表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/34

1.目覚め、また眠る

「まだ熱がありますのでお休みください」

「……ええ。ありがとう」


 温和な二十代後半くらいの女性は、私のベタついた身体を拭き肌触りのいい服をあっと言う間に着せると綺麗なお辞儀をして去っていった。


「私は、どうしてこんな事に」


 横にある小さな鏡には波打つ黒い髪に緑の瞳の少女が映っている。その小さな顔は、クシャリと泣きそうな表情になる。


 そう、今の私の気持ちを現しているかのようだ。


「従兄弟が暇つぶしにと誕生日に送ってきたゲームソフトの絵にそっくりな顔よね」


私の顔じゃない!


「私は、宮前みやまえ 葉月はづきで、スーパーの中にある揚げ物屋で働いている。そしていつものように帰宅して……」


そこから曖昧だ。


「それに、何で頭の上に数字が見えるの?」


 よくわからないけれどゲームの中なのか。いや、これは夢なのか。


「もし、これは現実で、あのゲームの世界だとしても、私にはどうしょうもないような」


何故ならば。


「まだ開封さえしていないゲームだなんて終わっている」


どうしよう。どうしたらいいの?


「脳が許容範囲を超えた」


 実際、頭痛までしてきたので半身を加減をせず後ろに倒おせばボフッと音がした。


「とりあえず寝る! それしかない!」


 目をつぶり両手を投げ出し力を抜けば、こんな状況なのに、ゆるりと意識が沈んでいった。








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 乙女ゲームにひかれて読んでみました。 読みやすい文章だと思いました! [気になる点] 一話での引きが弱いかなと感じました。。。 [一言] 文章は非常に読みやすいので、一話とあらすじでもっと…
[良い点] 易しい読み物 [気になる点] 中身が薄い
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ