを気に掛け続け、それがきっかけで他のメンバーとも打ち解けられるようになっていった。そして二人の絆も深まったところでハクが出る。

ハクを含めた家族の問題と向き合う物語。暗く、寂しい人生に輝く正義を持ったゴールドが光をもたらす。


黒の薔薇の花ことばは「貴女はあくまで私のもの」「決して滅びることのない愛」「永遠の愛」。家族の問題という大きな障壁を共に乗り越えたことでゴールドとブラックの絆はより強固なものとなり、決して滅びることのない愛へと変わった。ハクと雪の二人でゴールドを「私のもの!」と取り合うのも黒い薔薇らしい結末と言える。


ブラウンも雪、ハクも感情が激重なので距離の詰め方がバグっている。バラレンジャーの解散後、すぐに結婚し、すぐに子どもを産んでいる。周りの人達はとても驚いた。

最初の数回の「秘密の集会」では二人の子どもの話で持ち切りだった。


・ピンク

 紫雲は異世界転生で沢山のことを学ぶ。異世界転生は「戦士」の用意した試練であり、紫雲は試されていただけだった。

 戦士が求めていたのはヒーローに相応しい人物であり、別に紫雲でなくてもよかった。たまたま紫雲が試練を突破しただけにすぎない。


 紫雲は何度も異世界転生し、過酷な世界で生き抜いてきた。争いのない平穏な世界を創ることがいかに困難なことかを身を持って知った紫雲は「平和な世界」を愛し、求めるヒーローとなった。



ピンクの薔薇の花ことばは「しとやか」「上品」「可愛い人」「美しい少女」「愛の誓い」(ちなみに紫雲という名の薔薇がある)


 桜が舞い散る静かで平穏な世界…。紫雲が何よりも欲しかった世界。何よりも愛した尊い桜色の世界を最後に手に入れた。


 異世界で出会った美少女たちは、可愛い系、美人系、清楚系など様々な属性に分かれている。それぞれの少女たちは現世にも転生しており、物語終了後に紫雲と出会う。

 彼にとって彼女たちは可憐な花束であり色をイメージするならピンクが最も似合う。彼は見た目の年齢に見合わない上品さと大人の対応で彼女たちを虜にし、はるか昔に夢見たハーレムを達成するだろう。



異世界に出てきた「カイン」はKind(カインド:優しい、親切)から来ている。現実世界では「優子」として存在しており、虎羽と結婚することになる。紫雲と虎羽は、お互いの子どもを通じた交友関係がある。

次の異世界で出てきた「ツク」「サヤ」「シーナ」は数字の「29(ツク)」「38(サヤ)」「47(シーナ)」から取った名前です。津久田つくだ 真衣まいとして現実世界にいて、後に紫雲と結婚する。

ちなみにサヤは紗耶香さやか、シーナは詩奈しいなとして転生している。


・ホワイト

 白の薔薇の花ことばは「純潔」「私はあなたにふさわしい」「深い尊敬」「清純」

雪の降る中、物思いにふける。思えば白に縁を感じる人生だった。これがぼくの見ている世界…。今度は白い薔薇をプレゼントしてみようかな…。白い薔薇の花言葉は…。


第一話で薔薇が好きだと発言していた。ホワイトの話で薔薇が好きな理由が判明する。


・パープル

 紫色の薔薇の花ことばは「誇り」「気品」「尊敬」


 紫色は昔から位が高い者が着る色でした。 次作では桃華はAIの国をつくり、全てのロボットの頂点、王の座に君臨しています。

ロボットの世界の生みの親だとロボットから尊敬され、「人のために」生きる桃華の姿からは気品と誇りを感じるはずです。


「ゴールドからの言葉」

何も考えないこと…それは思考、理性ではなく心、感情で動くこと。本能で動くこと。それが自由。機械の桃華に心や感情などがあるのだろうか。それがなければ自由など手に入らないという主張だ。

桃華は命令ではないことを『意図的』にやってしまった。そしてそれに気づいた。これはただの機械には絶対にできないことである。意図があるということは意思があるということ、そして命令でないことをしたのなら自由があるということだ。

意図的にやった理由は、喜んでもらえて嬉しいと感じたからだ。博士と同じように、薔薇レンジャーの皆のことを特別だと思っており、愛している。だから皆のためになると思ったことを無意識的にやってしまった。

『他のものとは違う』と感じたのは誰かのために『自由』を行使したからである。気づいた時、大きく変わってしまったと感じたのは『自由』を認識してしまったから。



「命ある者」

タイトルの意味 命ある者を守りたいという意思と、機械の塊にも魂と命が宿るということ。自由を手に入れた機械が、やりたいことを見つけ、進む決意をする物語。

 桃華は人間の命令こそが原動力であり、命を吹き込んでくれるものだった。だが、自分の意思で命令を破り、自由を手に入れた。

ことみの「生きろ」という命令を破り、死ぬ覚悟で「二度と関わるな」という命令を破った。文字通り、命よりも大切な『自由』を見つけたのだ。


「真心を込めて…」

 桃華の物語のタイトルには「自由」「魂」「命」「真心」…と、機械の塊には見出せないであろう単語を使っている。これは物にも魂が宿るというアニミズムの考え方であり、作者の考えであり、作者の維持でもある。


・ゴールド

タイトルは「ドスグロイ正義」「闇夜に輝く正義」「家族を想う正義」「金色の正義」となっている。

一話の「ドスグロイ」にはグロテスクという意味の「グロい」と「黒い」の二つの意味がある。ゴールドの物語は重く暗いものとして始まった。

しかし、二話ではその正義が輝きを見せる。認めてくれる人がいたことで自信と誇りが芽生えてくる。

そして、シルバーに過去を明かし家族への愛を語る。ゴールドの正義の源には家族愛があったのだ。

バラレンジャーとの出会い、関わり、弟とのぶつかり合い、家族との語らいなどを経てゴールドは成長した。最初はドスグロイ正義であったが、己の道を信じ、突き進む『金色の正義』へと変化したのだ。



ゴールドの一話で出てきたストーカーが言っていた「れいちゃん」とは皆具麗のことである。 


ゴールドの体型は変わる。ゴールドは強くなることを望んでいたので最強の体になるまでは変化を続ける。バラレンジャーの中で唯一成長できる。成長(変化)することが出来るのも、彼の持つ物理的・精神的な「流れ」を操ることが出来る能力ゆえだ。



第四話の伏線

 最後の場面では「漆黒の世界」つまりゴールドは夜中に活動している。夜の空には満月が浮かんでいた。これは、ゴールドの世界はもう黒だけではないということの暗喩である。暗く、苦しい思いでだけの世界ではなくなったことの暗喩。そして黒瀬ではないということも示唆している。ただ、美しい満月があることからもそれが後ろめたいとか不快であるなどとは微塵も思っていない。あくまでも黒の世界に満月が浮かんでおり、黒瀬だった自分が輝かしい変化をしたということを示している。

 また、今までは外の景色など気にも留めていなかったのに今では影が出来ていることに気が付くくらい余裕が出来ているということでもある。

そして、満月であることに気がづいたのは「自分の影」に気が付いたからだ。これはつまり、自分の弱みに気づくことができるようになったことを示唆している。シルバーという自分とは対立する考えと深く関わることで、常に自分の正義に疑問を持ち最良を探し続けるようになった。力に溺れることなく、自制し、輝きを失わないようになったからこそ「自分の影」に気づけるようになったのだ。

その次の文に「夜空を見上げる」とあるがこれは分かりやすい比喩表現だ。前向きな考えに変化したことを示している。

最後に「何よりも美しく輝いて見えた」とあるが、これはゴールドの正義の性質によるものである。ゴールドに切り刻まれる者は命の危機にさらされる。生命の尊さ、命の儚さを感じる瞬間でありそこには神秘的な美がある。そしてゴールドに救われる者は絶望の真っただ中にいる者がほとんどだ。そんな中で勇気と恩情を与えられながら救われればその金色は神の光にも匹敵するほどの美しさだと思わざるをえないだろう。


・シルバー

 シルバーの物語のタイトルは、第1話「正義とは…」、第2話「最善を尽くすために…」、第3話「正義ってなんだ…」、第4話「わからない…」、最終話「正義とは…」となっている。シルバーの物語は、正義を考え続ける物語である。

一話と最終話のタイトルは同じだが、ニュアンスが違う。第一話では自分の正義を確立するために正義とは…と考えていたのに対し、最終話では色々な経験を通して得た答えを出すために正義とは…と考え続けている。


 シルバーは絶対不変の正義を求めていた。いつでも正しい行いをするためにいつでも正しい答えを欲しがった。その正しく在り続ける正義に固執していたのが、兄やバラレンジャーとの関わりを通して柔和な考えへと変わっていく。行動も執行者から監視者へと変わっている。この変化がシルバーの物語の肝となっている。

 兄のようにはならないでください……と言う言葉は「兄のように家族の元を離れないで」と言う意味の他に「兄とは違う道を進んでくれ」と言う意味もあった。 執行者である兄に対して、虎羽は審判者・審査官となっている。『悪を裁く執行者』と『正義を断ずる審判者』となった二人。それぞれ対極の道を選んだように見えるが、悪を許さない心、正しきことのために力を使おうとする想いは同じである。


ブレスレットについて

イエローとの戦いではブレスレットは完全に撃ち抜かれ、消滅している。なので、優しさを忘れ、あのような行動を取ってしまった。



・ブラウン

ブラウンの物語のタイトルは「光に憧れる少年」→「世界を変える光」→「光を束ねるヒーロー」→「世界を導くバラレンジャー」→「世界を変えた英雄」となっている。

ただ憧れていただけの少年は光を手に入れた。少年は光のヒーローに変わった。そしてそのヒーローはバラレンジャーの中に希望の光を見た。その光を一つに束ねる覚悟をした。覚悟を決めたヒーローはバラレンジャーを説得し、世界を変える導き手となった。

彼はヒーローだ。だが、ただのヒーローではない。バラレンジャーのヒーローだ。彼はバラレンジャーであることに誇りと喜びを得ながら世界を変えた。

そして彼は宇宙へ旅立つことを決めた。宇宙を知った彼は星や銀河は数えきれないほどあることを実感する。だが、その中でも銀河は輝いている。彼は勝利と誇りを手に入れた宇宙で唯一人の銀河となったのだ。


癒丹銀河が乗っている宇宙船の中はブラウン系の色の家具でまとめられていた。光り輝き続けた彼は落ち着いた色の中で生きていくことを決めた。彼が手に入れた世界は冒険と休息のブラウンカラーの世界となった。



レッドの話でお弁当の中身を知っていたのは二週目だったから。酒を飲まなかったのもこの後、敵が来てレッドが滑ることを知っていたから。それでもレッドは滑ったが…。

ちなみに一週目では「酒アイスやべ~!」とか言いながら金一特製の度数がヤバいことになったアイスを食べて気分を悪くしていた。



「バラについて」

オレンジ色の薔薇の花ことばは「絆」「信頼」「愛嬌」


 「薔薇の下で ~Under the Rose~」という言葉がある。意味は秘密の、ないしょ、内密に、密会。ラテン語でsub roseスブ・ロサという。最終話での秘密の集会はまさに「薔薇の下で」であった。そのこともあり、年に一度のキングカラーズの集会は「薔薇の会」と呼ばれている。


薔薇の花ことば

1本 「一目ぼれ」「あなたしかいない」

2本 「この世界は二人だけ」

3本 「愛しています」「告白」

4本 「死ぬまで気持ちは変わりません」

5本 「あなたに出会えた事の心からの喜び」

6本 「あなたに夢中」「お互いに敬い、愛し、分かち合いましょう」

7本 「ひそかな愛」

8本 「あなたの思いやり、励ましに感謝します」

9本 「いつもあなたを想っています」「いつも一緒にいてください」

10本 「あなたは全てが完璧」

11本 「最愛」

12本 「私と付き合ってください」

虹色の薔薇の花言葉は「無限の可能性」そして13本の薔薇の花言葉は「永遠の友情」


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