第1話 冒険者生活のはじまり
何故、大人はああも偉そうなのだ
特に優れたことをしたわけでもないのに
何故、大人は子供の言うことを聞かず
自分の言いたいことを言うのだろう
自分も子供のころがあったのに
そもそも、大人とは何だ?成人式を迎えれば自動的に付与されるのか?それとも仕事をし始めるとなれるのか?
私にはわからない
此は、大人とは何かについて問う物語
此は、大人の定義を認識する物語
俺は天道朝夜
特に言うことのないごくふつうの高校生だ
小学1年の頃にはすでに大学の授業の内容が全てわかる程度で
その時に陸上の100m走で小学生にして世界新記録を更新したり
そうそう、囲碁でAIに勝ったこともあったな
あと、アニメとかゲームとかが好きだ
とまあ、とてもふつうの高校生だ
まあ、親はクズだけどな
いつも勉強しろ勉強しろとうるさいし
俺の趣味を肯定するどころか意味のないものとまで言いやがる
小学5年の頃から親とはまともに話したことがない
いつもどおり、自室でソシャゲの周回をしながら
俺は思った
(あああああ!
こんなくだらねえ3次元なんざ抜け出して
異世界転生してぇぇぇぇ!)
その時、テンプレのように誰かが出てきた
(今、異世界転生したいと思ったな)
気づくと、どこだかわからん場所にいた
俺は目の前にいるやつに言う
「お前は誰だ!」
「俺の中のおr・・・って違うわ!」
男は軽快なノリツッコミをした(ちょっと嬉しかった)
「俺は異世界転生の案内役とでも思ってくれ」
「ふむ」
俺は聞く
「ってことは、俺を異世界に飛ばしてくれるっつーことか?」
「ああ。といっても、さすがになんも持たずというわけにもいかない。んなことしたら人生ハードモードになっちまう。
そこで、お前にあるアイテムを授けよう」
「スマホ?」
「ちゃうわ。ほい、受けとれ」
渡されたものはカードの収納ケースとカード一式(25枚)、
それにいかにもカードを差し込むための変身アイテム的なあれ。
「これなんぞ?」
「これはチェンジバックル。ここの空いてるとこにカードを
差し込むと、音声がなり、召喚なり自分にバフかけたり相手に
デバフかけたりできるぞ。カードは一度に3つ入れられて、
バフとデバフは重ねがけできる。」
「なんかスマホより強そう(小並感)」
「ほいでこっちの世界の通貨についてだが、そっちと同じ円だ。
とりあえず10万渡しとくな」
「お、マジで!いきなり10万とかありがてえぜ。
RPGの定番の金額じゃなくて助かったわ。
俺の財産総額うんたら京円持ってきてくれてもいいのよ?」
「そんなに持ってったら無双しちまうだろうが。
必要最低限だけだ」
「しょうがねえな」
(何故上から目線・・・)
「とりあえず、これで必要なもんは渡したからとっとと異世界に
飛ばすぞ(尺的な意味で)」
「えっ」
目を開けた瞬間、とても俺のいた時代にはなかったような
光景が広がった
そして叫ぶ
「うおっしゃぁぁぁぁぁ!!異世界転生キタ━(゜∀゜)━!
夢にまで見た二次元の世界ktkr!」
同時に思う
「まずどこに行きゃいいんだ?」
とりあえずスマホを開いた
そんでオッケーGoogle的な感じでこう言ってみた
「Hey、作者!」
「いろんな意味でメタいからやめろォ!」
「ほんで、どこに行きゃいいんだ作者!」
「人の話をきけぇ!」
…間…
「とりあえず今いるとこから見えるでっかい建物に行け
そこがギルドで、あとは分かるな」
「わかった。そこに行って冒険者登録すればいいんだろ?」
「そうだ。早く行ってこいなろう系主人公」
「お前もメタいじゃねえか」
今いるところはどうやらこの街の中心街らしい。
少し歩いていかにもギルドのような建物があったので入った
「失礼しま~す・・・・・・誰も居ねぇ!?」
扉を開けると中には誰もいなかった・・・と、思ったが
カウンターから誰かが出てきた
「ふぁぁ〜、あ、冒険者登録希望の方ですかぁ〜?」
おそらく受付の人だろう
俺は訪ねる
「冒険者登録申請したいんですけど、大丈夫ですか?」
「い~いですよぉ~。それでは~書類を渡すので名前とか色々
書いてくださいねぇ~」
すごいマイペースな人だなぁ、
とりあえず渡された書類に名前等を記入し、提出した
「ありがとうございます~。それでは~、こちらが冒険者カードとなります~。」
俺はそれを受け取る。
ここから、俺の冒険者生活が始まる。
そう思うと何だかワクワクしてきた。
「このあとは何をすればいいんですか?」
「クエストなどをこなしてください~。あ、それと、
始めて間もない冒険者の方々には、
特別に寮を提供しております~。
寮はこのギルドを出て左側に在りますので、どんどん使っちゃってください~。」
わかりました、と言いクエストが貼られている掲示板を見る。
ものすごい量だ。難易度は最高でランクEXTRA…か。
さすがに無理そうか。
とりあえず、クエストは明日に受注することにし、
寮に行くことにした。
部屋はよくアニメやゲームで見たことがあるもので、
快適に生活出来そうだった。
とりあえず眠かったので寝ることにした。
「しっかし、せっかく異世界にきたっつうのに、
なんにも起こんねえな。
もっといろんな世界に行けたら少しは楽しめるんだがな。」
そう言って、俺は眠る…。
目を開けた。ここは夢の中なのか?
そう考えていると、目の前に男が現われ、こう語る。
「あなたには、いくつもの世界に行ってもらいます。
そして、様々な世界で得たものを力にし、
自分の糧としてください。」
「…は?いや、どういうことだ?
いくつもの世界って、普通はこの世界でしか冒険できないんじゃ
ないのか?」
「いずれ分かりますよ…」
男はそう言って消えた。
よく分からないが、とりあえず…
どこに行けるのか少し楽しみだ
とりあえず書いてみました。
小説自体はじめてなので
生暖かい目で見てください