おまけ 『King colors』 設定 ②
『King colors』 設定 ②
「キングカラーズのテーマ」
キングカラーズのテーマは「バラバラ」。ヒーローカラーがバラバラなのは当然として、見た目の色、性格、好きな物までバラバラ……。そして、それぞれの正義の在り方、物語のテーマもバラバラです。
それに合わせて、一人称、能力の呼び方、終わりの書き方などもあえてバラバラにしている。
ちなみにそんなバラバラのキャラたちと、事務員の二人が上手く関わることができたのには理由がある。瑚透美には名前に透明が入っており、どの色も映すことができる。麗は名前にグレーと入っており、どの色とも調和しやすい灰色でありながら、登場時は無職…つまり無色であったため、他の色のキャラと上手に関わることができたのである。
「それぞれの物語の方向性、テーマ」
・レッドの物語
最強の能力者たちの『日常』を主人公の金一を中心に描いている。
・ブルーの物語
魔物ハンターみどりの『スタイリッシュアクション』がメイン。
・イエローの物語
“最強の能力を手に入れることで人間ではなくなる”という所にフォーカスした朱祢の『曇らせ』『鬱展開』の物語。
・グリーンの物語
『自分』と向き合う物語。星乃 藍とは何なのかを証明する物語。
・ブラックの物語
雪の『家族』と向き合う物語。
・ピンクの物語
さまざまな『異世界』と関わる紫雲の物語。
・ホワイトの物語
黄慈の『恋愛』物語。
・ゴールドの物語
悪を斬る『ダークヒーロー』、ブラウンの物語。
・シルバーの物語
正しさとは何かを探し続ける虎羽の、『正義のヒーロー』の物語。
・ブラウンの物語
理想の世界を目指す為、『タイムリープ』しながら可能性を追う銀河の物語。
・パープルの物語
『ロボット』の桃華が自由を手に入れる物語。
「それぞれの正義、ヒーローとは」
レッドローズ……『仕事』
ブルーローズ……『気まぐれ』
イエローローズ……『契約』
グリーンローズ……『誇り』
ピンクローズ……『理+感情』
ブラックローズ……『優しさ』
ホワイトローズ……『倫理』
ゴールドローズ……『断罪』
シルバーローズ……『規則・規律』
ブラウンローズ……『理想』
パープルローズ……『自由』
「最強の能力について」
・レッドローズの能力
氷を操る能力ではなく、熱量を操る能力(特に奪う方に特化)。宇宙全体の熱量は変わらないので奪った熱量は冷やそうと思ったものに干渉しない場所に捨てられる。ちなみに本気で使うと熱力学第一法則(エネルギー保存則)なんてものを超越し、存在する全てのエネルギーを消し去れる。
物体を冷却すると脆性が増すため、壊れやすくなる。その為、金一は動きを鈍くしてから大剣でぶった切るスタイルで戦っている。
地球上の熱量を一瞬にして全て奪うことで、『変化停止』という疑似的な『時間停止』を引き起こす。分子運動が完全に停止すると、化学反応・電気信号・光の散乱など、あらゆる"変化"が停止するため、外部からは世界そのものの時間が止まったように観測される。
しかし、重力などは残ったままになるのでこの能力を使う場合は物を壊さないようにかなり気を遣う。
また、熱量の消失は時間経過を必要とせず、能力発動と同時に完了する。熱量が100から90…50…0と急激に冷えるわけではなく、能力発動と同時に100から0になるというイメージ。戻す時も同様なので『変化停止』の文字通り、ほとんどそのまま戻る。
・ブルーローズの能力
ダークマター、ダークエネルギーの性質を持っている。
‣あらゆる物体をすり抜ける
‣光を発さず吸収することもない。(そのため、暗黒、ダークと呼ばれている)
‣冷たい物質であり、滅多なことでは温度が上がらない。
‣重さを持つため、力をまとわせることで何かを重くすることができる。
‣空間を押し広げる方向に働くため、様々な形に変えて扱える。
(本編では剣速を上げたり、分身を作ったり、バイク・銃の強化をしたりしている)
未知の力ではあるが、みどりはどんな力を貰ったとしても今と同じように「なんとなく」で使うだろう。
・イエローローズの能力
張力・弾性力を主に操れる。例えば弓を引く時には軽く引けるように調整し、放つ時に一気に力を使うことで強力な一撃を放つことが出来る。
ワイヤーでの移動以外にも能力は使われている。一言で言えばこの能力は伸びたり縮んだりした物が元に戻ろうとする力なのでゴムやバネなどの物以外にも使える。筋肉や、足が付いた地面などに使うことで圧倒的な跳躍力を得ることもできる。
また、守護獣となったタロが宿す力や、朱祢の驚異的な射撃性能などはまた別の能力である。朱祢のこの能力の属性は特殊なのだ。
・グリーンローズの能力
圧力を自在に操れる。空気圧、水圧を変化させることで動きを封じたり、バリアのようなものを作れたりする。また、破壊も得意で物質の結合を圧力で強制的に破壊したり、圧力の差を利用して破裂させたり、極限まで押し潰してブラックホールを生み出したりできる。
大きく見ると『固定』ができるので、地球上の物体の動きを全て固定した、疑似的な『時間停止』ができる。しかし、これは運動エネルギーを0にすることになるので下手に使うと危険な場合がある。(能力解除後に飛行機が落ちたりなど)
特に藍は、あまりにも簡単に戦闘で勝利できるため『人気』が必要なヒーローで無ければ戦闘シーンすらなかった。
・ピンクローズの能力
電気、電子の動きを操る。 原子同士を結び付ける「電磁気力」にまで干渉し、原子を崩壊させるので破壊できない物が無い。
また、生物の電気信号を操ったり、磁力を操ったり、亜光速で動いたり、摩擦を無くしたりなどやりたい放題できるが、多忙の為あまりこれらの能力は使っていない。
ほとんど電気エネルギーを生み出す為だけに能力を使っている。
スピードと破壊力を供えた最強の力だが、周囲に電流、電磁波をばら撒くため、何かを護りながら能力を使うことが非常に難しく、かつ大きなリスクを伴う。
・ブラックローズの能力
爆発を操る能力ではなく、反物質を作り出す能力。 彼女が起こす爆発は毎回、対消滅爆発。
エネルギー効率100%の高威力が約束された最恐の能力。反物質を生み出す場所、量を自由に決められるので防ぐ手段は無い。
あまりにも攻撃特化の能力であり、爆発という特性上、とても戦いにくい。周囲への被害を考えなくてよいのであれば、爆発の威力を推進力に変えて暴れまわることも出来た。
・ホワイトローズの能力
引力・質量を操る能力。 質量を操って体を軽くしたり、引力を操って物を自分や地球などへ引き寄せたりすることができる。また、強力な重力場によって空間を歪ませることができる、ワープ移動が可能。条件によっては光よりも速い移動が可能になる。
藍の圧力を操る能力と似ているが、「潰す」というより「飲み込む」というニュアンスが強いのがこの能力である。この能力を使うと飲み込まれるように潰される。
当然ブラックホールも生み出せる。また、自分以外の空間をブラックホール近傍と同等の時空状態へ変化させて、時間の流れを停止に近い状態まで遅らせることが可能。これこそ、一般相対性理論に基づいた『時間停止』なのだが、これをすれば領域内に存在するものは光の速度でも抜け出せず、極限の重力場によって破壊される。もう『時間停止』とか関係なくなってしまう。
・ゴールドローズの能力
物の流れを操る。イメージとしては風や水流。
物体の動き、振動、波を感じ、操ることが出来る。他のキャラの能力に比べて器用に物体を動かせる。重力、圧力、遠心力などにも対抗できる程の動きを加えることができる。
他キャラと比べると単体の攻撃力は最も低い。しかし、全体攻撃では最も強く、そのうえ汎用性、器用さも最も優れている。単体威力最弱といっても力の方向まで変えられるブラウンは作中最強クラスと言える。
本来ならば「爆風」や「津波」のような全体攻撃に特化した力なのだが、10年間の訓練により、威力を集中させたり、防御・移動・攻撃を同時に行えるほどにまで変化させた。
麗と出会い、さらに訓練を積んだことで空気の振動を操り、音を作り、伝えることも可能になった。
・シルバーローズの能力
熱量を操る能力(与えることに特化)。炎を操る能力ではない。超高温になることで炎が出て、赤く光る。
宇宙のエネルギーは入れ替わっているだけで総量は変わらない。シルバーの能力は宇宙のどこかにある「地球には影響の出ない熱量」を使っている。言い換えると宇宙のエネルギーを一か所に集める能力と言える。レッドの能力は逆に一か所にあるエネルギーを分散させる能力と言える。
「熱量を操る情報・能力」そのものがシルバーであり、場所にとらわれないものである。そのため、肉体を作るだけの熱量がある場所であればどこにでも存在できる。つまり、瞬間移動が可能。
虎羽の瞬間移動
熱=虎羽なので、熱がある場所にはどこでも出現できる。という能力が朱祢との戦闘で最後に見せた能力。
人間の肉体を完全に捨てた能力なので、使ったのはこの時が初めてであり、その後も使うことはほぼ無い。 銀河がタイムリープしたことで、この能力を使ったという事実は残らないが何故かなんとなく憶えているため、もういつでも使える。
宇宙の熱量は決まっている。ビッグバンが起こった時の熱量が上限となるので最大温度は約1溝4000穣℃(プランク温度と呼ばれている)。温度が高すぎて物理法則が崩壊する。
基本的に虎羽が出せる最大温度もこれと同じであるが、本気を出すと無限にエネルギーを増やせる。
熱の種類と性質
顕熱…物質の温度を変える。潜熱…物質の状態変化に伴って出入りする。反応熱…化学反応に伴って出入りする。摩擦熱…摩擦や抵抗によって運動エネルギーから変わる。仕事に変わる熱…体積仕事や電気仕事に変わる。
・ブラウンローズの能力
光速で移動することができる。体や槍を光子化することで光速移動ができる。
攻撃の方法はレーザー。光エネルギーを照射して攻撃する。光速まで加速した槍を攻撃に使うこともできるが、衝撃波で周りが壊滅するのでやらない。
光を操ることができるので、自分の姿、攻撃のレーザーなどを見えなくすることも出来る。さらに完全な幻影を創り出すこともでき、視覚を使う相手なら目つぶしもできる。
本気を出すと光の速度を越える。時間を遡ったり、広がる空間の先に行けたりする。
・パープルローズの能力
回転の力を操る能力。桃華は自分のコアに、常に能力を使って無限のエネルギーを生み出している。さらに、桃華はそのエネルギーを他者へ譲渡できる。 他のロボットのエネルギー源を桃華経由で無限にできる。(出力は有限で、個体によって違うが)
回転エネルギーは無から産み出されるため、桃華や他の個体がエネルギーを生み出す度に宇宙全体のエネルギー総量は増えていく。
遠心力を増幅することで、斧を振り下ろすような弧を描く動作から生まれるエネルギーを飛躍的に高めることができる。また、関節の動きや身体のひねりによって生じる回転・ねじれの力にも上乗せでき、パンチやキックなどの威力と加速力を大幅に強化する。
頭の回転が速いのは能力の為か、機械だからか…
「タイトルの意味、伏線、キャラの変化、花言葉」
以下、エンディングを書いた順↓
『ホワイトローズ』
ホワイトローズの物語を一言で言い表すのなら「オモイが織り成す物語」。オモイとは、『想い』でもあり『重い』でもあり『思い』でもある。 テーマとしては「恋愛」をテーマにしていたが、二つの意味で「重い男」である黄慈によって深みが増した。普通の恋愛モノの作品とはまた違った味がある物語だと思う。
白の薔薇の花ことばは「純潔」「私はあなたにふさわしい」「深い尊敬」「清純」などである。ことみ、麗、その他多くのの女性に言い寄られる人生の黄慈。しかし、彼が愛する女性は生涯ただ一人。これほどまでに白い薔薇が似合う男もいないだろう。
白い煙、白い息、白い雪と、白の世界に完結した物語であったが……彼が手にした白は他の色に染まる白ではない。
白馬の王子と言われるも、頭が真っ白になってしまうような恋愛を経験し……
ヒーローとなって、自分の想いと共に前に進むことを決心した黄慈。
教師として、沢山の色と関わることができる白…。時には混ざり、時には主張し、時には画用紙のように全てを受け止める器量を見せる……そんな白の物語がこれからも続いていくのだ。
『シルバーローズ』
虎羽は最初、正しいか間違っているか……白か黒かで物事を判断する癖があった。性格が白なこともあり、清廉潔白な生き方をしていた。
しかし、ゴールドローズとの出来事やクラウン破壊後の出来事により、法を基盤としていた正義が崩れていった。そして、ゴールドローズの正体が行方不明だった兄であったことを知り、更に混乱。己の正義観は混ざり合っていった…
その時、自分の本心に気づかせてくれたのが就職祝いでもらった銀色のブレスレット。正義の先にある想いとは…正しさよりも大切なこととは…何かをようやく理解する。
白と黒では分けられない人間の正義。しかし、そんな灰色の中で輝きを見出したい…。ヒーローとしての輝きを……。
ブレスレットに秘めた想いを忘れはしない。虎羽は進む。銀色の輝きと共に……
銀に込められた意味。
鏡のように色を映す(白の心と似た性質)、光を反射する(強く主張する正義観)、白ほど純粋ではない、黒ほど沈まない、汚れも傷も刻まれる(積み重ねることができる)、磨けば光る。
完成された正義を見つけたのではなく、探し続けることを正義とした虎羽の在り方が“銀”には詰まっている。
ストーリー補足。
虎羽に力を与えた存在の言った『兄のようにはならないでくださいね……』と言う言葉は「兄のように家族の元を離れないで」と言う意味の他に「兄とは違う道を進んでくれ」と言う意味もあった。 執行者である兄の龍牙に対して、弟の虎羽は裁定者となっている。『悪を裁く執行者』と『正義を断ずる裁定者』となった二人。それぞれ対極の道を選んだように見えるが、悪を許さない心、正しきことのために力を使おうとする想いは同じである。
ブレスレットについて
イエローとの戦いではブレスレットは完全に撃ち抜かれ、消滅している。なので、優しさを忘れ、あのような行動を取ってしまった。
『イエローローズ』
イエローローズの物語は全体的に暗い展開になっている。運命に翻弄され、誰も何も憎めず後悔したくなくても後悔してしまう人生を歩まされてしまった。しかし、最後にはそれらの人生、自分の選択を受け入れ進んで行くことを決意する。
黄色の薔薇の花ことばは「友情」「平和」「幸福」などポジティブな意味の他に「嫉妬」「薄らぐ愛」などのネガティブなイメージも持ち合わせている。
最終回にて、冒頭から「どうしたの突然?」と言っていることから解散後あまり連絡は取っておらず、関係が「薄らいでいる」と想像できる。その理由の一つに「嫉妬」があった。
他のメンバーは、それぞれの道を進んでいるのに、自分だけは踏み出せず取り残されたまま…。普通からかけ離れた肉体を持っているのにも関わらず、普通に過ごしている。どうして自分だけ……その疎外感が「妬み」・「嫉み」の感情を引き出した。 他のメンバーのことも好きだからこそ、作中で言葉にこそはしなかったが…
しかし、そのネガティブな要素から『解放』してくれたのがみどりだった。切っても切れない「友情」が朱祢の背中を押し、バラレンジャー全員で守り抜いた「平和」な世界で「幸福」に生きることができるようになった。
薄黄色の生地を焼き、時には黄色い声を聞くこともある。金色のように派手で輝かしい人生ではないが、穏やかで優しい色に包まれて生きていく。そんな黄色の薔薇に完結する物語。
『ブラックローズ』
黒の薔薇の花ことばは「貴女はあくまで私のもの」「決して滅びることのない愛」「永遠の愛」。あわせて「絶望」「別れ」「復讐」「呪い」などダークな解釈が紹介されることもある。
この二面性は二重人格の雪とハクにぴったりであると言える。「絶望」と「復讐」から生まれたハク。父を呪うくらい憎んでおり、ブラウンと協力し「別れ」の道を選んだ。
そして最後はブラウンとの子どもを出産。家族愛はさらに深まり、独占的で永続的な愛情を抱いている。
薔薇の会、最初の数回は二人の子どもの話で持ち切りだった。
ストーリー補足
ブラックローズ2話目の「優しさのその先に…」の意味。 雪が持っている優しさの先には、ヒーローという職業があった。そして、優しさの対象…先には父、ブラウン、バラレンジャーがいる。 さらに、優しさ単体で考えると別の解釈もできる。この回で描かれた優しさの種類は偽善から始まり、最後はお節介で終わっている。つまり、優しさの先とは「お節介」のこととも言え、雪にお節介を焼くのはみどり、ことみ、藍、黄慈たちのことである。
優しさの先には仲間がいるというニュアンスでもあるし、今後の話の展開には彼らがいますというメタ的なニュアンスも少し含んでいる。
雪の優しさ
優しさは雪の正義観の核となっているものだが、銀河のように全てを救おうとしているわけではない。誰か一人でもいいから救えればいい…という考え方に近く、銀河の「神の精神」とは対照的に「人の精神」を持って『ヒーロー』をやっている。
『ゴールドローズ』
ゴールドローズの物語のタイトルは「ドスグロイ正義」「闇夜に降り立つ正義」「朝陽に照らされる正義」「金色の正義と永遠の愛」となっている。
第一話と最終話では、「ドス黒い正義」から「金色の正義」へと変化しており、ブラウンの精神性の変化を象徴している。当初は、罪悪感や憎悪、孤独を抱えたまま“闇”の中で悪を裁いていた彼が、仲間や家族との繋がりを経て、温かさや希望を知り、“輝く正義”へと変わっていったことを表している。
また、第二話と第三話のタイトルも、「闇夜」と「朝陽」で対照的に構成されている。「闇夜に降り立つ正義」では、ブラウンは未だ過去の罪と孤独の中にあり、社会の表舞台ではなく、“闇”に生きる存在として描かれている。
一方、「朝陽に照らされる正義」では、家族や仲間に受け入れられたことで、ようやく陽の当たる場所へ踏み出していく。その精神的成長が、タイトルからも読み取れる構成となっている。
また、一話では漆黒の世界で悪を裁いていたが、最終話では満月が浮かんでいる。これはブラウンの人生が闇だけではなくなったという暗喩でもある。
影に気づき、空を見上げたシーンも、「自身の心の闇・影に気づいた」「影のように闇とともにある」「外の世界に無関心だったのが、美しい風景を感じられるようになった」「前向きになった」などの暗喩が含まれている。
金色の正義
金色のヒーローに触れることができるのは闇の中にある者のみ。闇の中にある悪は怒りと憐みの嵐に吹かれ、闇の中に落ちてしまった善は勇気と温情のそよ風に包まれる。
そしてどちらも、金色の正義に“刻まれる”ことになるだろう…
『グリーンローズ』
緑の薔薇の花言葉は「穏やか」「希望を持ち得る」。退屈そうにしていた序盤、険しい顔をしていた中盤から、最後は「穏やか」な顔になった藍。 子どもたちに慕われる藍は、訪問の度に子どもたちに「希望を持ち得る」存在となった。
一狼視点で描いた理由
一つ、ミステリアスな側面を表現するため。二つ、自分をさらけ出すことができなかったから。三つ、藍の世界がある伏線。四つ、自分を証明する物語であるから。
藍の内面が描写されないため、読者を含め一狼、他のキャラクターも藍のことを理解できなかった。しかし、理解を示すキャラとの関わりによって徐々に何を考えていたのかが浮き彫りになってくる。 これは、ミステリアスな雰囲気を出しつつも、強者としてのプライドが弱さを見せることを邪魔している表現でもある。さらには、藍の物語は自分が何者であるのかを証明する話でもるため、他人からの描写だけで人物像がはっきりしなければ意味がないのである。
最終話では、何を考えていたのかが語られるが、これは藍自身が変わったことの証明でもあり、もう“そんな書き方”をしなくてもいいと……自分の証明は完了したという藍からの答えでもある。
そして、藍が意図的に内面を見せなかったのは“こちら側”にも干渉してくるほど高い次元の能力を持っていることも示唆している。 紫雲のように第四の壁を越えてこちらの『世界』を認識してくるのと同様の能力である。能力の詳細はまた別の話で……
(こちら側に影響を与えてくるせいで、藍の話は本当に難しかった。手のかかる子だよまったく)
星乃藍とは……
星乃財閥の長女であり…女優界の大スターであり…グリーンローズであり…バラレンジャーの仲間であり…流星会会長であり…子どもたちの家族であり…一狼の主人であり…『ヒーロー』である。
今まで、サブタイトルは自分のセリフから取っていたが、最終話だけ一狼に言わせている。もう自分で言う必要もなくなったというわけだ。
ストーリー補足
藍の一話にて「……強者だけが抱える悩みよ…」というセリフがある。 藍は子どもの頃から、常に勝つ側であった。そのため、力があるということが知られても嫉妬されたり、利用されたり、孤立したりと良いことなんて一つもなかった。
一狼からすると、ヒーローなんだから強いことをアピールすればいい…と思っているし、実際そうなのだが、藍は面倒ごとが増えるだけだと思っていた。
最終話。“埃の無い”部屋と“誇りのある”主従でちょっとした言葉遊びになっている。
『レッドローズ』
赤い薔薇の花ことばは「愛情」「あなたを愛しています」「熱烈な恋」「美、美貌」「情熱」。
レッドローズの金一は熱烈な恋をし、情熱的な愛を注いだ。そして、二人の愛により赤ちゃんが生まれ、真っ赤な車に乗って現場に駆け付ける消防士になった。
『パープルローズ』
紫の薔薇の花言葉には「気品」「誇り」「尊敬」「高貴」などがある。正直なところ、これらのイメージは紫色の性格をした藍の方がしっくりくるかもしれない。しかし、ロボットの始祖であり、その統制者となった桃華もまた、この色に相応しい存在へと成長していった。
心を宿した最初のロボットとして、多くの機械達から「尊敬」を集める存在となり、種族全体を導く立場として「気品」や「高貴さ」も身につけていく。
また、紫は古くから高位の者が身にまとう特別な色でもあった。ロボットという新たな種族の頂点に立つ桃華にとって、紫はまさに象徴的な色だったと言えるだろう。
バラレンジャー解散から五年が経つ頃には、紫雲社に頼らずともロボット達だけで新たな機械を開発できる体制が整いつつあった。
人型ロボットに関する技術や権利そのものは依然として紫雲社が保有している。しかし、その開発・運用・管理の大半は桃華によって行われており、実質的には一つの独立した組織として機能していた。
そして、その独立と自立の象徴こそが、海上都市に掲げられた「紫薔薇のロゴ」である。
タイトルについて
桃華の物語のタイトルには「自由」「~したい」「想い」「真心」と、機械の塊には無い単語を使っている。これは物にも魂が宿るというアニミズムの考え方から来た作者の意地でもある。
『ブルーローズ』
青い薔薇の花ことばは「夢叶う」「奇跡」「神の祝福」。
少女は、ヒーロー時代『銀髪の女神』と呼ばれ、神に等しい力を持ったみどりから入学後にまた薔薇を一輪プレゼントされる。「神の祝福」を授かり、一歩踏み出した少女には「奇跡」とも言えるほど困難な「夢を叶える」結末が待っているのかもしれない…
青い薔薇にはもう一つ花言葉がある。本来存在しない物であった青い薔薇の花言葉は「不可能」「存在しない」だった。
アンシィと出会う前のみどりは夢を叶えることが「不可能」になるまで心を削り、人生を諦めかけていた。そこで正史では「存在しない」アンシィと出会い、『ヒーロー』への道を進んでいくこととなった。
今ではもう、暗く、辛い感情は「存在しない」。そして「不可能」を打ち破る力を気ままに振るい、楽しく生きるようになっている。
みどりの成長
気ままで何にも縛られない生き方を選んだみどり。神の域に到達したその力を持ったみどりは作者の手にも縛られないことを選んだような気がする。 一番動かしやすいキャラだと思っていたが、最終話のセリフは全く思い浮かばず、プロット通り動いてくれないキャラになってしまった。
黄昏の少女に肩入れしていた理由を訊かれた際、「さぁ~なんででしょ~?」とはぐらかしたみどり。理由はいくつもあった。「青い薔薇が繋ぐ縁が素敵」「自分と同じように苦しんでほしくなかった」「夢が叶ったら面白いから」なんて、みどりを深堀するような問答を入れようかと思っていたが、拒絶された。
心に従い、面白いことを求めて気ままに動く。神の意思(運命)すら意に介さずに。それがみどりの生き方、物語だ。
『ピンクローズ』
ピンクの薔薇の花言葉は「感謝」「上品・気品」「幸福」「美しい少女」など沢山ある。ちなみに『紫雲』という名前の薔薇もある。
紫雲の話はこの花言葉の通り、仲間へ「感謝」を伝え、「幸福」で恵まれた環境に身を置き、「気品」のある権力者となって、「美女」に囲まれる時間もしばしばあった。 ピンクの薔薇に相応しい人生を送ってきたと言えるだろう。
最後のシーンでは桜が満開に咲く場所での会話となる予定だった。紫雲の物語としてはそれで終わりで良かったのだが、ブラウンローズの銀河の物語の終りはここではない…ということで場所を移動した。 自分の口でもハッピーエンドと言っているし、実質的な紫雲の物語の終りはあのシーン。
タイトルについて
全て、なろう系のタイトルにしている。テーマが異世界ものであるためそうしている。 最終回はブラウンローズと一緒なので『運命の調定者』と入れながらセリフ調になっている。
すれ違った少女たち
異世界で出会った「カイン」によく似た少女「優子」、「ツク」「サヤ」「シーナ」に似た少女たちは「津久田 真衣」「紗耶香」「詩奈」として……
『ブラウンローズ』
ブラウンの薔薇の花言葉は一応あって、「全てを捧げます」というものだ。 自分の人生全てを『理想の世界』のために捧げた銀河にはピッタリの花言葉である。
最終話、後半のシーンで視線を上げられずにいるシーンがある。この時、視界に入ったのは桜の木の幹。茶色の部分である。ここで終われないことも無いのだが、場所的にピンクの度合いが強いこと、このままではハッピーエンドと呼べないことから場所を移動。 茶色の家具でまとめられた宇宙船、焼いた肉が待つ楽しい食事、のシーンで終わっている。
タイトルについて
「世界を変える光」「光を束ねるヒーロー」「世界を導くバラレンジャー」「運命の調定者、ちょっと疲れたので少し休みます」となっている。 光、ヒーロー、バラレンジャー、運命の調定者と進化している銀河。しかし、それぞれが銀河だけを指しているわけではない。 ブラウンという一番地味な色ではあったが、『king colors』全体の物語の根幹を担い、まとめてくれた、れっきとした主人公である。
AIによる政治について
クラウンを落とした未来では、政治の立て直しのためにAIが使われ、馴染んでいった。状況が状況であったため、反発も少なく、すぐに受け入れられた。しかし、それを阻止したこの『可能性』でそれは難しい。 国の為、己の為に政治を行う者がいなくなることはない。複雑に絡み合った世界情勢のまま“人類として”破滅に追い込まれていく。
銀河の選ぶ『理想の可能性』において、AIに政治を委ねるという可能性を選ぶことが最重要事項であり、最難関でもある。 AI政治の為の国づくりに関しても、定めなければならない運命が山のようにあるのだが…それはまた別の話…。
『King colors』
「キングカラーズ」のキングの意味。全てのヒーローの頂点、最強、王ということでのキング。それともう一つ。トランプでキングは13のカードである。「キングカラーズ」には「13の色」という意味も入っている。
本数による花言葉の変化
ことみ 1本 「一目ぼれ」「あなたしかいない」
朱祢 2本 「この世界は二人だけ」
銀河 3本 「愛しています」「告白」
ブラウン4本 「死ぬまで気持ちは変わりません」
みどり 5本 「あなたに出会えた事の心からの喜び」
黄慈 6本 「あなたに夢中」「お互いに敬い、愛し、分かち合いましょう」
雪 7本 「ひそかな愛」
桃華 8本 「あなたの思いやり、励ましに感謝します」
金一 9本 「いつもあなたを想っています」「いつも一緒にいてください」
藍 10本 「あなたは全てが完璧」
虎羽 11本 「最愛」
紫雲 12本 「私と付き合ってください」
麗 13本 「永遠の友情」
そして、虹色の薔薇の花言葉は「無限の可能性」
ことみの本名は「橙坂 瑚透美」。ずっと「ことみ」表記だったのは漢字で書くのが面倒だったわけではない。全てを終え、全ての色を世界に映し終えた時に、ことみの本当の色がオレンジではなく「透明」だったことに意味が出る。
透明の薔薇に皆の色を映しだすことで虹色の薔薇になり、「無限の可能性」と「永遠の友情」を手にするのだ。(結婚して苗字も変わり、余計にオレンジじゃなくなったしね)
ちなみにオレンジ色の薔薇の花言葉は「絆」「信頼」「愛嬌」。
麗と瑚透美
瑚透美はヒーロー事業所を立ち上げた張本人。対して麗は途中参加。当然、想いの重さは違ったはず。でも、20年の時を過ごし、ようやく口にされたことで瑚透美は知る。
あの時……「………麗ちゃんも一緒についてきてくれる?」と聞こうとしていた瑚透美。だが、麗はそれを先にくみ取り、「はいっ!一緒に支え続けましょう!」と答えた。
麗にも、同じ覚悟があるのだ。ずっとずっと、この先も永遠にバラレンジャーの一員であることに…
記憶と記録
瑚透美と麗は人として、この先もバラレンジャーと関わっていく。【永遠の友情】を誓った二人は人としてどのように『永遠』を実現するのだろうか……それはまた、別のお話し。
神話
神話とは、語り手である人間がいて初めて神話と成る。
ヒーローの頂点
バラレンジャーが望んだこと、それは人類の繁栄・進化。だから、神の力を持つバラレンジャー達は絶対に歴史から消えなければならない。なぜなら、神が人類の味方だと分かれば人はそれを頼り、依存し、進化から遠のくからだ。
この究極の自己犠牲を越えることはもうない。だから、彼らは未来永劫ヒーローの頂点に君臨し続けるのだ。
「その他の設定」
『運命によって決められた設定』
好きなものの設定を決めるとき、色をバラすことだけを考えていたのでレッドは「白色の好きな物、ピンク色の性格」と、適当に振り分けられていた。しかし、白の好きなものを考えたとき、牛乳がパッと思い浮かび、そこから実家が牧場、身長が高いという設定になった。そして高身長の男だが性格がピンクだというギャップが生まれた。
他のキャラでもそうだが、色分けは適当にやっていたので後から思いついた設定はほぼ運命によって決められたと言っても過言ではない。運命を感じながら設定を固めていくのはとても楽しかった。
『目の色は戦闘ポジション、性格の色は普段着の色』
実はこんな設定もあった。1話で紫雲が戦隊もののレッドのように、先陣切って戦ったのは戦闘ポジションがレッドだからであった。
ちなみにバラレンジャーの色の順番はレッド、ブルー、グリーン、イエロー、ピンク、ブラック、ホワイト、ゴールド、シルバー、ブラウン、パープルの順になっている。
さらに言うと、性格の色とは心の色でもある。心の色が黒である龍牙は「悪を排除する正義」を最後まで曲げなかった。これは黒色が他の色と混ざりにくい性質を持つからである。 そして心の色が白である虎羽は、自分で考えたり他の人の意見を聞いたことで「自分の中での正義」が変わっていった。これは白色が他の色の影響を受けやすい性質を持つからである。
『ブラウン・ノクスの研究施設について』
国際異能研究機構(International Anomalous Ability Institute)、通称IAAI。過去の戦争で使われていた地下の軍事施設を流用しており、衛星から見ても森しか映らない。
表向きの活動は能力者の保護、社会に適応できるよう教育・訓練、能力暴走の防止等であるが、ノクスの狂気じみた好奇心により「人工的に超能力者を作り出す研究」を行っていた。
龍牙はノクスが理想とする“超能力を活用した兵器”であったため、酷い改造をされることはなかった。が、弱い力しかもたない能力者は手術をされたり、脳に負荷をかけられるような酷い実験をされていた。
『薔薇の会』
「薔薇の下で――Under the Rose」 それは「秘密裏に」「内密に」「密会」を意味する言葉。語源はラテン語の sub rosa にある。
バラレンジャー解散後、ひっそりと続けられてきた彼らの集いは、まさに“薔薇の下で”行われるものだった。その由来から、年に一度、キングカラーズが顔を揃えるこの集会は「薔薇の会」と呼ばれるようになった。
『キングカラーズとお酒について』
◆金一は飲むと思考力が低下する。子どもみたいなことをしがち
◆みどりは下戸で飲むと一瞬で酔いが回る。表情が笑顔で固定になり「でへへ~」と笑い続けてとろける
◆朱祢はお酒が苦手。甘いカクテルとかなら飲めなくはないが、甘いものが好きというわけでもないので基本飲まない。
◆藍は下戸では無いが強くない。弱い方。でも挑発されるとすぐ飲んで呂律が回らなくなる。 ワインや清酒を嗜むことがある。
◆紫雲はウイスキーが好き。焼肉の時はハイボールをよく飲む。 酔うと口調が乱れて喋りが雑になる。「マジうめー」とか「あー……酒だ…」とか言う
◆雪は飲めるようになると梅酒が好きになる。お酒は弱い。 雪の時でもハクの時でも酔った勢いで甘えようとする。
◆黄慈はワインが好き。好きが高じて店並みにワインを自宅に取りそろえるようになる。 ちなみに酔うと涙もろくなる
◆ブラウンは飲めるようになってもあまりお酒は飲まない。お酒に強い体質で酔わないし、お酒の味も好きではない。勧められたら少し飲むくらい
◆虎羽は飲めるようになると焼酎にハマる。飲み方は気分によって変えている。温めたり、水で割ったり、お茶で割ったり。 清酒も嫌いではないが、熱燗を作ろうと力を使ったらとっくりが破裂して以来なんとなく避けるようになった。
◆銀河は一人でお酒を飲むことはない。飲む理由があれば飲むといった感じ。 なんでも飲めるが、とりあえずビールということでビールを飲むことが多い。
◆桃華はお酒について興味もあまりない。 自分でも飲まないし
◆瑚透美はビールが大好き! 仕事終わりの一杯が最高!一杯飲んだあとはいっぱい飲まなきゃ! (瑚透美は酔うと怒り上戸になり、口も悪くなる。日々のストレスが原因か…)
◆麗は飲み会などで誰かと飲むと加減が分からなくなって悪酔いしてしまうタイプ。 赤くなって楽しんでると思いきや、今度は青くなって「気持ち悪いですぅ~……」となってしまう。 飲むお酒よりも飲む相手を考えた方がいい
全員が、楽しくなると飲んでしまう性質で、酔うほどに症状がひどくなってしまう。『お花見大作戦』の際、それぞれが感情を解放しすぎたせいで収集がつかなくなってしまったため、お酒の飲みすぎは禁止という暗黙のルールが出来上がった。
『ヒーロー制度、仕事や給料の実態』
怪人や怪獣が出現したとしても、軍隊が即座に出動することはできない。
脅威レベルの判定、使用兵器の選定、投入する部隊規模の検討――それらを正式な手続きを経て決定する必要があるため、どうしても時間的な遅れが生じるからだ。
加えて、日常的に現れる脅威の多くは、軍を動かすほどではない“野生動物に近い存在”であり、軍隊が対応するケースは限られていた。
その穴を埋める形で、警察の装備は年々強化され、初動対応の多くを担うようになっていく。
しかし、慢性的な人手不足に加え、装備の高度化に伴う訓練の厳格化によって人員確保はますます困難になっていった。
そこで生まれたのが「ヒーロー制度」である。
発端は、人手不足の現状を憂いた強い正義感を持つ一人の人物が、独自に怪人討伐を始めたことだった。その活動はやがて注目を集め、模倣者が現れ、社会的な支持を得ていく。
最終的に法整備が行われ、ヒーローは制度として認められる存在となった。
ヒーローは銃火器の使用を禁じられている代わりに、所定の講習を受け、簡易的な試験に合格することで『特別防衛登録局』のヒーロー名簿に登録される。
登録者にはヒーローライセンスが発行され、刀剣類の所持が合法的に認められるほか、出動時に限り、専用車両を緊急車両として扱うことが許可される。
ヒーローとして登録されると、国から地方自治体を通じて基本給が支給される。ただし、実際にヒーロー活動を行っていたことが客観的に証明された場合に限られ、その額も決して高くはない。
主な収入源となるのは、成果報酬である。
討伐数、被害の最小化、初動対応の速さ、市民救助の有無、死体処理班や警察との連携状況などが評価基準となり、それに応じた報酬が支払われる。
そのため、ヒーローは出動のたびに証拠写真を撮影し、詳細な報告書を提出することが半ば義務となっている。
さらに、ヒーローにはもう一つの収入源が存在する。それが、市民からの寄付・投げ銭だ。
市や国が管理する公式プラットフォームを通じて、市民はヒーロー名、活動記録、直近の救助実績などを確認し、任意で支援を行うことができる。
こうしてヒーローは、制度・評価・人気という三つの要素に支えられながら、街を守る存在として活動しているのだった。
『クラウンについて』
・クラウンとは
クラウンとは巨大な転送装置である。(一応中に生活空間もあるが) 地球の各地にばら撒かれた小型の転送装置にエネルギーを送り、生物兵器を転送している。ちなみに大本のエネルギー源があり、そこからクラウンへ、そして小型転送装置へとエネルギーが送られる。(膨大なエネルギーがなければ転送、ワープは出来ない)
・クラウンの目的
二つある。一つは地球の生物のサンプルを手に入れること。二つ、戦闘力の高い【ディラナウス】を排除すること。 この二つである。
クラウンを所持しているのは【ゼル】という種族。
・地球に関わる種族たち
火星に住んでいた【ゼル】と【グレイ】は地球の権利を掛けて戦争。 核兵器を使ってまでの戦争の末、【グレイ】が勝利。【ゼル】はしばらくの間、地球から離れていた。
しかし、ここ数百年の急激な成長を見て人間に興味が湧いた【ゼル】は【グレイ】の許可の元、調査を開始。そして、強さを本能で求める【ディラナウス】を巧みに騙し、戦争に投下。
支配、統一を本能とする【ゼル】
知識、知恵を本能で求める【グレイ(ディンギル)】
【グレイ】はUFOに乗りながら地球の監視をしている。 地下に住む【アガルタ】も地球の監視を行い、核兵器の使用を見張っている。人間には興味ない。地球の環境を護ろうとしている種族。
【エリオン】 神。月や生き物を創った種族。巨人族。 人間は【エリオン】に似せて創られた。




