愚者あるもの
選択だな。選択。10000円札3枚が彼と等価値であると彼自信が証明する。1人でいるのを誤魔化す方法は1つだろうに、誰かといるべきだが誰かもいない。その彼は1人だ。
言い分けがましく自己を確立しようとしている。彼の等価値は30000であると、私を見下して誰かを見下して、侮蔑を高めているにも関わらず。金は30000であると、証明を自嘲を繰り返す余裕はこれになかった。それに、悲しいことと外面も内面も、きみをいじめさいなめる人間と微妙な違いさへない。
ただ、私は悪人であることにかわりはない。 ーー死が怖いなら、そんなに歪むほど恐いなら、それすら意識に入らない生を、生きにくしかない。神に与えられた生を我らは許容しよう。
奇形とした、200cmを越えた化物をみる。筋肉の膨張は皮膚を脹れアガセ、血の、蒸気が瞬時に空気に充ちる。随処で滴る血の液のふっ騰、爆発音。凄まじい速さで人体の破壊を目論むようだ。『黒』かな。『親』か『少年』に外部から強制的に突破した人たち、才能ないのに、意味ないのに無駄に考えて、
自我は確認されずかれ本来の能力もマッタク活かされないのも可哀想だ。これが最後の奮闘、同級生は全員しっかり死んでいたが。
蒸気が粒々氷気を纏い、できる限りの頑張りでマイナス温度に、柱を幾つも林、彼の能力は水系統、物事にある弾力性を1から100に、石を毛糸レベルの弱らかさに、というよりは流動体に。ガラスも流動体だよな、まあ、あれだ、決して壊れない物質、水のようにでき、尚且つ固さの調整もできる強い能力であることは、確か騎士団に数人『気体』をも扱えるらしい、ま、嘘臭いデマだろうが、そんなことして第一席に水系統がいるよ。それた。にしても、水系と魔グロとの相性は最悪だよ。何でかって?思考力によるからだ、魔グロには複雑の思考はできるくせにイメージ力というか想像力がかなり欠如している。だから、水系の魔グロは弱い。イメージがすべてにおいて重要だが、闇は必要なく、氷も使うものと別れるから一概に言えず。まあ、闇系統の魔グロは強い、複雑な思考が重視だからな、まるで魔グロの為の能力だよ。
そういえば、昔はどこかの村でか魔グロ恐れてだがどういうわけか、殺していたらしい。にしても、生まれも育ちもここの彼にどういう分けか、この魔グロ、「椎名目塚」は強い。まあ、クラスメートだけど魔グロになった人間は例外なく殺せといわれている。だから、殺すが。
魔グロは再生の能力が高く、壊しても壊しても稀に再生し続けるのがある。最悪だよ。再生はグロいということを初めて知ったよ。にしても、生前より幾10倍強くないか、何で能力が発動しているのか、まさか、闇系統?あり得ないことだな。しかし、親以下であるのに、リンクが発動しない特例の『黒』か、それとも彼の後天的能力故の突発的暴走か?騎士はあと3分もせずくるだろうし、やはり手加減は厳しく、だるい。
何で殺せないんだよ。バレたくないからだっけ?昔は『少年』か『少女』しかなかったから仕方ないが?何だ。翼?体を凍らせる。硝子を破り外に高く打ち上げられ、校舎を見下ろしながら、壊れた半身を造りながら、誰かと目が合う。一瞬彼が飛び立って、大した跳躍能力だ。5段階中の3は軽くいく。な。テストより頑張って。
「よかったな、エリートだぜ」私は今日、
神に感謝をしなくちゃいけない。今日が実習日で本当に良かった。赤い蒸気が円を描き半ドームの赤い隙間なき鳥籠、暑苦しく爛れた太陽の嫉妬を受ける。
解放者といわれる。私に命などない、それが私の能力。解放された研究されるはずだった能力で母に言われた私は隠した、ばれるものでもなかったから。命なく殺せといわれている、一般解放された『リング』の操作で、私は元来3つの能力で、これを、殺す。恨みなんてないから、生かす道はない。だからか、殺したがってるばかり思っていた。蚯蚓が脳味噌を這う。
『おねがい』だから『ころして』
私は地面に叩き潰され、服は、ぐちゃぐちゃ潰れたが、氷のそれらは壊れをやはり実感させるものでもなかった。放出を使い冷えた固まりが恒久的に宙へそこへ繰り返した蜘蛛の太い糸が彼に力強く押し上げる。そこへ破壊的振動が空気を破裂させ、急激な成長に驚きながら、突破した目の前の彼を、眼を見開くしかなかった。取れ掛かった腕は即座にあがる。
地割れ。二度の地震。揺らす、ことが彼の能力だった。息が宿らず5回死んだ。臨死だから死んだっぽく見えるだけだがなと嘲笑い、声がでないことに気づく。背中に押し出すように私が飛び、牢屋を杭を、育て、創る、刺さる。まだ、動こうと動く。
私は憐れに思いながら矜持を持っていたから、か。蚯蚓は口ができ。
「残念だったな、おれは死にたいって云う人間を殴ってでも生かす奴だから、だから、死なない。死なせない」
筋肉繊維が千切れる音が重奏の如く私に突きつける。関節近くの神経を氷結させたから、これは、新たにまたつくられている。だからかそれに見合うように、不安定に巨人は大きくなっていっている。ここら周辺の空気熱は50度は軽く越えていた。まさか、肉体に流動を課せるのか?地面を踏みしめる度に融かされる。
「悪いや。死ね」
相殺を期待させずに凍てつかる、はして巨人の身体を、閉じ込めるように『氷結』を『操作』で『放出の転換』させ強制的に、生をもぎ取る。なぜこいつには水系統が使えるのかはこいつが、光と同じく解放したからだ。材料を得た。こいつを調査すれば永遠は、更なる高みに!
黒い指のペンドントを意識しながら顔の表情筋を意識している。急に浮かび上がった思考を驚き、隣にいるのは誰か?そう問いたら、
「優しいヒーローだよ」
上半身が飛び吹っ飛んだ頭を彼は潰した。