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魔法のたまご

作者: 猫吸い人

オフィスの窓から見える夜景に、片山舞はぼんやりと目を向けた。

「またこんな遅くまで…」彼女は小さく呟いた。

周りは静かで、彼女の孤独感が強まるばかり。若い頃の夢や過ぎ去った恋が、心の中でふとため息に変わった。


「何これ、きれい…」道端で輝く金色のたまごに舞は目を奪われた。

家に持ち帰り、調べてみると、それは「魔法のたまご」だった。彼女は驚きつつも、たまごを優しく手に取った。


翌朝、鏡の前で舞は目を疑った。「え、私、若返った…?」職場で、同僚が変わった彼女を褒めた。

「舞さん、なんか違うね。すごくきれい!」舞は嬉しそうに「ありがとう」と答えた。


ランチタイム、仁が舞に声をかけた。

「舞さん、最近変わったよね。元気そうでいいな」彼女は「そう?ありがとう、仁くん」と応え、二人は昔話に花を咲かせた。


ある日、たまごは突然壊れた。「ああ、もうだめなの…?」舞は涙を浮かべた。

仁が「大丈夫、舞さん。本当の魅力はたまごじゃないよ」と励ました。


舞と仁は、彼女のたまごが壊れたことをきっかけに、お互いの真の価値を再認識し、新たな関係を築き始めた。

「仁くん、これからは、二人でいろんなことを乗り越えていこうね」と舞が言うと、仁は笑顔で「うん、ずっと一緒だよ」と答えた。


そして、二人は結婚を決意。結婚式の日、舞はウェディングドレスを身にまとい、仁の前に立った。

仁は彼女の姿に息をのみ、「舞さん、これからもずっと、あなたのそばにいるよ」と誓った。

舞は幸せな笑顔で、「ありがとう、仁くん。これからの人生、二人で歩んでいこう」と応えた。

「魔法のたまご」を読んでいただき、ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  たまごは特別なものだったかもしれませんし、あるいはふつうのたまごだったかもしれませんが、何かのきっかけで今までのあり方が変わるのは良いですね。話のテンポも良かったです。 [気になる点] …
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