だっしめんは手に入れたようです。
森を真っ直ぐ抜け続けて約20分。
ようやく村が見えてきた。
想像してたよりはるかにデカくて、
村ってゆーかもう都市国家って感じ。
「っはぁ、ねぇ、あの、さ、ちょっ、と
休、まな、い?」
体力に問題があるとされるあきが、
めっちゃ息切らしてるw
「んじゃー休もっかー!」
こうして私たちは、
ちょっと休むことにしました。
10分後………
少し休んだ後、
私たちは武器屋に来てました。
ふっつーの武器屋に入って。
ふっつーの武器を買うつもりだった。
けどさ、店主がこれは……無いよなぁ?
「へっへっへっ
こりゃぁ可愛い嬢ちゃんたちが
来たもんだなぁ…
ふへへへへへへへ」
キモいんじゃぁ………
けどここしか武器屋無いし、
仕方なくここで買うことにしました。
「あのさ、別におっさんがどこ見ようが
勝手だけどさ、
鼻の下伸ばすのやめてくれます?」
「ん?へへっ、すまんな〜」
キモい。とりあえずキモい。
「あ、」
「どうしただっしめん」
「いや、りっかにぴったりな武器見つけた」
「マジで⁈どれ⁈」
「「いやお前いつから聞いてたんだよ」」
ゆうと話していると、りっかが会話に入ってきた。
何を話していたかというと、
ご存知、りっかの武器について。
マジでぴったりなんだよ!
「で、どれ?その武器。」
いいだろう。心して聞きたまえ。
「それはね………」
「「(ゴクリ)」」
「ひのきの棒。」
「……ぷっwwwwwwww」
「えぇぇぇぇぇっ⁈」
かの勇者も初期装備として手に取ったという、
伝説の木の枝…………。
「嫌?」
「嫌だよ!w」
「wwwwwww」
だめだ。
ゆうがツボって使い物にならなくなっているw
しばらくして、
やっとそれぞれの武器が見つかった。
ゆう、あき、かなの3人はロッド。
かほが弓。
さらが大剣。
これすっごい重いんだけど、
重力操作で変えれるみたい。
ちさきが片手剣とワイヤー。
ちなみにこのワイヤー、とてもよく切れて、
ある程度自在に操れる魔法具だったりする。
りとは槍と手裏剣。
なんか不思議な組み合わせだなw
私は短剣。
さよは投擲ナイフと短剣。
私とさよはスピード特化になりました。
そしてりっか。
あいつはひのきの棒………じゃなくて、
物理攻撃強いんだしって事で斧になりました。
しかし……このだっしめん、
ただのだっしめんでは無い………!
ひのきの棒も自腹で購入してあるのです…!
後でこれをりっかの斧とすり替えて
イタズラしてやる……w
こうして各自が自分の武器を手に入れて、
町を出ました。
え?出るの早くないかって?
ごもっともですね。
ただね?
ここさ、都市国家並みにでかいんだけどさ、
別に入りたい店もなかったし、
買うものも買ったし、
もう用が無いんすよ。
って訳で、今は次の村に続く道を歩いています。
……ん……?
あれ、今チャンスじゃね……?
今こそひのきの棒の出番じゃね……?
よし、今だ!武器交換!
私たちの冒険は、始まったばかりですw
「ねぇちょっと私の武器が
ひのきの棒なんだけどぉぉぉぉっ⁈」